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TOKECOMの就職実績 2020年度版

2020年度データが揃いました。大学全体での「卒業生」就職率は83.9%。就職決定者数を卒業生数で割ったこの数字は昨年から3.5ポイント減少。就職を希望した学生数で割った「希望者」就職率は92.8%でした。こちらも前年から3.9ポイント減。コロナ禍の影響はやはり少し出たようです。コロナ禍でも業績を伸ばす業種・企業と業績が落ちる業種・企業がありますが、全体としては個人消費が落ち込み採用数が減り、このような結果となったようです。

ではTOKECOM(コミュニケーション学部)はというと、

・卒業生就職率:87.4%(前年より1.0ポイント増加)
・希望者就職率:93.5%(前年より5.0ポイント減少)

大差はありませんが、今年は両方とも4学部トップ。特に重要な希望者就職率は前年も4学部トップでした。

男女で見ると、それぞれの就職率は

・男性 85.8%、92.0%
・女性 89.2%、95.2%

今年も女性の方がいずれも高くなりました。

コミュニケーション学部の希望者就職率が高い理由はたくさん考えられ、またそれらが絡み合っているのが実態でしょう。つまり「これ!」と特定することはできません。それでも情報・通信業、新興のサービス業といった成長業種に多くの学生が就職することはその要因の1つとして考えられます。

具体的に書くと、クラウドサービス、AI関連企業、ネットマーケティング企業、リゾート開発企業、ネットを利用した各種マッチングサービスなどです。今年に限っては採用数が減り、非常には厳しい競争となったホテル、ホスピタリティなどの観光関連企業もサービス業です。

ジョブ型採用は徐々に増えるでしょうが、私のゼミからはネット広報専門職での就職も出ました。逆に新興フィンテック企業が多数生まれているせいで、大企業での人員削減が進む金融・保険業界へ就職する学生はTOKECOMでは少ない。

ここからは我田引水なので、少々割り引いて読んで欲しいのですが、成長業種・企業に一定数のTOKECOM学生が進む理由として考えられるのは、TOKECOMが「メディア化」つまりICT (Information Communication Technology) 化と「グローバル化」つまり移動と流動性 (Mobility)という相互作用する2つの変化を対象に4学部で最も現代的な教育をしていることです。

2022年度からは「メディア社会学科」と「国際コミュニケーション学科」の新しい2学科体制になります。スマートフォンなどの携行デバイスや新しいネットメディア/サービスの普及、そしてそこで提供される情報に由来する人と商品の世界規模での移動というこれからもしばらく続くトレンドを見越しての対応です。

東京経済大学としての新しい試みには、5年目の学生が入学したキャリアデザインプログラムもありますが、これもコミュニケーション学部の教員が主導的な立場で企画、運営しています。

つまりTOKECOM教員には精神的な若さと未来志向の企画力がある。学生の話にも耳を傾けてアイディアの種を探します。コミュニケーション学部だからね。

新しいものに対する興味、そしてそれへの実践を伴った対応力にも優れるから昨年のオンライン授業への対応もオンデマンドにしろライブ配信にしろ迅速でした(数日前からまた始まってしまった!)。少人数教育なのでゼミはハイブリッド型も含めてリアルタイムで1年間行われていましたし、回遊型ゼミなんてのは全国レベルでも「よく考えたね〜」というITサービスを活用した教育の成果です。

そういうTOKECOM教員の資質に講義や3年間のゼミを通じて触れた学生が、時代の変化を感じ取り、新しいものにチャレンジしていくのは当たり前と言えるでしょう。こじつけすぎ? 

説得力については読者の判断にお任せしますが、「新しいものも積極的に取り入れ、変化に対応して楽しく生きていきたい!」という学生はどうぞTOKECOMへお越し下さい。マジで合うと思うんだよね。就職率も良いわけだし。

(佐々木裕一 @sameokun)


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