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2分の1の魔法

普通に映画館に行ける日常良いですね。
前後左右に他人がいない1つ置きの座席も心地良いです。

ピクサーの作品は基本的に映画館で観ております。
この作品も、安心して観てられました。

脚本のクオリティが高いのが良いですね、定番の中の定番を重ねていってこのクオリティって凄いです。
この捻り無しの、変化を自ら禁じ手としての、横綱相撲でこの脚本って、本当に力が無いと書けないです。
実際の横綱だって反則ギリギリのエルボーで勝ったりするこのご時勢に、この横綱相撲は気持ちよいです。
なんで相撲に例えてるんだかよく分からんですけど。

以下、ちょいとネタバレがあります。未見の方は気をつけて下さい。

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親子の話かと思ったら、兄弟の話だというのが意表をついて良かったです。
自分も男兄弟で、出来損ないの兄のほうなので、感情移入しちゃいました。
あのボロい愛車がペガサスになって崖を崩すところ泣けちゃいました。
ああいうダサいバン、ほしくなっちゃいました。

自分も脚本を書く身なので、どうしても先を読みながら観てしまうクセがあるのですが、お父さんの最後のあの扱いは読めませんでした。
弟と逢わせてあげないのは意外でしたが、兄が父の代わりだったという〆は素敵でございました。
あと母が強いのも良いですな。
いつものことながら複線回収は見事です。カーエアコンの強風は、さすがにただの小ネタだと思ってました、後から効いてくるとはさすがです。
タイトルも単にお父さんの下半身ってだけじゃなくて、いろんな意味にかかってて唸りました。
勉強になります。

どうでもいいけど、ペガサスとユニコーンが混ざってるのはちょっと気になりました。どっちやねん!と。


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