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Wherever you are

何度も言葉を書き連ねては、Back spaceを連打する。

そんな日が続いている。

書きたいことを、どんな言葉で切り取るかが浮かばない。

まあ別にいいんだ、何か降ってくるだろ。

そんな風に気軽に書けちゃうのがこのnoteのいいところなんじゃないか。

わかってる。

でも僕は言葉が好きでも、言葉にするのが苦手なんだ。

特に、面と向かって誰かに言葉を伝えるのは。

だからな、こうやって書くんだ。

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親友から結婚するとの連絡が届いたのは、もうずいぶんと前になる。

しかも国際結婚。そんなこと、あるんかね。

心からおめでとう。

その気持ちには全く嘘がない。

でも少し、寂しい気持ちがしてしまう僕もいる。

いや、今生の別れじゃないんだし、とは思うんだがそれでも何かちょっと寂しいんだ。

いや、元カノじゃあるまいし。と自分でも思うよ。

ましてや、男同士何言ってんねんって思うかもな。

でもそれだけ君と過ごした日々は、本当に宝物なんだ。

今日だけは、寂しさを感じるのを許してくれよな。

僕たちが出会ったのは学生時代。

もうどうやって仲良くなったかすら思いだせないけど、仲いい人なんてたいていそんなもんだろう。

仲が深まっていったのは、多分大学3年~4年にかけて。

上京して1人暮らしをしていた親友の家に入り浸らせてもらっていたから、
ほぼ毎週いつも一緒にいた。

居酒屋でバカみたいな話をして、カラオケで熱唱して。

銭湯でまじめな話をして、
家で朝までゲームして、つらいときは話を聞いてもらって。

そんな思い出がたくさんある。

思えば、僕のことを一度たりとも否定しなかったな。

「まあいんじゃない?」と「何とかなるっしょ」が口癖の君は、
いつもあっけらかんとしていた。

君と話すと「まあいっか」って思えてしまうのは、君の才能の1つだと思ってる。

そして僕も君を一度も否定しなかったな。

「まあ、銭湯いこうぜ」

たびたびこうやって君と話をしてきたと思う。

卒業してからは仕事の都合で離ればなれになってしまったけど、

学生時代の恩返しの意味も込めて、
親友が関東に寄る時の宿としていつでも家にきていいことにしていた。

転職活動やワーホリの合間に家に泊まりにきたが、やっぱり、会って話すことができるのは嬉しかった。

学生時代にたくさんお世話になったから気を遣うなといっているのに、
泊まりに来るときは毎回律儀にお菓子を差し入れてくれるところは、人情に厚い君らしさが出ていてついつい笑える。

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親友ともなると、普段はあまり連絡を取らないものだ。

年に1回や2回、ふとした瞬間に連絡を取ってもあたかも昨日も話していたような安心感がある。

その安心感を僕にまで与えてくれる君だからこそ、

時差のハードルを越えて、国境のハードルを越えて家族ができたんだろう。

まるで自分事のようにうれしいよ。

これまでの君の苦労も、葛藤も、ほんの一部かもしれないけど知ってるからさ。


こう見えても、感謝しているんだ。

どれだけ君に救われてきたか、どれだけ君といると楽しいか、

どれだけ君から学んだか。


本当に出会えてよかった、と思っているよ。


本当はもっとたくさん書きたいことあるけどさ、
それは会ったときに話そう。

そっちの話もさ、これからもたくさん聞かせてよ。



これを見るはずのない、親友の君へ。

本当におめでとう。

そしてこれからもよろしく。



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