好きな四字熟語と、その理由。
平日ながら、二日酔いで若干眠い朝。
こんな時は好きなものの話をするに限る。
ということで今回は、好きな四字熟語を理由とともに書いてみます。
よかったらお付き合いくださいませ。
花鳥風月
この言葉の何が好きかって、花と鳥と月っていう実際に目に見えるものと並んで「風」が入っているところ。
花びらや葉を舞わせ、水面を揺らす。吹く風が見せる景色は一瞬かつ一期一会だけど、その一瞬をもたらす風をも含めて昔の人たちが「自然の美しい景色」と呼んだと想像すると気持ちがしみじみします。
美しいものに触れた時ならではの感銘、その一端に触れられる言葉です。
不即不離
以前はこの言葉を「愛し方の最上級」として受け止めていました。
ゼロ距離で触れ合ったとしても、心はどうしたって身体に隔てられるから。
でも今は、もう少しフラットに認識しています。自分の機嫌を自分でとることだったり、ちゃんと独り立ちしているからこそ寄り添い合えるのかな、などと考えるための助けとして。
推しの推し方に対しても、当てはめたい言葉です。
清濁併呑
これも「不即不離」と同じで、理想として大事にしたい考え方。
人間が内面に抱える性格や性質って、多面体だと思うようにしています。職場の自分と自宅の自分は全く別人、とか我が身振り返っても実感しますし。
(匿名で意見を述べられるSNSは、その中でも負の部分を強調しがちなので気をつけたいものです)
ある一面だけを見て、断罪や非難の対象とするのは浅薄なことだと自戒を込めて。
不易流行
この言葉を知ったのは、ある新書に挟まっていた栞がきっかけでした。
極端に偏らず、バランスを取るでもなく。
「両方とも大事にする」というスタンスでいたいものです。オリジナリティってそこから生まれてくると思うんだ。
おわりに:並べてみて分かること
二日酔いの眠気に満ちた頭で書き始めた割には、意外にも「好き」を考える過程が自分の理想を見つめ直す時間にもなってくれて、楽しいひとときを過ごせました。
矛盾めいた対象的な要素を併せ持つ言葉に惹かれる傾向が、自分にとっての平常運転だと再認識したりして。
(花鳥風月も「目に見えるものも、そうでないものも分け隔てなく愛でる」という解釈をすれば対照的と言えるかなあと)
お読みいただき、ありがとうございました。
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