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これからのカメラの話をしよう

先日、こんなツイートをしました。

ライカ社からM10-Rという新たなモデルが発売されたことを受けての話なのですが、キャノンのEOS5や、ソニーαと新製品が続々投下されている時期で、多くのメーカーに言えることだと思います。

コロナによって、フォトグラファーの仕事も変化していきます。もっと正確に言えば、変化のスピードが早まるといったところでしょうか。

制作現場でのプロダクションはよりコンパクトになり、スピード重視になり、低コストになって行きます。チームやプロフェッショナル集団の制作から、より個人へ。それらを後押ししているのは、紛れもなく新たなテクノロジーを搭載したカメラにあるといっても過言ではありません。そしてカメラ周りのアクセサリやソフトウェアも数年前は、個人で手が出せなかったものが、個人でひととおり揃えることができるようになっています。(低価格化、大量生産)

今回は写真の仕事を行う上で、適したカメラについて考えてみます。現状のメインマーケットで使われているものを中心に、ざっくばらんに話ます。経験に則したものですが個人的主観が強めなのでその点ご注意ください。

初心者でも経験者でも「何をどう撮りたいのか」これにより、機材の選択は変わってきます。逆に言えば、何をどう撮りたいかが明確であればある程に、使用する機材は自ずと決まってきます。多くのカメラが発売されていますが、修理対応が効く現行のものとなると限りがあるからです。

カメラ本体だけでなく、レンズの選択や、ソフトウェアの選択等、必要な要素は他にも沢山ありますが今回は複雑になるので考えないことにします。カメラの選択に使えるレンズシステム/ラインナップがある前提で話をします。

1、広告写真の場合

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