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【ゲーム】『Pokémon LEGENDS アルセウス』感想・雑感

オッス!オラ、ピコピコおじさん(45歳)!「大きいお友達」の年齢制限すら超えてやしないか心配な長谷川誠です。

2022年1月28日の発売日にダウンロード版を購入し、隙間を見つけてはプレイすること、プレイ時間はまだ18時間ほど。とりあえず感じたことなどをネタバレしない程度に記しておこうかと思います。

所感を一言で書くならば「嗚呼、そうそう。これを想像していたんだよなぁ…」ということです。

1996年、RPGばっかりプレイしていた大学生の私は、新作ゲームの1つとして『ポケットモンスター緑』をプレイしました。ゲームボーイの充電が切れることに怯えながら、白黒ドット絵で展開されるポケモンの世界に浸り、ゲーム友達がいないため図鑑のコンプリートはできないことに気付きテンションがダダ下がったことを今でも覚えています。※解説:ポケモン図鑑を埋める、全てのポケモンに出会うには、所有していた緑とは別バージョンの『赤』との通信ケーブル物理接続による「ポケモン交換」が必要でした。

くうぅ…さすが任天堂(発売当初は任天堂のソフトでした)。しっかりと、「ゲームは友達と遊ぶもの」が大前提の任天堂イズムを貫きやがるぜ…きっと、そういう類の人(ゲーム友達がいない)はポケモンマスターになってはいけないんだ…そんなことを思っているうちに、興味は他のRPGへ…

とりあえず以降も、ポケモンの新作が出ればプレイはするものの、対人戦に向けてポケモンを厳選するようなガチ勢というわけでもなく、図鑑はコンプリートできるわけもなく(一人でソフトを2バージョン買ったり、中古ソフトに誰かのポケモンデータがないか探したりという”わるあがき”はしましたが…)そんなポケモンプレイヤーな私です。

脳内の想像が目の前に!

シリーズお馴染みの「野生のポケモンが飛び出す」って、こんな感じだろうか?モンスターボールを投げる時に外れたりしないんだろうか?ポケモンの攻撃が人にあたることはないんだろうか?

アニメ版の感じを想像したりしながら脳内で補完していた、あの風景がアルセウスでは目の前にありました。草むらだけではなく、フィールドでは当たり前のように野生のポケモンが闊歩し、ポケモンに見つかってしまうと追跡され攻撃される場合もある(パラスがあんなにも攻撃的でウザいとは…)。高いところから落ちたり溺れれば、さすがに死亡はしませんが気を失い持ち物を失う。

ポケモンを捕獲するためにモンスターボールを投げる際も要注意です。気付かれないよう、スネークよろしくスニーキングしながら接近しなければいけません。アクションが苦手な私は照準を合わせたつもりが、ボールを木にぶつけてしまい失ったり、ポケモンに気付かれアワアワ状態になりお供を戦わせるつもりが無駄にボールを何個も投げてしまったりとお祭り騒ぎ。

それもこれも「嗚呼、ポケモンがオープンワールドになったらどんな感じなんだろう」と想像していた通り。ジャストライクでこれなんです。厳密にはアルセウスはオープンワールド(シームレスに全てが繋がった箱庭世界)ではないですが…

出るべくして出た昔話にグッとくる!

物語の舞台は「ヒスイ地方」。これはのちに「シンオウ地方」と呼ばれる北海道をモデルにした土地である。過去作のダイヤモンド・パール・プラチナの舞台でもあり、考察ファンも多い「創世神話(シンオウしんわ)」が語られる土地でもあります。

そもそもポケモンの舞台設定とは、人間以外の動植物が全てポケモンというファンタジーな異世界。実は異世界ではなく、現実世界と同じ世界線であり、動植物全てがポケモンに置き換わってしまう「何か」があったのではないか…と、非公式な考察から都市伝説に至るまで作中の「匂わせ」に心をときめかせているのです。

そんな中でも考察が捗る、ポケモンによる創世が語られる「シンオウしんわ」。日本のみならず世界各国の神話がモチーフになっていそうな創世物語に根っからの人文学系人間としては興味津々なわけです。この神話にまつわるストーリーが「シンオウ」と呼ばれる前の「ヒスイ」(北海道が蝦夷と呼ばれていたことがモチーフになっていると思われます)でさらに紐解かれるとあっては、激熱のワクワクさん群発生リーチですよ。

しかも、物語にさらに没入してもらいたいのか、ご丁寧にシンオウ舞台の過去作のダイヤモンド・パールを今作発売前に復習用としてリメイク。もちろんピコピコおじさんは、ポケモン2作用にニンテンドーカタログチケット(ダウンロード版が2本9,900円で買えるデジタルチケット)を準備していたわけです!… …何だろう、頼まれてもいないし報酬ももらえないのにステマしている気分に…

収拾がつかないので雑感箇条書き

・これって『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(以下BOTW)』続編に向け、小さいお子様にオープンワールド風に慣れてくださいね!という作品でもあるように思えてきた。

・アルセウス、ポケモンバトルがシビアすぎませんか?今までであれば、ストーリー自体はレベル上げでゴリ押しできる感じがあったんですが…

・ポケモンを愛でる機能が少ない!という感想をよく目にしますが、ポケモン自体が謎の生命体であり、自然と同様に畏敬の念を抱かれつつ一定の距離を保たれていた時代のお話ですから仕方ないのでは、と開発陣を擁護してみたり…

・せめて崖は、ポケモンに頼らずに最初からBOTWのリンクよろしく自力で登れてほしかった…

・ポケモンが実際に目の前にいたとしたら、生き物としての「怖さ」がある点を体感できて良いなぁ…

・これ、ひょっとすると、ゲーム友達がいないソロプレイヤーでも図鑑がコンプリートできるんじゃないでしょうか?だとしたら、積年の恨み(?)が晴らせそう…

・お正月に甥っ子達とスイッチを持ち寄り、ポケモンをプレイしていた感じから言うと、小学生以下のお子様にはアクション面からクリアは少々厳しい内容かと思われ…

・とりあえずストーリーのボリュームは30時間程度とのことなのですが、納得いくまでチクチクとプレイしていこうかと思います。アトラスの『十三機兵防衛圏』スイッチ版(4月14日発売)までには終わらせたい構え…

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