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ーー HumanCareLVGel開発 ーー ~  プレバイオテクス化粧品 ~

Human Care LV(Lavender ) Gel
口腔から素肌までのPrebiotics(プレバイオティクス)

現代の科学は、人体と共生している微生物叢のバランスが人間の健康と生存に不可欠であることが解明されています。
Human Care LV Gelは、人体と微生物の関わる最新の知見に基づいた口腔から肌までケアできる生薬です。私は10年間にわたり口腔疾患や歯周病の治療に役立てようと化学物質を含まない100%天然素材の治療薬を開発してきました。
ハーブ系オイル(6種)・植物抽出液(柿タンニン、発酵ニンニク、フィトンチッドなど)・植物性ミネラル(フルボ酸)・EM-X GOLD・ビタミンを配合した治療薬は細胞への浸透性が高く、治療効果が高いことが患者の臨床データにより効果実証済みです。また、口腔粘膜と皮膚はともに扁平上皮で構成されているため口腔内にとどまらず皮膚の健康保持にも効能があります。無農薬の自家栽培と、貴重で高価な素材を使用しているためコストアップしていますが、治療効果を高めるためには必要な手段だと信じています。他社の化粧品ブランドと価格競争することはできないかも知れませんが、当社の商品の有効性に自信を持っています。なお、同基剤による犬の歯周病薬製品も大変好評いただいております。
 
※本製品は医薬品、医薬部外品で構成されている薬剤ですが、アロマ成分(ラベンダーやレモングラスなど)を多く配合されているため、’厚生労働省薬事法’の規定で口腔化粧品(口腔湿潤ジェル)と表示しています。

開発者:
歯科医師 吉田直人(東邦歯科診療所 院長)
住所:
〒980-0804仙台市青葉区大町1丁目1-18-2F
電話:022-265-4141
 FAX:022-265-5963
発売元:
A LAVENDER .COM株式会社(東邦歯科診療所併設)
特許出願:
No.2023-205694
No.2020-078048

(公財)仙台観光国際協会賛助会員

*At the end, I have included some English translations.*


開発者:歯科医師 吉田直人(東邦歯科診療所 院長)

《使用方法》

①本品をご使用前に、歯ブラシ、歯間ブラシなどを使ってお口の中をきれいにしてください。
就寝前の歯磨き後の使用をお薦めしています。
② 小さめの歯ブラシか清潔な指にジェルを適量(半プッシュ~ワンプッシュ程度)をのせ、歯ぐき全体に塗り込んでください。
*)ワンポイント歯ブラシや歯間ブラシを使うと効果的です。
③ジェルを塗った後は、そのまま就寝ください。
就寝時に義歯、入れ歯をご利用の方は義歯の内側にジェルを少量入れてご利用になると効果的です。なるべくジェルが
※完全無農薬栽培による自然由来の物ですので、うがいは必要ありません。



2021年(令和3年)9月4日石巻かほく新聞に掲載されました。


口腔化粧品の開発目的

プレバイオテクス化粧品    

 ※本製品は医薬品、医薬部外品で構成されている薬剤ですが、アロマ成分(ラベンダーやレモングラスなど)を多く配合されているため、’厚生労働省薬事法’の規定で口腔化粧品(口腔湿潤ジェル)と表示しています。

口腔化粧品の開発目的

Human Care LV Gel口腔化粧品の開発目的は、抗生物質の普及に伴う副作用と薬剤耐性菌の増加という、世界的な問題に対応することである。我が国の歯科分野においても、日本大学歯学部付属病院歯周病科での研究によると、長期にわたり局所抗菌薬療法を受けた歯周病患者の口腔内のレンサ球菌のうち、14.6%がテトラサイクリン耐性を示しており、多くの被験者から様々な耐性菌が検出されている。さらに、分子生物学の進歩により、人体が疾患を引き起こす可能性のある病原体を保持していることが判明した。これらの病原体は健康な人間では問題を引き起こすことはなく、単に人体に存在する微生物の集合体と共存している。しかし、この集合体のバランスが崩れると、病原体は人に害を及ぼすことが確認されている。これは、一つの病原菌が感染症を引き起こす従来の理解とは異なる。現代医療は、細菌を単に敵とみなすのではなく、生体内に存在する常在菌との共生のバランスを保つことが求められている。

本剤は分子生科学的な進歩に供なう新しい知見を具現化した製品であり、常在菌との共生を促進することにより、健康を維持する新しい手法を提案している。この革新的な口腔化粧品は、単なる予防を超えて、常在菌との共生を通じた真の健康の実現を目指すものである。開発者は土壌改良から有機栽培によるハーブ素材確保、製品開発と患者の臨床検証に至るまで10年を要した。結果として自然素材に基づく治療法は、抗生剤の使用を減少させ、耐性菌の拡散を食い止めるための貴重なアプローチとして現代医療における重要な役割を果たす可能性があることを信じ、持続的な研究と開発がこの分野での新たな展望を切り開くことを確信した。

人体には腸・口腔・鼻腔・皮膚・膣などにそれぞれ固有のヒューマンマイクロバイオーム(微生物)の常在菌が存在し、人体の器官と共生している。口腔常在菌は、口腔内の生態系を形成し、消化支援、免疫応答の調整、歯の健康維持、口臭予防、宿主細胞の健康維持、バリア機能など、さまざまな役割を果たしている。微生物と宿主細胞の相互作用の研究は、新たな治療法や健康食品の開発に繋がる可能性がある。微生物が関与する疾患のメカニズムを理解し、微生物叢のバランスを調整する方法を見つけることで、新しい治療法や製品の開発が可能となる微生物叢に基づく治療法や健康製品の開発には、遺伝子編集、プロバイオティックス(善玉菌そのものの作用)、プレバイオテクス(善玉菌の成長を促進する植物成分の作用)などのバイオテクノロジーの手法が応用される可能性がある。

最近の研究で、ヒューマンマイクロバイオームの構成の変化によって健康と疾患に影響することが検証されてきた。微生物と宿主細胞の相互作用の研究は、新たな治療法や予防法の開発になる。従来の疾患の分類や治療法が微生物の影響を考慮した新たなアプローチへ変わることが期待できる。微生物叢の変化が特定の疾患と関連している場合、その変化をモニタリングし、疾患のリスクを予測できれば、予防策を講じることが可能になる。口腔感染症を誘因とする全身疾患を見ると常在菌と生体との関係から理解できる。その背景としては、(1)虫歯・歯周病などの口腔感染症は口内の常在細菌叢の均衡破壊(ディスバイオシス)による感染症であること、(2)生体防御能の主役である免疫担当細胞は、血液により口腔組織内を含む体内を循環すること、(3)口腔は消化器官の一部であり、健康と免疫機能維持に重要な食物は全て口腔から摂取されることである。

多くの研究から、細菌学的にも、免疫学的にも、「口腔の情報は全身に伝わり、全身の情報は口腔に伝わる」ことが証明されている。科学的な根拠に基づいて開発したハーブ系のプレバイオテクスは、口腔内の微生物叢のバランスを調整するだけでなく、口腔粘膜の健康にも有益な影響を与える。口腔内の微生物叢は口腔粘膜と密接に関連しており、これらの相互作用が口腔の健康に重要な役割を果たしている。

ハーブには、抗菌や抗炎症のポリフェノール、フラボノイド、テルペノイドなどの生理活性成分が含まれており、これらの成分は口腔内の有害な細菌や炎症を抑制する効果があり、口腔内環境の改善に寄与する。特に口腔粘膜は外部刺激や環境変化に対して感受性が高く、炎症や損傷が生じやすい組織のため、ハーブの抗炎症効果や保護作用が全身にわたって良い影響を及ぼす。

口腔粘膜、口唇、顔の皮膚は表皮と粘膜の境界領域に位置しており、これらの領域の微生物叢は生態系として連動して微生物が一方から他方へ移動することがある。この連携はそれぞれの領域における微生物叢の健全性に影響を与える。

皮膚と口腔は外部からの病原体侵入を防ぐバリアを提供し、微生物叢はこのバリアの一部であり特に常在菌が皮膚や口腔における免疫応答に寄与することが示唆されており、これによって微生物と宿主の相互作用はバリア機能に影響を及ぼす。また、口腔粘膜、口唇、顔の皮膚には異なる種類の常在菌が存在し、それぞれが異なる生物学的なニッチを占めている。これらの微生物は、酸化還元反応、代謝産物の供給、病原体の競争排除などの役割を果たす。

常在菌のコミニュケーションの理解は将来の個別化医療の発展に寄与する可能性があり、宿主の皮膚や口腔内の微生物叢プロファイルを分析し、個人ごとに最適な予防策や治療法を提供することができる。このアプローチは口腔感染症や皮膚トラブルの治療をより効果的に行なう手段となる。

近年、抗生剤の耐性菌の問題は現代医療の重要な課題の一つとなっている。耐性菌が増加する中、抗生剤をできる限り節約し、自然素材に基づく新たな治療法を開発することが急務で、この課題に焦点を当て自然素材を活用した治療法の開発が急がれる。自然素材には抗微生物性や抗炎症性があることが知られており、これを活用して抗生剤の使用を減少させる治療法の開発が目指されている。

自然素材の選定は重要なステップで植物由来のハーブ素材、発酵食品由来の成分、微生物エキスなどが有望視されている。これらの素材には細胞プロセスに幅広い影響を及ぼす潜在的な能力があることが多くの文献から判明した。

以上を踏まえ、選定した自然素材の成分分析、分子生物学的、生化学的アプローチを用いて各素材の有効成分とその生理活性を詳細に検証し、この段階で特に抗微生物活性や免疫調節作用を持つ成分を特定した。各自然素材の抗菌効果や免疫調節能力が細胞プロセスに及ぼす具体的な影響の研究が報告されている。これにはin vitroおよびin vivo実験が含まれ自然素材が細胞の免疫応答や炎症調節にどのように影響を与えるかを明らかになっている。

自然素材に基づく治療法の研究は今後も進行し新たな素材や組み合わせの発見が期待されており、感染症治療や他の疾患に対する新たな治療法の開発が可能となり医療分野における進歩がなされている。

自然素材は、通常、副作用が少ないか、ほとんどない場合が多い。抗生剤のように一般的な副作用や耐性菌の発生リスクが低いため、患者にとって安全な選択肢となる。抗生剤の大規模使用は環境への影響も懸念されており、自然素材を使用した治療法は環境への負荷を抑える可能性が高いため持続可能な医療ソリューションとしても注目されている。

さらに、抗生剤に代わる複数のハーブ素材による抗菌効果の期待について、分子、生化学的な観点から考察すると複数のハーブ素材を組み合わせることで、異なる抗菌成分が相互に協力し幅広い菌種に対してより強力な抗菌効果を発揮する可能性がある。異なるハーブには異なる抗菌物質が含まれており、これらの成分が協力することで耐性菌にも対抗できる可能性が高まる。ハーブ素材には、細胞膜の透過性を変化させたり、細胞内の代謝プロセスを阻害する抗菌作用があり微生物の生育や増殖を妨げ感染症の治療や予防に寄与する。 特に、単一の抗生剤を頻繁に使用すると微生物がその抗生剤に対する耐性を獲得するリスクが高まる。複数のハーブ素材から抽出される抗菌物質の組み合わせは耐性の発生を防ぐ可能性がある。微生物は同時に複数の抗菌成分に対抗するのが難しいため耐性の獲得が困難になると考える。

多くのハーブ素材には抗菌効果だけでなく抗酸化、抗炎症、免疫調節などの他の健康効果を持つ。これらの健康効果が感染症に対抗する際に免疫系を強化し、体の抵抗力を高めるのに役立つことが考えられる。一般的な抗生剤は高濃度で使用する場合に副作用や毒性を引き起こすことがあるが多くのハーブ素材は低濃度でも効果を発揮し、副作用のリスクが低いため安全性が高いとされている。以上の理由から、複数のハーブ素材を組み合わせた抗菌療法は抗生剤に代わる有望な選択肢として研究されている。

ハーブ素材はその天然の化合物によって細胞内プロセスに多くの影響を与え人体の健康に寄与している。例えばポリフェノール、カロテノイド、フラボノイドなどが細胞内プロセスに影響を及ぼす。これらの成分は抗酸化作用を発揮し、細胞の酸化ストレスを軽減することで細胞の健康をサポートする。特定のハーブは免疫細胞の活性化を促進し、感染症や炎症への対抗力を向上させる。また、エネルギー産生、糖代謝、脂質代謝などを調整する。多くのハーブ素材は抗炎症作用を持ち細胞の炎症を鎮め組織の修復を助ける。これは歯周病のような慢性炎症性疾患の治療に役立つ。このように、ハーブ素材はその多彩な生化学的な性質により人体の細胞プロセスに多くの影響を及ぼし健康維持や疾患の予防、治療に役立っている。


開発者:歯科医師 吉田直人(東邦歯科診療所 院長)

Ⅰ.ハーブの選定

ローズマリー、レモングラス、ラベンダー、セージハーブ、カモミール、ティーツリーの成分を多くのハーブから選定した理由について細胞プロセスに於ける薬理効果について考察する。

A.  ローズマリー(Rosemary)

ローズマリー(ロズマリヌス・オフィシナリス)はその薬理学的な作用により健康へのさまざまな効果につながります。ローズマリーの分子成分と生理科学的な作用は抗酸化、抗炎症、抗ストレス、記憶力向上、食欲刺激、抗菌など様々な健康に関連する効果がある。

●ローズマリン酸:ローズマリーにはローズマリン酸というポリフェノールが含まれており抗酸化作用を発揮し、これにより細胞や組織を酸化ストレスから保護し老化や疾患の予防に寄与する。

●カフェイン酸およびロズマリン酸:ローズマリーに含まれる抗酸化作用を持つ成分で、これらの成分は炎症性サイトカインの産生を抑制し炎症を軽減する。

●ローズマリンオイル:ローズマリーのエッセンシャルオイルで神経系に影響を与える。香を嗅ぐことで気分をリラックスさせストレスの軽減に寄与します。

●食欲刺激作用:ローズマリー香りは食欲を刺激し消化を促進し、これにより食事の消化吸収が改善され胃腸の健康に寄与する。

●抗菌作用:食品の保存や口腔ケアに利用されている。口内細菌の成長を抑制し口腔健康をサポートする。

B.レモングラス(Lemongrass)

レモングラス(Cymbopogon citratus)は、その特有の香りと薬理作用により注目されている。レモングラスはこれらの生理学的、科学的な薬理作用を通じて、抗菌、抗酸化、抗炎症、リラックス、消化促進など、多くの健康効果がある。

●シトロネルラール:シトロネルラールは抗菌作用があり特に抗真菌性に優れている。 これにより、皮膚感染症の治療や予防に役立つ。

●ゲラニオール:抗酸化作用を発揮し細胞や組織を酸化ストレスから保護する。また、抗炎症作用を持っており炎症性疾患の緩和に効果がある。

●リモネン:リモネンはレモングラスの香り成分でリラックス効果をもつ。香療法によりストレスの軽減やリラックスが期待できる。

●抗酸化作用:レモングラスに含まれる成分は抗酸化作用が高く細胞の参加ダメージから保護する。これにより老化や慢性疾患の予防に役立つ。

●抗菌作用:特に食品の保存や調理に利用され、食品の微生物汚染を抑制し食材の新鮮さを保つ役割がある。

●消化促進作用:食欲を刺激し消化促進します。これにより胃腸の健康が維持されます。

●抗不安作用:レモングラスはリモネン成分を含み、抗不安作用があり、リラックス効果がありストレスや不安の軽減に寄与する。

C.ラベンダー(Lavender)

ラベンダーの薬理作用は、その香り成分によるものが主要で、ラベンダールとリナロールなどの成分が神経系に影響を及ぼしリラックスやストレス軽減に効果がある。また、抗酸化作用や抗炎症作用により健康維持にも貢献します。

●ラベンダーの主要成分:ラベンダーの主要な成分はラベンダールとリナロールで、これらの成分がラベンダーの香りや薬理作用を持つ。

●鎮静作用:ラベンダーの香りは鎮静作用がありストレスや不安の軽減に役立つ、ラベンダーオイルのアロマセラピーはリラックス効果があり、心身のリフレッシュに寄与します。

●抗酸化作用:抗酸化作用が高く細胞や組織を酸化ストレスから守ります。これにより、老化の予防や健康促進の効果がある。

●抗炎症作用:炎症性疾患の緩和に役立ち、皮膚炎や筋肉痛などの症状の軽減が報告されている。

●抗菌作用:傷口の消毒や細菌の繁殖抑制に使用され、皮膚感染症の治療や予防に適している。

●睡眠の調整:ラベンダーの香りは睡眠の質を向上させ不眠症の緩和に寄与し、リラックス効果があり安眠をサポートする。

●頭痛の緩和:頭痛や片頭痛の緩和にも効果があるとされており、マッサージオイルやアロマセラピーに使用する。

D.セージハーブ(Sage)

セージハーブ(サルビア・オフィシナリス)は、その独特の香りと風味で知られ、薬理作用が多い。セージハーブの薬理作用は、その多彩な成分によって支えられている。抗酸化作用や抗炎症作用により細胞や組織の健康に寄与し抗菌作用によって感染症の予防や治療にも利用されます。また、認知機能や糖代謝にも関与する可能性がありその研究は今後も進展が期待される。

●セージハーブの主要成分:テルペン、フラボノイド、フェノール酸、トリテルペンなど多くの成分が含まれています。特に、テルペン類(カルノシン、カンフェロール、ローズマリンなど)がある。

●抗酸化作用:セージハーブには高い抗酸化作用があり細胞を酸化ストレスから保護し 老化や慢性疾患の予防に寄与する。

●抗炎症作用:炎症を抑制する作用があり、炎症性疾患の症状軽減に効果がある。

●抗菌作用:細菌や真菌の成長を抑制し、口内洗浄剤や喉の痛みの緩和に使用されている。

●認知機能のサポート:一部の研究ではセージハーブが記憶力や認知機能の改善に寄与すると示唆されている。

●抗糖尿病作用:糖代謝を改善し糖尿病管理に役立つ。

●抗がん作用:一部の研究ではセージハーブに含まれる成分ががん細胞の成長を抑制する効果があると示唆されているがまだ詳細な研究が必要である。

E.カモミール(Chamomile)

カモミールの分子レベルでの薬理作用は多岐にわたり特に炎症、疼痛、不安、ストレス、口腔健康などの健康上の問題に対処するために広く活用されている。

●ビシャブロールとアピゲニン:カモミールには、主要な成分としてビシャブロールとアピゲニンというフラボノイドが含まれている。これらの成分は抗炎症作用を持っており炎症性サイトカインの産生を抑制する。アピゲニンは特に強力な抗酸化物質でもあり細胞や組織の酸化ストレスを軽減効果がある。

●鎮痛作用:ビシャブロールによって鎮痛効果を示すことがあり、これは神経の興奮性を抑制し疼痛信号を減少させることに関連している。カモミールのお茶やエキスは頭痛や生理痛の緩和に使用される。

●抗不安および鎮静作用:神経系に影響を与えてリラックス効果をもたらします。これは主にカモミール中のフラボノイドによるものと考えられています。カモミールティーは、不安やストレスの軽減、睡眠の改善に役立つ。

●抗菌作用:特に口腔ケアにおいて口内細菌の成長を抑制するのに役立つ。     

●抗酸化作用:アピゲニンなどの成分によりカモミールは抗酸化作用を発揮し細胞の酸化ストレスを軽減する。

F.ティーツリー(Tea tree)

ティーツリーオイルの薬理作用はその抗菌、抗炎症、抗真菌効果がある。そのため、多くの皮膚関連の問題や口内のトラブル、さらには髪と頭皮の健康に対する治療やケアに利用されている。テルピネン-4-オール: ティーツリーオイルの主要成分で、抗菌、抗炎症、抗真菌効果を持つとされている。α-テルピネオール: ティーツリーオイルの成分で抗炎症、抗菌、抗ウイルス作用があり、1,8-シネオール: 抗炎症作用を持ち粘膜を保護する働きがある。

●抗菌作用:広範囲の細菌、真菌、ウイルスに対して抗菌作用を発揮する。特に、アクネ菌やカンジダなどの微生物に対して効果があり皮膚感染症の治療に使用されている。

●抗炎症作用:炎症を抑制する作用があり皮膚炎や湿疹の症状を軽減するのに役立つ。

●傷の治癒促進:ティーツリーオイルは、傷口の清潔を保ち傷の治癒を促進する助ける。抗菌作用が感染の予防に寄与する。

●頭皮および髪の健康:ティーツリーオイルは皮のかゆみや脂漏性皮膚炎の症状を緩和し、健康な髪の成長を促進する。

●口内ケア:口腔内でのティーツリーオイルの使用は歯茎炎や口内の感染症の症状緩和に効果がある。

 
以上の薬理効果は、ハーブ素材の特定の生化学的成分が細胞内の受容体や酵素に影響を及ぼすことに起因する。ハーブ素材の適切な組み合わせや使用法によって、これらの薬理効果を最大限に引き出すことが可能であり、健康増進や疾患の予防、治療に役立てることができる。

 

Ⅱ.ニンニクの発酵成分を加えた理由について考察する。

①   強力な抗菌作用があり特に発酵ニンニクにはアリシンなどの抗菌性化合物が豊富に含まれる。これをハーブブレンドに加えることで微生物の成長をより効果的に制御でき、口腔内の有害な細菌や真菌に対する防御が強化され口腔の健康を維持するのに役立つ。

②   免疫系にも影響を与え免疫細胞の活性化をサポートする。これにより、感染症への対抗力が向上し体内の免疫応答が強化される。口腔内での免疫系の活性化は口内の感染や炎症の防御に寄与する。

③   口臭の軽減に役立つ。 ニンニクには硫黄化合物が含まれており口臭の原因となる微生物を抑制する効果がある。ハーブとのブレンドにより口臭の軽減が期待できる。口腔内の微生物のバランスが改善され口臭の発生を抑えるのに寄与する。

④   ニンニクには抗炎症作用もあり口内の炎症を鎮めるのに役立つ。口内の炎症は歯肉炎や口内炎の原因となるがニンニクの抗炎症成分がこれらの症状の軽減に寄与する。

⑤   ニンニクの発酵成分は口腔内の微生物のバランスを調整し有益な細菌の成長を促進する。これにより、口腔の生態系が改善され口腔の健康がサポートされる。

 

総合的に、ハーブ素材と発酵ニンニクの組み合わせは口腔内の微生物バランスの調整や口腔健康の維持、免疫応答の強化など口内環境に多くの利益をもたらすと考えられる。これにより、口腔の健康促進に寄与する可能性が高まる。

 

Ⅲ.植物性ミネラル(フルボ酸)配合による効果について考察する。

①   植物ミネラルには、口腔内での栄養素の吸収をサポートする役割があり、特にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルは歯や骨の健康に重要でこれらのミネラルが効果的に吸収されることは口腔内の健康に寄与する。ハーブ素材や発酵ニンニクの成分と共に摂取することで、これらの栄養素の吸収が増加する。

②   抗炎症作用があり口腔内の炎症を軽減するのに役立つ。口内の炎症が軽減されることで口腔内の細胞がより正常に機能し透過性が向上し、感染や炎症に対する防御が強化される。

③   組織修復に必要な要素としても知られている。口腔内の組織が損傷した場合、植物性ミネラルは組織再生プロセスを促進し、修復をサポートし口内組織の修復が効果的に行われることで透過性の改善ができる。

④   抗酸化作用を持ち口腔内の細胞を酸化ストレスから保護する。酸化ストレスは口腔内の細胞に損傷を与え透過性を高める可能性があり植物性ミネラルの抗酸化作用により口腔内の細胞がより健康的に維持される。植物ミネラルの追加は、口腔内の細胞プロセスにおける透過性向上に寄与し口腔健康の維持や修復に役立つ。口内の環境が改善され口腔の健康が促進される。

 Ⅳ.EM-X GOLD(Efficient Microorganisms- X GOLD)有益な微生物から成る発酵液の配合による効果について考察する。

①   EM-Xに含まれる有益な微生物は口腔内の微生物叢を調整するのに役立ち口腔内のバランスが整うことで、有害な細菌の繁殖が抑制され口臭や歯周病の予防に寄与する。

②   酸性状態を中和し口腔内のpHバランスを調整する。歯のエナメル質の脆弱性が低減し歯の健康をサポートする。

③   EM-Xには抗酸化物質を産生する微生物も含まれており、口腔内の酸化ストレスから細胞を守る助けになる。これは口内炎や口腔内の炎症を軽減し、細胞プロセスの正常な進行をサポートする。

④   EM-Xが口腔内における炎症を抑制する効果が期待され歯肉の健康を向上させ、細胞プロセスにおける炎症の影響を減少させる。

⑤   EM-Xは免疫応答を調整する微生物を含むため口腔内の免疫機能を向上させる。これにより感染症への対抗力が向上し細胞プロセスにおける免疫応答が調整される。

⑥   EM-Xに含まれる微生物は口腔内の細菌が形成するバイオフィルムに影響を与える可能性があります。バイオフィルムは細菌の集合体であり歯垢や歯石の主要成分です。EM-Xがバイオフィルムの形成や堆積を抑制することで歯の清潔さを維持するのに役立つ。

⑦   歯周ポケットは歯茎と歯の間にできる溝のことで歯周病の発症に関連しています。EM-Xが歯周ポケット内の微生物叢を調整し炎症を軽減する効果があれば歯周病の予防に寄与する。

 Ⅴ.人体への安全性を考え、ハーブ素材の栽培における土壌改良から収穫、抽出方法に至るまで最適な条件が要求される。

①  オーガニック栽培の重要性:有機農法は合成農薬や化学肥料の使用を制限し土壌と植物に対する有害な化学物質の蓄積を減少させる。ハーブが自然な状態で成長し有害な残留物を最小限に抑えられる。

②  EM発酵液の効果:有機物の分解や微生物の活性化に貢献する。土壌の健康が向上しハーブの成長に適した環境が整う。また、EM発酵液は有害な土壌微生物を制御し有益な微生物を増加させる助けとなる。

③  収穫のタイミング:生育サイクルや成分の濃度に応じて適切に行う必要がある。収穫が早すぎると有効成分が不足する可能性があり遅すぎると品質が低下する。科学的な指針に基づいて収穫タイミングを決定することが大切である。

④  抽出方法の選定:低温抽出法など温度が低く有用成分を劣化させない方法が適している。また、適切な溶媒を選択し品質を維持する工程を含む高品質な抽出方法を確立することが不可欠である。

⑤  検査と品質管理:栽培、収穫、抽出の各段階で品質管理が必要である。ハーブ素材の成分分析と微生物試験などを通じて安全性と品質を確認する。一貫性のある高品質なハーブを提供するために厳格な検査プロセスを導入している。

⑥  持続可能性への取り組み:生態系に影響を与えることがあり持続可能な農法、水資源の効率的な利用、生態系への配慮が必要である。SDGs(持続可能な開発目標)に基づくアプローチを取り入れ、環境への負荷を最小限に抑えながら生産を行うことが求められる。


*「人体の微生物とハーブの薬理」について詳しく知りたい方は「東邦歯科診療所 note Top pageから検索」してください。

東邦歯科診療所 note top page 
https://note.com/tohoshika/



Human Care Lavender Gel
Prebiotics from oral cavity to bare skin

 Modern science has shown that the balance of the microbiome that coexists with the human body is essential for human health and survival.
Human Care LV Gel is a herbal medicine that can be used to care for everything from the oral cavity to the skin, based on the latest knowledge about the relationship between the human body and microorganisms. For 10 years, I have been developing 100% natural medicines that do not contain chemicals to help treat oral diseases and periodontal diseases.
Therapeutic drugs containing herbal oils (6 types), plant extracts (persimmon tannin, fermented garlic, phytoncide, etc.), plant minerals (fulvic acid), EM-X GOLD, and vitamins have high penetration into cells. It has been proven to be highly effective as a treatment based on clinical data from patients. In addition, since both the oral mucosa and the skin are composed of squamous epithelium, it is effective not only in the oral cavity but also in maintaining the health of the skin. Although the cost is high because we grow our products in-house without using pesticides and use rare and expensive materials, we believe that this is a necessary measure to increase the effectiveness of the treatment. Although we may not be able to compete on price with other cosmetic brands, we are confident in the effectiveness of our products. In addition, canine periodontal disease products based on the same base have also been very well received.
 
*This product is a drug composed of pharmaceuticals and quasi-drugs, but because it contains many aromatic ingredients (lavender, lemongrass, etc.), it cannot be used as an oral cosmetic (oral moisturizer) under the regulations of the Ministry of Health, Labor and Welfare Pharmaceutical Affairs Law. gel) is displayed.
 
Developer: Dentist Naoto Yoshida (Director of Toho Dental Clinic)
Address: 1-1-18-2F Omachi, Aoba-ku, Sendai 980-0804
Telephone: +81 22-265-4141 Fax: +81 22-265-5963
Publisher: A LAVENDER.COM Co., Ltd. (attached to Toho Dental Clinic)
Patent application No.2023-205694 No.2020-078048
Supporting member of Sendai Tourism International Association (Public Incorporated Foundation)

*If you would like to know more about "Human body microorganisms and pharmacology of herbs," please search from "Toho Dental Clinic note Top page."

Toho Dental Clinic note Top page.
https://note.com/tohoshika/


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