どこかへ 2016年7月のベルリン/ポツダム、シカゴ、フィラデルフィア、ミズーラ
2016年7月にベルリン/ポツダム、シカゴ、フィラデルフィア、ミズーラ(モンタナ州)に行きました。
ポツダムではお世話になっている先生へのご挨拶と研究用試料の調製についての打ち合わせ、シカゴでは食品技術の展示会、フィラデルフィアでは研究員として派遣している仕事仲間との打ち合わせ、ミズーラでは共同研究先の候補としてベンチャー企業を訪問しました。
この時はRX-1を連れて行きました。
冒頭の写真はミズーラで見つけたコーヒーショップです。
フランクフルトで乗り換えてTEGEL空港(もう廃港になっています)へ、市内へはバスで移動します。ホテルは25 hours Hotel、3回目の逗留です。
ホテルの窓からは夏の動物園が見えました。緑に覆われていて、鳥も動物も見えはしなかったんですが。
夕食にはホテルから近いドイツパブに行きました。とても賑やかな店で、僕が日本人だとわかると、変な日本語で話しかけてきたり、日本のことを色々と聞きたがりました。ドイツ語は全く分かりませんが、英語で通訳してくれる人がいて、なんとかその場を凌ぎました。シュニッチェルは大ぶりなのが皿に乗って出てきて、写真では3枚ですが2枚食べたところでもう1枚追加されました。最初は皿に乗らなかったから、と半分ほど食べたところで皿に乗っけてくれたようです。2枚半でお腹いっぱい、残りはtake-out用の箱に詰めてくれました。
ベルリンの夏は日が長いです。夕食後でも空はまだ明るく、部屋に戻って9時過ぎになってようやく夕焼けになりました。
翌朝電車でポツダムへ、ポツダムの道はそんなに広くないんですが、連結したバスが器用に走ってます。そのバスに乗って研究所やサンプル調製を依頼した会社を巡りました。
TEGEL空港を出発し、フランクフルトで乗り換え、シカゴを目指します。
シカゴでは食品技術の展示会に参加しました。毎年の恒例ですが、展示会に合わせて事務所での打ち合わせや取引先との面談が入ったりしました。
シカゴのホテルはRenaissance、立派なホテルです。事務所の人が手配してくれました。週末を挟んでいたので、現代美術館MCAを訪れる時間がありました。なんの展示を見たのか覚えていないんですが、ロビーで小さな子供が木製の遊具に座っている写真を撮りました。この情景が何故かずっと記憶に残っていて、今でも不思議に思っています。
ランチには軽めのホットドッグを食べました。この店はもう廃業しているようです。このくらいの小さなホットドッグが好みなんですが。
夕食には事務所の人たちに連れられてステーキハウス Primehouseへ、熟成肉を焼いたとても立派なステーキです。写真を撮ってる場合じゃないと、すぐにナイフとフォークを手にしました。
食後に肉の熟成庫を見せてもらいました。壁には岩塩の塊、棚の上には表面が乾燥した肉の塊、圧巻でした。
シカゴORDからフィラデルフィアへ移動、研究所での打ち合わせを終えて仕事仲間たちと夕食に出かけました。
市内のビアパブ Strangelove's、たくさんのクラフトビールが飲めました。食事も美味しかったです。
翌朝早くにフィラデルフィアの空港を出発、機材のトラブルとかでシカゴで乗り換え、デンバーで乗り換えて(これは予定通り)、ミズーラの空港に向かいました。
機内ではなぜかトマトジュースを飲みたくなります。気圧の関係でしょうか?味の強いものを飲みたくなるようです。トマトジュースに含まれるグルタミン酸(Na塩)がうま味を持つだけでなく他の味も強めてくれているそうです。美味しくいただきました。
初めてのミズーラでした。モンタナ州の州都です。空港に着くとタクシー乗り場に行きましたが、タクシーはいませんでした。タクシーが必要なら電話するように、と書いてあったので電話しました。30分ほど待ったでしょうか、ようやく来たタクシーに乗りました。空港にタクシーがいないことなんか初めてです。冗談で「この街には何台タクシーがあるの?」と聞いてみると、3台、と明確な返事です。小さな街だし、タクシーを使う人はほとんどいないから、3台で間違いないよ、と言われました。驚きました。
空港からホテルまではそんなに遠くありませんでした。スーツケースがなければ十分歩けた距離でした。
ホテルの周囲に歩いている人は見かけませんでした。完全な車社会です。
それでも歩いてみると、店先でコーヒーを売ってる店がありました。Florence Coffee、試しに買ってみると素敵な味と香りでした。ホテルのコーヒーとは別物です。朝も早くから開いているので、短い滞在の間でしたが何度か行きました。店の隣はキャンピングカーをレンタルしている店のようでした。
目的のベンチャー企業の訪問は翌日、天気がとても良かったのでホテルの車で市の中心部、州立大学の近くまで送ってもらいました。キレイな芝のグラウンドや博物館があり、その脇を流れる川に沿って散歩道がありました。
モンタナには海はありません。川で泳いだりしているようです。川の中にサーフボードを持っている人を見かけました。波があるとは思えませんが、パドルサーフィンのようにするんでしょうか?カヌーの代わりにするんでしょうか?しばらく見てましたが、分かりませんでした。
Googlemapで探し当てたクラフトビールを飲める店まで歩きました。Imagine Nation、晴れた空の下、汗をかいた体にビールが沁みます。店の雰囲気もとても良くて、とても素敵な午後になりました。店でタクシーを呼んでもらってホテルに戻りました。空港からのタクシーとは別の車が来ました。あと一台乗ればミズーラのタクシーを制覇することになりますが、その機会はありませんでした。
夕食にはホテルから歩いて行ける場所にあるチキンウイングの店に行きました。
地元の人たちがテレビで野球中継を見ながらチキンを食べてます。いい感じです。チキンウイングは世界中、どこに行っても食べられるような気がします。ここのチキンはバーベキュー味とスパイス系でした。僕はあまり辛くないスパイス系が好きです。
ミズーラからの飛行機にはカウボーイハットを被った人が何人か乗ってました。機内でカウボーイハットを見るのは初めてで、その後も見ていません。モンタナだからなあ、ということだと理解しています。
デンバーで乗り換えてLAXへ、デンバーからのフライトでは眼下に赤い地面が見えます。コロラド川に侵食された段丘も見えます。グランドキャニオンもこの辺りなんでしょう。地図で見ると、グランドキャニオンはデンバーとロスを結んだ線上にあるようです。
ロスが近づくと眼下の風景は一変します。一面を住宅と工場・倉庫が埋め尽くしています。家々が小さな粒々のように見え、それが画面の端を超えて続いています。多分、この辺の家は日本の平均的な家より随分大きいんでしょうが。
LAXで乗り換えて日本への帰路につきました。
日本の上空には夏らしい雲が出てました。
暑そうです。アメリカでは気温が高くても比較的乾いたところにいましたが、日本の高温多湿を思うと、少しだけ気が重くなりました。12日間の出張で少し疲れが出ていたんでしょうか。