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InBody Dialのレビュー

還暦に手が届く歳になって筋トレにハマった、アラ還トレーニーの自分は、チョット高級な体組成計を買った、と過去のnoteに書いた。InBody Dialという製品で、1週間ほど使用してみたので、今日のnoteにはそのレビューを書いてみたい。

大きさを比較してみた
厚みを比較してみた

それまで使用していたOMRONのカラダスキャンも併用しているので、比較しながらのレビューだ。まず、ボディサイズは、OMRONのHBF-228Tと比べると、大きく・重く・厚い。持ち歩くわけでは無いので問題は無いが、収納場所への移動は、前腕筋群と上腕二頭筋への良き刺激となる。上半身の体組成を計測するためのバーがあるのも、製品の特長だ。そして、製品名に由来するダイアルが上部液晶パネルの下に鎮座する。このダイヤルは、初期設定で使った後は、回すチャンスはほぼ無い。使用後に電源をOFFするのにプッシュするだけだ。
InBody Dialを使用するには、スマートフォンの専用アプリから本体を起動する必要があり、計測準備が整ったことを音で知らせてくれる。その際に1つ、注意が必要だ。本体に載る前に、液晶表示が0.0kgになっていることを確認する必要があるのだ。電源が入ってすぐのタイミングでは、2.0~2.5kgの表示が出ていることがあり、そのタイミングで本体に乗ってしまうと正しく計測できないのだ。
かたや、カラダスキャンは本体に乗ると自動でスイッチが入り、計測は即座に終わる。スマートフォンのアプリとブルートゥースで接続するにはボタンを2つ押すのだが、これも簡単に接続可能だ。どちらが優れている、というコトは無く、どちらにも個別のおまじないが必要、というだけの話だ。

体重計としての性能は、まぁ、問題無いだろう。ただし、カラダスキャンと併用してみるとわかるのだが、InBody Dialはカラダスキャンよりも500~600g重い数値を表示する。InBody Dialは、可能な限り衣服などを身に着けない状態で計測するように、ユーザーガイドに書かれている。アラ還トレーニーの自分は、冬でも全裸で計測しているので、指示通りだ。もしかすると、カラダスキャンは下着を着用して計測することを想定して、その分を差し引きしているのかもしれない。いつ測っても、カラダスキャンとInBody Dialの計測結果には500~600gの誤差が生じるのだ。

カラダスキャンによる4月25日の計測値
InBody Dialによる同じ日・同じ時間の計測値、+600gの体重差がある

そして、体脂肪率。これは明らかな差がある。InBody Dialでは、初期設定で入力した身長と、計測した体重と、身体を流れる微弱電流のみで体組成を計算する。カラダスキャンは、年齢・性別などの要素によるバイアスが加味される。その差が大きいことが、2台を併用することで明らかになった。腹筋のパックがが透けて見えるほど除脂肪が進んだにもかかわらず、カラダスキャンでは体脂肪率が20.1%と表示されるのに対し、InBody Dialでは9.6%なのだ。還暦近くの男性の平均的な値をバイアスすると、除脂肪しても体脂肪率が小さく表示されないのだ。過去1年で体重は2kgほどしか減っていないが、明らかに筋量が増え、除脂肪が進んでいるのに、体脂肪率はほとんど変化していないと、カラダスキャンは表示するのだ。

筋トレ・ボディメイクをしている人は、家庭用体重計の体脂肪率を信じない人が多い、とよく聞く。それは、年齢・性別などの一般的な傾向がバイアスとして掛けられ、正確な値が表示されない、という理由によるものだ。そんな疑念に応えてくれるのがInBody Dialだと思う。金額は少々お高かったが、筋トレ・ボディメイクの友として、買ってよかった、と感じるアラ還トレーニーなのだ。

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