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書く習慣 Day13 | 好きな休日の過ごし方

休日。

それは、日ごろ課せられている義務や肩書きからの解放。

むかしは、休日のために働いている自分に抗おうとがむしゃらに仕事に打ち込んだこともあったけど、いまとなっては、明日休みだから今日はなんでもがんばれると思うようになった。休日最高!休日最高!

さて、私の好きな休日のイメージは「余白がある一日」である。

合間にいくつかの予定をこなしつつ、基本自分のペースで好きなことをする。唐突に予定が入っても対応できるくらいの余裕がある。そんな一日。

じゃあ、私の好きな休日に必要な要素って具体的になんだろう?いくつか思い浮かぶものを挙げてみよう。

天気:晴れときどき曇り 気温:22℃

まず、基本的に「晴れ」が望ましい。なぜなら外出しやすいから

家にいるのも好きだけどずっと家に籠っているのもしんどい。少しは外に出たい。

ただ車も自転車も持っていないので、ふだんの移動は徒歩、もしくは公共交通機関を使っている。そうなると、天候の良し悪しはかなり重要になってくる。

雨が降っていると、湿気で髪はうねるし、履く靴も選ばなければいけないし、何より濡れる。濡れるのが本当に苦手なのでなるべく避けたい。

雪が降っていると、寒さ対策の手袋やマフラーが必要になるし、履く靴も選ばなければいけないし、何より濡れる。それだけは避けたい。

この雨や雪が進化して、大雨とか暴風雪になると事態はさらに悪化する。そうなるともう外出どころではなくなるので、家にいるしかない。

そして、晴れは晴れでもギラギラの直射日光は苦手なので、快晴よりは「ときどき曇り」くらいが望ましい。さらに、軽い羽織で調整できる服装で歩けるとベスト。

ということで、天気は晴れときどき曇り、気温は22℃の日が休日だと「今日はいい日になりそうだ」とわくわくする。


ちょっとした“用事”がある

世の中、休むことに罪悪感を感じる人がいる。私もそのタイプである。

だから、休日といえど「何もしない」のが落ち着かない。休みなんだから何もしなくていいのよ、と頭ではわかっているが、それだと心がソワソワしてしまう。

そんなとき、ちょっとした“用事” があると安心する。

これは本当にささいなものでよくて、たとえば、ポストに手紙を投函するとか、ドラッグストアで化粧水と柔軟剤を買うとか、先輩の誕生日プレゼントを探すとか、そういうの。

今すぐやらなきゃいけないものでもないし、なんなら仕事に行く前後で済ませられるようなものだけど、あえて休日にもってくることで少しでも罪悪感を減らしたいんだと思う。

ひとつでいい。この “用事” を済ませて初めて「よし!」と、好きに休める許可が出せるのだ。面倒なやつだと思われるかもしれないが、ある意味、好きな休日の過ごし方には欠かせない要素の一つだ。

本とコーヒー

休みの日は、ちょっとした“用事”を済ませたあと、そのままカフェや喫茶店に入ることが多い。それは、コーヒー片手に本を読むためだ。

コーヒーが飲めなかった高校生のころから、カフェや喫茶店で本を読むのが好きだった。おそらく、コーヒーの香りに癒されていたんだと思う(コーヒーアロマという言葉もあるくらいだし)。そして、活字や物語に触れることで心がフラットになる感覚。日常を乗り切るには欠かせない時間だった。

以前、イギリスのサセックス大学のとある研究結果を見て驚いたのだが、「6分間の読書でストレスが68%解消される」という。

理由は、本の世界に没頭し現実逃避することで、悩みや不安から離れられるから。そして、脳疲労の敵「マルチタスク」の真逆である「シングルタスク」だから。

また、同じ研究のなかで「一杯のコーヒーを飲むことでストレスが55%解消される」という結果も出ている。むかしから好きだった感覚には科学的な理由があった、と知れてなんとなくうれしかった。うまく言えないけど。

最近は、読書がはかどるお店や席に法則があるのか実験中だ。本とコーヒーがあれば何もいらない、とつくづく思う。

お家カレーで一日を〆る

店主こだわりのスパイスカレーや、顔より大きいナンと一緒に食べるバターチキンカレーも大好きだが、私がいちばん好きなのは市販のカレールーを使ったお家カレー。一日の最後にこれを食べられたら、それはそれは最高の休日だったということになる。

お家カレーの魅力は、慣れ親しんだ味はもちろん、作っている時間そのものにある。

流れはこうだ。15時を過ぎたころ、キッチンの窓を少し開け、片耳だけイヤホンを付けてラジオ(だいたいオールナイトニッポン)かYouTubeで怪談を流す。ハイボールかジン(ソーダ割)を用意して2口ほど飲む。これで私の準備は整う。

ここからカレーを作り始める。材料の種類や切る大きさ、煮込む時間などは日によって違う。毎回変わらないのは、使うルーはジャワカレー(中辛)とゴールデンカレー(中辛)を半分ずつという点と、できるだけゆっくり作ること。

スマホの通知はオフ。時計は見ない。途中で手を止めてもいい。お酒作ってもいい。効率とかどうでもいい。とにかく急がない。

そんな感じで作っていると、完成したころには18時をまわっている。ちょうど夕飯時だ。
まずはカレー皿いっぱいでもりもり食べる。ルーは多めだ。その後、最初の半量ほどをおかわりする。それから一時間後、ご飯なしでお茶碗一杯分ほどいただく。こうして私の好きな休日の夜は更けていく。

「今日はいい休日だった」と思えた日のことを思い返してみると、この4つが共通している気がする。

次の休日は水曜日。これ全部つめこんじゃおうかな。天気予報は「曇りのち晴れ、14℃」だけどね。


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