見出し画像

【知財アナリスト】見せ方一つで価値が変わると感じた例

 メルカリで、特許法に関する本を探していたときのことです。

 本の出品で、このような紹介をされている方を、よく見かけます。「書き込みありです。抵抗感のある方は、ご遠慮下さい」

 ちょっともったいないな、と思いました。

物は同じでも、価値は変わる

 皆様は、以下の2つの、どちらを買いたいと思われるでしょうか。

①「出品者は弁理士です。この本は弁理士取得の勉強に使っていました。書き込みありです。抵抗感のある方は、ご遠慮下さい」

②「出品者は弁理士です。この本は弁理士取得の勉強に使っていました。法改正されている点や、ポイントと思う点について書き込みをしてあります。受験の教材として、いかがでしょうか」

 物は同じです。

 ①の場合、書き込み具合の問い合わせや、それによっては値引き交渉の的になっているように思います。

 ②だと、書き込みがむしろ付加価値となり、高く売れるか、少なくとも値崩れはしないのではないでしょうか。

どちらを買いますか?の他の例

 こんな例を思い出しました。同じハンカチがあります。どちらを買いたくなるでしょうか。

①ハンカチ 200円
②アイルランド麻の高級ハンカチーフ 特価200円

 ずいぶん印象は変わりますね。

■IPランドスケープにも通じる

 IPランドスケープも、伝えたいことをつたえるという面では、売り込みに似てるなあと思います。

 グラフの見栄えを良くしましょうという話ではないですし、嘘や誇張でもないです(笑)

 内容は同じでも、より関心に響く伝え方を心がけると、良さそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?