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詩|瞳のあわい
2つの瞳が話しかける歌
2つの仁愛の間に生まれるもの
ぼくの命、僕たちの命が
目には見えない領域を形作る
瞳と言葉から滲み出るように
互いを浸して行き交うもの
(身体の内から放たれる、
目に映りそうな熱を通して)
麻痺するように眠った大人を目覚めさせ
子供たちの心の火を燃え上がらせて、
日々の笑顔の後ろに、守り手となるもの
見る力を、ものの中心にまで導き
問いかけの答えを、耳元に囁くもの
昔でもなく、未来でもない
新鮮な時のあわいにこそ
咲いている花がある
世界の美しいものに目を向けている
それは、なんでもない道端にも、
その日の空にも必ずあるもの
優しさのすべてを、その瞳に映せるように
眠っている子どもの、安らぎを忘れぬように
幼心に知っている答えを、守れるように
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