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どこかへ 2013年7月のシカゴ、フィラデルフィア、NYC、パリ

2013年の7月にシカゴ、フィラデルフィア、NYCとパリに行ってきました。
この時はSONY RX-1を連れて行きました。

いわゆる世界一周の航空券を使って行ったのですが、この時に限って東周りでした。人によるのかもしれませんが、僕は西周りの方が体が楽です。時差ボケを緩和しやすいように思います。でも、シカゴでの展示会の日程とその他の場所での打ち合わせの日程が調整できず、やむを得ず東周りになりました。

冒頭の写真はニュージャージー発のフェリーから撮ったものです。対岸のNYCが見えます。この時に初めてハドソン川のフェリーに乗りました。

まずはシカゴから。シカゴでは食品技術系の展示会に参加しました。世界中の食品技術者が集まります。会場はマコーミック・プレイスと言うコンベンションセンター、湖畔の公園に面したとても大きな会場です。
ホテルはBlackstone、シカゴの事務所のメンバーが準備してくれました。格調高いホテルです。部屋の窓からは西の方が見渡せました。高架の電車が走っているのが見えます。
ホテルの道路を挟んだ東側は公園になっていて、その公園を抜けるとミシガン湖畔にまで出ることができます。公園を歩いてみると、当時はまだセグウェイが見られました。僕も一度乗ったことがあり、その時はちょっと感動したんですが、欲しいとまでは思いませんでした。高価だったし。もう今はないんでしょうね。

この展示会で開催される恒例の朝のマラソン大会、以前にアナハイムで参加したことがありましたが、今年はやめておきました。朝に散歩していると、ゼッケンをつけて走っている人たちを見かけました。朝の湖畔を走るのは気持ちよさそうです。

ホテルの窓から、CTAオレンジラインが見えている
Blackstone Hotel
ホテルの前はグラント公園
グラント公園の先はミシガン湖畔

シカゴに来たならステーキを食べなきゃ、ということでFirehouseという昔の消防署跡に作られたレストランに行きました。ホテルから公園に沿って南へ徒歩で15分くらいの場所です。
NYストリップを食べたと思いますが、現時点では$64、高くなってますね。

朝食にはホテルから歩いて行ける範囲で、South roopのYolkというレストランに行きました。ベーグルのサンドイッチが美味しかったと記憶しています。

Firehouse Restaurant
朝食はホテルから500mほど南にあるYolkへ

シカゴの事務所長が連れて行ってくれたのは、JamesホテルにあったPrime House David Burke’s Steakhouse、熟成したUSDAビーフのステーキです。地下にあるヒマラヤの岩塩で覆われた部屋で熟成された肉を使います。ここはスペシャルだと思います。シカゴじゃ一番(だった)でしょう。2017年の末に閉店したので、今はもうないんですが。

Prime House David Burke’s Steakhouse、2017に閉店

シカゴには美術館がいくつかあります。
シカゴ美術館は大変な規模で正面から入って、鉄道を跨ぐ渡り廊下を進むとさらに大きな展示室が待ち構えてます。覚悟を決めないととても全部は周れません。体力が必要です。
それに比べると、現代美術館(MCA)は比較的規模が小さいので助かります。こちらは以前にも訪問したことがあります。落ち着いて見られるので僕はこっちが好きなんですが、シカゴ美術館の規模にも圧倒されます。

シカゴ美術館、右が本館、橋を渡って左は大きな新館
MCAの階段、地下に池があって

シカゴからフィラデルフィアに移動です。ホテルはInn at PENN、朝には軽く走りました。WalnutsからSouthの通りをスクールキル川のあたりまで往復しました。
シカゴで電車をよく見ていたせいか、フィラデルフィアでも電車が気になります。
フィラデルフィアでの打ち合わせを済ませて、AmtrakでNYCに移動しました。

South st. PENNパークのあたりから川向こうのフィラデルフィア中心部を望む
South street、線路の右奥はフランクリンフィールド(スタジアム)
NY PENN stationへ向かうAmtrak車窓から

NYCのホテルはHampton Inn 35st.、当時はそんなに高額なホテルじゃなかったんですが、今はだいぶ高くなっているようです。場所はとてもよくて、地下鉄へのアクセスもよく、徒歩でもいろんなところに行けますから便利なところです。
部屋の窓からはMTAの大きなバスの屋根が見えました。屋根の番号から調べてみるとMTA所有のバスで、Motor Coach Industries社製の D4500CLというタイプ、2005年から2008年初頭まで製造されたらしいです。
右手奥にはヘラルド・スクエアも見えました。Google mapで見たところ、不思議な絵が描かれている壁には今も別の絵が描かれているようです。なんなんでしょう?

Hampton Inn 35th、部屋の窓から
Hampton Inn 35th、右奥にヘラルド・スクエア

ニュージャージーFort Leeにあった事務所からの帰り、フェリーを使ってみることにしました。バスじゃ遅いし、タクシーは高いし、という選択でした。Edge waterのフェリー乗り場まで同僚に送ってもらい(車で10分くらい)、そこからフェリーに乗りました。ハドソン川を渡る風もなかなか気持ちの良いものです。10分くらいで対岸39 st.のターミナルにつきました。

ニュージャージーのフェリー乗り場、Edgewater
W39 フェリーターミナル到着間近

NYCを発つ朝に僕が好きなBryant parkを散歩しました。朝は特に気持ちが良いです。植え込みの中にとても大きなユリの花を見つけました。見つけたというより、どうしても目が行ってしまうほどの大きさです。深紅の雄蕊の主張が強いです。

NY PENN stationからAmtrakでニューアークに移動しました。そこからパリCDGへ夜のフライトです。

Bryant park
Bryant parkの大輪のユリ
NY PENNからAmtrakでニューアークへ
ニューアークからCDGへ

金曜の夕方にニューアークを発って、土曜日の朝8時頃にCDGに到着、ロワシーバスと地下鉄でホテル近くのPereireまで、駅前のカフェで遅めの朝食です。

カフェオレとパンで朝食、Cafés Richard
なぜかパリらしいと思って撮った一枚
今はRoyal Pereireという店になっているようだ

週末をパリで過ごすことになったので、美術館を巡りました。
ポンピドーセンターはこれが初めてだったと思います。
壁面に張り付いているエスカレーターで展示室に入ります。
Joseph Beuysの大型の作品(ピアノ)を観たのはここが最初だったと思います。知らない作家の作品も多くあり、好みの作品を発見しました。
一人はSimon Hantaï、ハンガリー生まれの作家です。大きなキャンバスに淡い色で、あるいは強い色で抽象的に表現しています。もう一人はJoan Mitchell、アメリカ生まれの作家です。塗り重ねられた色彩の前でずいぶん長く立ち止まっていたと記憶しています。どちらも今も好きな作家ではありますが、これを見た当時の僕の気持ちはなぜかとても強く惹かれました。

PereireからM3でArts et Metiersへ
ポンピドーセンターのテラスから
Simon HantaïのPeinture (Ecriture rose)、「ペイント(ピンクの書き込み)」
Joan MitchellのChasse interdite、「狩猟禁止」

翌日は日曜、ホテル近くのPereire Levallois駅からC線の電車でオルセーの近くまで行こうとしましたが、どうも方向を間違えたようです。気がつくと地上に出ていて知らない駅でした。Les Grésillonsで逆方向の電車に乗り換えましたが、待ち時間は長かったように思います。
日曜のせいか、オルセーの入り口はとても混んでいました。良い天気だったんですが、途中で雨が降り出しました。その雨もすぐに止んで、帰る頃にはあがってました。

電車を間違えてLes Grésillons へ
夏のオルセー美術館はとても混雑

パリの事務所での打ち合わせを済ませ、お土産を探して帰国の途につきます。

ホテルや会社の当時の事務所から歩いて10分くらいのところにCourcelles駅があり、その角にいくつかお店があります。一つはJ.M.Westonの店で、僕が黒のCap toe oxfordを買ったところです。その隣がチーズ屋さんで自宅用に多めに買って帰りました。フランスのチーズは美味しくて、日本で買うよりかなり割安だと思います。
そこからクールセル通りをホテル側に少し戻ったところにチョコレート屋さんがあります。この場所で作っているようです。比較的高価なお土産になりますが、職場にも買って帰りました。

Courcelles近くのLa Fromagerie
Courcelles近くのChocolaterie Didier Fourreau


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