4時間ラフの生成と模写をし続けてみた結果
一日上達法をやってみた。一日上達法とは、さいとうなおき先生が発案し紹介している絵の上達法である。
この動画自体は何度も見たことがあったものの、今日はオーバークックをする以外にやることがなかったため、実行の日にピッタリだった。
本来は10数時間絵を描いていると、ゾーンに入り自分の思ったような線が引けるようになるといった上達法である。
しかし時刻は既に15時を過ぎており、頭を捻った。無理はせずとも絵を描きたい気持ちだったので20時までと決めて実行に至った。
4時間で31枚のラフと模写が出来上がった。本来提唱されている時間よりかなり短い4時間の実施であったが結果はとても良かった。
時間が無ければあえてやらない範囲まで手を伸ばすことが出来たからだ。
趣味であるためほぼ毎日絵は描くものの、サッと描いて仕上げ、Twitterにあげてしまうことが多い。
背景や構図にまで気を回したりやる気を保つことが難しく、現段階の実力からもう一段階の上達は、ハードルが高く感じていた。
4時間ラフを描き続けるだけでなく、模写も半分ほど行った。1度模写を行い、そこから着想を得てラフを描くと、普段は描かない絵が描けるように感じた。
また、時間があるため自分が普段模写しない絵柄のイラストも模写して学んでみた。自分が普段描かない絵柄からも学びが多くあった。
自分の絵に取り入れたことがない部分が分かっただけでなく、次に自分の絵に今回知った新しい要素を取り入れることができると成長の可能性を感じた。
時間が無い時には手をつけない所、普段絵を描いていて、なあなあにしてしまう部分の学びが特に深まったように思う。
まだ一日が終わった訳では無い。ご飯を食べたら作業を再開したい。
絵の上達が停滞しているように感じる人にとって、これはかなり効果的な練習のように思う。いつもならば興味がなかったり、避けたりする部分と真正面から向き合うと新しい発見がある。
カラーラフの作業まで入ることが出来なかったため、この後は色の勉強もしたい。また、近頃取れていなかったゆっくり絵を描く時間の有意義さを思い出すことが出来た。
一日上達法は面白い。少なからず、日々絵を書いていると発見も多いが、量を描くとその分気づきも多い。イラストに新しい風を吹かせたい人にまさにピッタリな練習方法だ。
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