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時空を越えるコンテンツ作りの人々

ネットで既に空間は超越していて、さらに予約投稿によって時間の超越が起きている。多くのクリエイターは予約投稿を行うことによって、投稿している時間と存在(書く・撮る・録る)している時間をズラしている。このこれを呟いている自分も、実は過去の自分、今朝7:00なのだ。

しかし、見る側にとってはそれは”今”である。過去から届く手紙のように。発信者は未来を先取りしている。そのことに僕ら視聴者は気づいていない。なぜインターネットにリアルタイム性を感じるのだろうか。これまでもテレビというメディアでそれが収録で過去であることを身を以て知っているはずなのに。あるいは手紙が全て過去からやってくることを皆知っているはずなのに。

もうひとつ言えば、スマホだとよりリアルタイム性が増す。これはアプリケーションの設計にも現れていて例えばこのXではブラウザでしか予約投稿ができない。これは即時性とアテンションがあればあるほどメディアが盛り上がり企業が儲かるから。実は時空を超越するためには発信者側にはスマホは要らない。

そんな自分も、ネット上で書くことやYouTubeなどの配信を含め、今ほぼ予約投稿をしていてポスト時には既にここに存在していない。リアルタイムで書くのは、noteメンバーシップくらい。稀にTwitter。酒や食事の話しとか。

特にコンテンツ発信をしている人は、自分を分身させたいくらいに時間が無い人が多い。いつも時間を欲している。予約投稿はその薬でありヒントになる。

ネットで空間を超越し、さらに投稿時間をズラすことで時間の超越が可能であることを書いてきた。そこに今、AIという新技術が加わりつつある。これまで難しかった“分身”が可能になることを意味している。チーム制作や代行業がその前夜として長かったわけだが、そろそろ夜が明けそうだ。僕がこの続きを書く時、それはもう僕ではないかもしれない。ではまた。

ブラックホールではない、白いお皿

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