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疲れていた

還暦に手が届く歳になって筋トレにハマった、アラ還トレーニーの自分は、疲れていた。いや、疲れ切っていたようだ。
3月18日、土曜日の朝。いつも通り、Google Pixel Watchのバイブで5時半に起床、いつものルーチンをこなして、早朝のGYMに向かった。ランニングシーズンに入ってから、脚トレを封印して、ロードワークをこなしていたが、シーズン最終レースが3月12日に終わり、今日から『脚トレ』が解禁されたのだ。

まずは、レッグエクステンションから始める。負荷は、封印前の15%オフに設定し、ウオームアップを始める。膝が温まったところで、封印前の負荷にセットして、10レップを3セット。いきなり、体中が熱くなり、汗が噴き出してくる。

次に、パワーラックに移動し、バーベルスクワット。20kgのプレートを左右にセットして、ウオームアップで10レップ、コレは難なく終了。左右に10kgのプレートを追加し、10レップ。コレは結構効いた。封印前の重量よりも、かなり少な目なのに、効き過ぎた。それでもなお、左右に更に5kgのプレートを追加し、10レップを3セット。バーを担いだその瞬間から、脚トレを再開したことを後悔するかのような重みが、襲い掛かってきた。正面の鏡で身体のアライメントを確認し、ゆっくり膝を折り曲げ、尻を後ろに引いて行く。左ひざに爆弾を抱えているので、フルのスクワットはできない。膝と尻のラインが水平になるまで膝を折り、ソコから爆発的に立ち上がる。実際には、単に立ち上がるだけなのだが、イメージは飛び跳ねるような勢いで、立ち上がるように筋肉に指令を出すのだ。目の奥が熱くなり、体中から汗が吹き出し、喉の奥からうなり声が上がる。90kgでの2セット目からは、バーの下に身体を潜り込ませるまでに、滅茶苦茶、根性を入れなければならなかったほどだ。封印前よりも負荷が少ないハズなのに、プッシュ系の筋力が落ちていたのを自覚した瞬間だ。1分半のインターバルがこれほど短く感じられたことも、久しぶりのことだった。

バーベルスクワットを何とかこなし、フリーウェイトエリアに移動。ベンチの向きを90度変えて、ブルガリアンスクワット。左右に10kgのダンベルを持ち、後ろ足をベンチに掛け、沈み込んだ時に後ろ足の膝が床スレスレ、前足の膝がつま先より前に行かない程度の広いスタンスをとる。まずは、左足をベンチに掛けて10レップ、終了したら間髪入れずに右足をベンチに掛けて10レップ。ハム・尻・大腿四頭筋にガッツリ刺激が入る。左右10レップのセットが終わるたびに、ベンチにたどたどしくもたれかかる、アラ還トレーニーがソコに居る。

ブルガリアンスクワットを3セット、何とか終了したら、レッグカールに行く前に、インターバルとしてディップスを挟む。肩を廻して関節を温めたら、10kgのプレートをベルトにぶら下げ、10レップを3セット。

レッグカールは、封印前の負荷よりも10ポンド軽い負荷から10レップでスタート。1分半のインターバルの後、5ポンド追加して10レップ。更に1分半のインターバルを経て5ポンドを追加、封印前の負荷に戻して10レップ、これを2セット。どうやら、エクステンションとカールは、封印前との筋力差は少なそうだ。一方で、プッシュ系は筋力が落ちていることを自覚した。

最後に、アブドミナルクランチで締める。これは普段からやっているトレーニングなので、何も気負うことはない。グリップには手をそっと添えるだけ、肘が90度になるようにポジションを決める。ドローインをしながら、丁寧に深く、ヘソを中心に身体を丸めていく。アラ還トレーニーの自分は、足首をパッドでロックせず、尻をシートの奥に固定して、膝を肩に寄せるようにして、屈曲を強く意識するようにしている。15回を3セット、インターバルは50秒だ。3セットが終わると、腹直筋が軽くツル。このくらいの負荷が気持ち良い。グルタミンを補給し、シャワーブースで汗を洗い流し、ソイプロテインを2食分摂って、帰宅した。

久しぶりの『脚トレ』だったからか、昼食の後の読書タイムに睡魔が襲ってきた。こんな時は素直に昼寝が一番だ。Google Homeで『1時間後のタイマー』をセットし、ソファーに横たわる。1時間後にGoogle Homeがアラームを鳴らしてくれて、一旦は目覚めたモノの、寝ざめたのはソコから50分後だった。ぐっすり寝込んでしまったが、頭も体もスッキリできた。何か食べよう、出来れば甘いモノを。

というコトで、クルマを走らせシャトレーゼで塩大福を買ってきたのだ。食物繊維がしっかりとれるし、脂質はほぼ無いので、安心して食べられる和菓子は最高だ、と唸るアラ還トレーニーなのだ。

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