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北斎が思わずパクっちゃった「波の伊八」ご存知ですか?

ひょんなことから知った、江戸時代の彫工・初代波の伊八こと武志伊八郎信由さん、今まで知らないですいませんでした。

この人の作品を広める「伊八会」というのがありまして、そこの会長の娘さんから教えていただきました。
千葉県いすみ市のお寺の結界欄間の彫刻が凄いんです。

ゴッホ、ピカソなどに影響を与えた北斎の神奈川沖浪裏の「原点」という書きかたしてますけど、これはもう「あの北斎が思わずパクった!」でいいのではないでしょうか。

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これです。
インスパイアなんて次元じゃないです。

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こんな凄い天才がいたことを今まで知らなくて、本当にすいませんでした、としか言いようがありません。

「神奈川沖浪裏」の凄いところとして通説になっているのは、はじめて時間を止めて描写したというところです。
実際にあのようには見えない波の一瞬を切り取って絵にしたと
違いました。世界ではじめて波の一瞬を切り取ったのは伊八さんでございました。

もちろん北斎は素晴らしいです。間違いなく。
しかし波の伊八さん、もう少しメジャーになっても良いのではないかと思いました。

何枚も刷れて世界中簡単に持って行ける版画と、房総のお寺に行って直接しか見れない、しかも撮影禁止、更に今はコロナで入場禁止の結界欄間では、知名度に差が出るのは当たり前ですけどね。


この看板圧倒されて衝撃だったのは

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ここです。
イラスト・車だん吉

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波の伊八、いろいろ調べ中なのですが、とりあえず簡単に書いてみました。この彫刻と彫工がもうすこしメジャーになりますように。

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