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P16. 昔書いた芝居のはなし

こんばんは!毎日更新16日目になりました。
今日は雨風が強くて、外へおでかけの方には辛い1日でしたね。
でもたまに雨が降ってくれると花粉が落ち着く感じがするので、個人的にはありがたかったりもします。笑

そういえば雨をテーマにした作品って書いたことないなーと思ったのですが、よくよく思い出したらありました!

カフェ公演で書いた短編お芝居で「雨にフラレタラ」っていうのを書いてたみたいです(自分でも忘れてる)
内容を詰めて書き直したら面白そうな設定なので、備忘録も兼ねて本日はこの作品をふんわりとご紹介します。

雨にフラレタラ

主人公の天野強(あまのつよし)は幼少期に山に捨てられていたところを妖怪天邪鬼(あまのじゃく)に拾われて育てられる
※既に設定とか世界観が凄いことになってますがご了承ください。笑

その後人間社会に戻り立派な大人に成長していったが、天邪鬼の教えが心の奥底にこびりついてしまった彼は緊張が極限まで高まると本心とは真逆の発言をしてしまうという一種の心の障害をもってしまう。

ヒロイン、山内雨(やまないあめ)は強の恋人
唯一の肉親である兄の雪雄(ゆきお)に認めてもらうべく、強を紹介する。
しかし緊張した強は天邪鬼の症状が発生し、雪雄に対して雨のことを
「絶対守りません!!一生、幸せにしません!!!!」
と真逆の発言をしてしまって大騒ぎ。家を飛び出していってしまいます。

その日からずっと雨が降り続きました
「また雨かぁ」と山内雨は思います。

実は、彼女にも妖怪がついていたのです
彼女のことを好きになってしまった妖怪「雨ふらし」の力のせいで、彼女が悩んだり傷ついたりすると、決まって大雨が降るのでした。

雨ふらし曰く、強にも妖怪の影がついているように見えるとのこと
彼が本心を言えないのはその呪縛に囚われているせいかもしれないとわかります。
なんとか連絡をとり、ようやく再会する2人。

強は「別れよう」と切り出します。
自分よりも素敵な男は沢山いる、自分はいつか雨にフラレるのが怖いからと

雨は妖怪雨ふらしに頼みます。
自分達以外の、世界中全てを飲み込むくらいの大雨を降らせてほしい
そうすれば、強よりも素敵な男なんていなくなる。
強を雨がフルことはないと。

雨ふらしは戸惑いながらも腹をくくり、大雨を降らせます。

殴りつけるような豪雨の中、強は必死に叫びます。
「このままじゃ雨も危険だ」「君は俺が守る」

極限状態にありながらも本心を言うことができた強と、
全てを捨てても彼と一緒にいることを選んだ雨を見て
雨ふらしは消え、雨が止みました。

空には虹がかかり、2人は1つの傘をさして一緒に帰ります。
雨は降ったけど、雨にフラレなかったね、めでたしってお話です!
(最後雑)


いやー、今見ると相当ぶっ飛んでるのですがこのノリは嫌いじゃないです。
たしか10年くらい前にやった作品かな?
ちなみに僕は妖怪雨ふらしの役を演じました。大雨のシーンでは天邪鬼役の人が水鉄砲で強をびしゃびしゃに濡らしてたっけなぁ。楽しかったな。笑

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