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昨日の昼過ぎに、
実姉の下の娘がのっそりと
不機嫌そうに家の中に入ってきた。

小学校の入学式での帰りで、
白色なのか紺色なのかで
散々悩んでしまった経緯がある
晴れ着の姿を
おばあちゃん(家にいる母)に
見せるつもりで寄ったようだが、
式とその後に相次いだ写真撮影とで
空腹感も募り疲れてしまったらしい。


ちょうど30年前に僕も、
小学校の入学式当日に
父親が運転する車で学校へ向かうはずだったのだが、
朝早くにその車が ”えんこ” してしまい
結局、母と僕と父(その腕には弟)で
遠くの学校まで走って向かうものの、
教室への到着が10分くらい
遅れてしまったのをよく覚えている。

その頃は中古の自家用車の調子が悪く、
母親が
「ちょっと、ちゃんと動くんでしょうね?」
と再三投げかけていたのに対し、
父親が
「いやいや、大丈夫っしょ」
と高を括っていた挙句の果てであった。

1年2組の教室へ遅れて入った時に、
30人くらいの視線がいっせいに
ジロリとこちらへ向けられ、
その瞬間
「うっ・・」と
たじろいでしまったが、
内心では
「ま、僕のせいじゃないし、仕方ないでしょ」
という具合に
結構開き直るところがあった。


僕が通っていた小学校は、
極めて平和であった。
やんちゃ過ぎる子も
ほとんどいなかったように思われる。

先生方に関しては、、
若い先生ほどわりと
まともだったように感じられる。


以前に働いていた学習塾でも
教員として採用された後輩が何人かいたが、
その中でも仲の良かったMという
4つくらい年下の講師は、
面倒見がよいこともあって
他の講師からの信頼が厚かった。

今でも
当時の後輩講師たちと連絡を取ると
「M先生は、お元気なんですかね?」
と尋ねられることがあるが、
僕自身はそのままに
音信不通の状態なのである。


当時、彼からはよく
「その場所を離れたら
基本的にそこにいた人達とは連絡を取らない」
という趣旨の話を聞いていて、
それを耳にした時には
「ちょっと淋しいけれど
なんとなくわかるな、、」
とも思ったのである。

彼の場合は、
どの場所へ行っても人気者であり
以前に知り合った人との仲を引きずっていると
脳内の人付き合いのデータ容量がいっぱいになり、
そのまま疲弊してしまうことが
あるのかもしれない。

だから、
その時にはその場所で大いに活躍し
辞めたらそこで一先ず終わりにする、
というのはありなのかもしれない。


僕はもともと知り合い自体が少ないので
「友人が多い人はそれはそれで大変だろうな、、」
と思うことがしばしばある。

知り合いが多くとも
そつなくこなすのは、
やはり能力なのかもしれない。

筋肉疲労→食事→睡眠という
サイクルを踏まえた上で
基礎体温を向上させたとしても、
僕自身の体力の余裕は
いまのところ生まれにくいようだから、
だったらそれなりに
抜かりなくやっていくしかないのだろうか。



そうなると結局、、、

入学式の切り口から
→健康の話

になってしまったようである。


そうだとすると、
僕はただ
「元気が一番!」
という在り来たりなことを、
言いたかっただけなのか。








以上

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