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看板犬ゴンちゃん!盛岡駅前で出会える”おかえりなさい”が聞こえる旅館


もりおか【岩手県盛岡市】

岩手県の県庁所在地である盛岡市。宮沢賢治や石川啄木が青春を過ごした地でもあり、歴史と文化が息づく街です。麺の町としても有名な盛岡は「じゃじゃ麺」「冷麺」「わんこそば」が盛岡三大麺として全国的にも有名です。


そんな盛岡を紹介してくれるのは、毎度おなじみきっかけ食堂事務局長こうせいさん!今回の記事ではこうせいさん一押しの旅館が出てくるそうです。タイトルからなんとなく魅力が伝わってきますが、いったいどんな旅館なのでしょうか?

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こんにちは、きっかけ食堂の弘田です。観光や出張などで東北各地の宿を巡っている私ですが、本当は教えたくないくらい大好きな宿「熊ヶ井旅館」をご紹介します。

「盛岡でおすすめの宿泊先ありますか?」

前職、取引先の方に聞いた時に教えてもらった熊ヶ井旅館。
女将さんの優しく、温かい人柄に、可愛い看板犬ゴンちゃん。

1泊しただけで、虜になってしまい次盛岡行くなら絶対にまた泊まりたい、
そしてこの旅館でゆっくりしたいと思いました。

盛岡周辺での食、そして、ぜひ多くの人に伝えたい熊ヶ井旅館について紹介します。

まずは盛岡のグルメを堪能する!

東京から新幹線で2時間半足らずで着く盛岡。
徒歩圏内に飲食店も多く、駅前でも沢山のグルメを味わえます!

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盛岡三大麺の盛岡冷麺やじゃじゃ麺を食べにいくのもいいですが、
それは沢山ネットに載っているのでここでは、知り合いに聞いたある店に行って来ました!

旦那さんは漁師、奥さんは山好き!
海鮮と自家製果実ジュースが味わえる「吉浜食堂」

盛岡駅から徒歩10分程度、外装がとてもおしゃれな感じで、
内装もめちゃくちゃこだわっているお店です。

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内装はみなさん行ってみてください!山のものと海のものが飾ってあります!メニューをみてみると、、、吉浜産アワビ天丼?!
贅沢なランチ、日々のご褒美として頼んでみました!

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注文して待っていると、、、
奥さんに今の期間販売している、自家製8種の山ぶどうソーダをおすすめされ注文することに。

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見たらわかる!濃厚なやつやん!うますぎる。


そして、アワビ天丼が到着!!!


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アワビが丸々1個入っている〜!!!!嬉しい、、、!
ワラサ(ブリの幼魚)、天然アワビ、としる(アワビ肝)、穴子、スルメイカ、ふのりの天ぷらもあり大満足。

大船渡の吉浜でとれたものをふんだんに使った贅沢な天丼です。

ばちが当たりそうだなと思うくらいの贅沢な天丼。
食べ終わった後も、奥さんと旦那さんが優しく話しかけてくださって、お店のことなど色々お話させていただきました。

人柄も良く、本当知り合いにこっそり紹介したい場所になりました。夜もやっているそうなので、是非、盛岡駅に行った際は行ってみてください!

「吉浜食堂」はの店舗情報はこちらから


半年ぶりの熊ヶ井旅館。ゴン太がお出迎え!

そして、今回お目当ての熊ヶ井旅館へ!
盛岡駅から少し歩いて、大通りから小道に入ったところにあります。
ゴン太と女将さんいるかな〜?

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外の写真をとって、開けると、、、、既に白い影が!!

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ゴン太だ!!!!!!!(ちょっと寒そうでした)

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女将さんも笑顔で、よくきたね〜と迎えてくれました。
早速、ゴン太が可愛くて遊んでいます。

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(なんで立つの?笑)

可愛いすぎる、、、!でも、もうゴン太は11歳らしく、人間でいうとおじいちゃんらしいです。

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(可愛すぎません?)

ひと通りじゃれあうと、お部屋に案内。
旅館ということもあり、素敵なお部屋です。

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宿の隣には、熊ヶ井旅館食堂があります。
夜の居酒屋、朝の朝食と提供している場所でお話を聞かせていただきました。

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ゴン太ー!!!!なんか嫌そうですね。笑


日本の畳文化を残していきたい

改めて、旅館の女将の熊谷晴子さんに話を聞いていきます。
熊ヶ井旅館の立ち上がりから今まで沢山のことを話していただきました。

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なんでも話しますよ〜と優しく取材を引き受け入れてくれました。

旅館を始めて、もう55年くらいかな?当時は盛岡駅周辺に130軒くらい旅館があったんです。でも、盛岡に新幹線が通ってからどんどんビジネスホテルができて殆ど旅館は無くなりました。残っている宿は数軒くらいですよ。

そうなんですね、、、!そんな中続けてこれた理由ってあるんですか?

うちは家族経営だから。あとリピーターのお客さんに助けられてますね。お客さんの8割くらいが外国からのお客さんで、その方が口コミでうちの旅館を広めてくれています。ヨーロッパやアメリカ、カナダ圏の人かなぁ。世界中から来てくれますよ。

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(食堂には世界からのお土産が!お面に、ブーメランにと沢山!)

この雰囲気や女将さんの人柄、ゴン太がいて海外からのお客さんが来ているんですよね。口コミで広がるってことは、泊まった人が良い体験しないとそうそう広がらないと思います!!

ありがとうございます。あと、外国からのお客さんは、布団や畳の日本旅館の文化がみんな好きみたいですね。予約の時に、「布団と畳がある部屋でお願いします」と言われます。以前泊まった、オーストラリアのお客さん、大学の研究者とかだったかなぁ、畳文化を無くした日本人はバカだとまで言われました。ふふっ。
畳には、い草を使いますから消臭効果、殺菌効果があって、日本の湿度にあっているの。外から帰って来てそのまま家で疲れた〜といって畳の上でゆっくりするじゃない。あれは、畳の消臭効果、殺菌効果があるから。
他にも畳の良さって沢山あるみたいですよ。

そうだったんですね、自然に畳よりフローリングの方がなんとなく良いなぁとか思っていました。そんな効果があったんですね。

そうそう。最近の若い人は畳を見たことない人もいる見たいね。前日本人のお客さんでも「畳だ!始めて見た!」と言う反応の人もいましたよ。

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(ゴン太を抱っこしている女将さん。ストーブの前で寝ていたゴン太を起こしました!笑)

あとは旅館が居酒屋と一緒になっているから盛岡の人と外国からの宿泊者がここで交流したり、外国人の方を駅から旅館に連れてくる人もいてね。
岩手の人は優しいと言うこともリピーターに繋がっているのかも。

僕も感じますが東北の人、岩手の人は本当優しいですよね。
岩手、盛岡の県民性で外国人のリピーターを増やしているのでしょう!

最後に、旅館に泊まっていただくお客さんに感じて欲しいことはありますか?

日本ならではの畳文化。海外のお客さんに畳文化を味わってほしい。あとは、ゆったりしてもらえれば。外国のお客さんに直々に「畳を無くさないでください」と言われたりします。そんなに言ってくださるのなら、無くしたくないなと思います。でも、いつまでもつか、、、ははっ。

新型コロナウイルスの影響もあってか、外国のお客さんが激減し、経営的にもいい状況ではないと話していました。。
今の自分になにかできることはないのか。と取材後、考えてしまいました。

取材ありがとうございます!!


夜ご飯も、朝ごはんも大満足!また、必ず来ますね。

取材が終わり、晩御飯も食堂でいただきました。

お腹いっぱいになって欲しいからと、何度か確認されて、笑顔で「お腹いっぱいです!」と答えました。確認してきてくれるあたりも、旅館の優しさですね。

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温かく具材たっぷりの芋っこ汁に、美味しい小鉢が沢山。
岩手の地ビールペールエールも頂きました。

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料理をするのは女将さんの息子さん。
刺身盛り合わせがおすすめとのことです、注文すると豪華なお刺身が!
ホタテ、水ダコ、アジ、マグロ、金目鯛と大満足、、、!


ゆっくり眠りに落ち、早速朝食!ボリューミーでこちらも大満足!

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初めて泊まった時に虜になってしまった熊ヶ井旅館。
久しぶりに人にはあまり教えたくないなぁと思うほどに、私の心に響いた場所でした。
皆さんも盛岡に泊まるときはぜひ、行ってみてくださいね。

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ゴン太、女将さんお見送りありがとう!!!


【旅館情報】

岩手県盛岡市大沢川原3-2-5
TEL : 019-651-3020 FAX : 019-626-0096
 E-mail : kumagairyokan@yahoo.co.jp

熊ヶ井旅館のホームページはこちらから

熊ヶ井旅館食堂はこちらから


編集後記

女将さんは常に笑顔で私を迎え入れてくれましたが、外国人のお客さんがメインの旅館なので新型コロナの影響はとても大きかったのでは?と感じています。もう一度行きたいし、絶対に無くしたくない。自分にできることをしたいと思いました。

この記事を読んでいるあなたに熊ヶ井旅館の魅力が伝わること、心より願っています。ぜひ、盛岡に行った際は泊まってみてくださいね。駅から徒歩10分程度で徒歩でも問題ないです。

あと、盛岡三大麺(わんこそば・盛岡冷麺・じゃじゃ麺)も忘れずに!!!
盛岡冷麺は本当にうまし!!!

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