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数分間のエールを 送られたぼくは

『数分間のエールを』画面越しに送られた

今月、これは必ず見に行く、と決めていた映画に行ってきました

ものを作る人として、クリエイターとして、見た感想とか気持ちをちゃんと書き残しておきたい、と思ってnoteに筆を取ってみた。
ネタバレしない程度で、思ったことを連ねてみます、何卒。

もともとぼくは、Hurray!の作る映像がとても好きなのです。
元気をもらえる。チームの名の通り、応援されているような気持ちになる。頑張ろうって思える。
色使いかな、なんだろう。Hurray!にしかないものがそこにある気がする。

だけど、Hurray!っぽさもあるのだけど、
毎回その作品にとても寄り添って作られている雰囲気も伝わってきて、これが本当のプロの世界なんだと見るたびに実感します。

初めてHurray!に出会った作品。
すご!って思ったんだっけ。なんだか映像から元気がもらえた。曲の雰囲気は落ち着いていて、のんびりな感じで、MVにもそういう雰囲気があるのに、なんでだか元気がもらえたの、不思議だった感覚

そんな大好きなHurray!の色彩を、絵柄を、世界を、ルックを、映画館で見られる、というのがまず何より大きかった。

劇場で見るそれは、パソコンとかテレビで見るそれよりも何倍もキラキラしていた


少しだけ、内容に触れます


作ることを、自分自身諦めそうになったり、作るのがしんどくて辛くなったことがたくさんあって、だからこそ、『数分間のエールを』は、自分の心に刺さる内容だった。

作ったもので誰かを、って思う朝屋くんの気持ちも、だけどそう思えば思うほど苦しくなる織重先生の気持ちも、どちらもわかる

ぼく自身、誰かのおまもりになるようなものづくりがしたい、誰かに届いて、、、って思いながらクリエイターを細々だけどしています
だけど、自分には才能がないって思うし、だから努力するしかないけれど、それも中途半端になって、どうしたらいいかわからなくなる時もある。
そうやっているうちに、本当に自分の作ったもので誰かを掬えるのだろうか、誰かに届くのだろうか、と不安になって、全身全霊をかけたものが否定されたら苦しくて、作るのをやめてしまいたくなる時がある。

どちらの気持ちもわかるから、見ていて苦しくなったし、後半結構号泣してみてた。(映画見終わったら鼻水がずびずびでした、ほんま泣きすぎやで、って思った)

だけど、やっぱりHurray!だな、って思うもので、
最後には背中を押してくれる作品だった。
まだ、この世界で頑張っていたい、と思えた。
この人たちには敵わないだろうけれど、まだこの世界でぼくにしか作れないものがある、って思って、作りたい、って思えた。


萌美ちゃんの、朝屋くんに何気なく言ったセリフ、とっても好きだった

自分にはわからない何かを言語化して伝えてくれる人がいるのって、とても大事なことだと思う
(悩んだ時に、ぼくも、自分のネガティブなところをプラスに捉えてくれる人がいて少し元気が出たりした)


朝屋くんの、「なんか、なんか」もすごく好き

本人の中にしかなくて、だけど本人にとっても「なんか」で、それは作り続けないとわからない答え。すごくよくわかる。
なんか、が言語化されないとずっと、なんか違う、で解決されなくて、でも言語化が簡単にできるわけがないからボツにしては作って、、の繰り返し。創作ってそういうことなのだろうな、と改めて実感したシーン。


クリエイターをしていてよかった

この作品に出会えてよかった

感覚がわかってよかった


上映時間まるまる全部、背中を押されていました
数分間、なんかじゃなかった。ずっと、だった。

Hurray!の皆様、制作に関わった皆様、
ありがとうございます


まだ作る。この世界で、自分を残していたいから


ねう、
と、Suy、aoien、と 。

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