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命を懸けたレップを知っているか!

還暦に手が届く歳になって筋トレにハマった自分が、GYMで3回に1回は経験する、命の危機を感じるレップについて、書いてみたい。

実際には、セイフティ・バーが救ってくれる、それは間違いがない。それでもなお、ウェイトを支えられずに命を絶つかもしれない、というレップをこそ、経験すべきなのだ。

筋肉は、重量に慣れてしまうと、筋肥大に必要な刺激が入らない。こんなにヤバい重量が次に来たら耐えられない、という負荷を与えることで、筋肉は肥大し、成長する。

ベンチプレスだったり、ダンベル・スクワットだったり、眼球が熱くなるような、全身から汗が噴き出すような、終了後に過呼吸になるような、そんな刺激が筋肥大を招くのだ。筋トレとは、筋トレでしか得られない極限状態を、心も身体も望んでいることを自覚する時間でもある。

だらしなくたるんだ身体で持ち上げる重量は、大したモノではない。GYMを徘徊するヤング・ライオンと比べるまでも無い。それでもなお、無様な姿をさらしつつ、惨めな筋トレを続ける自分を、愛おしくも思えるのだ。

なお、シャワーを浴びた後に飲む、キンキンに冷えた水で溶いたプロテインで、グルタミン・カプセルを飲み下すのは、ささやかな楽しみなのだ。

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