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【ゲーム】『返校 -Detention-』クリア後雑感~ 変わる恐怖の質、恐怖の対義語としての自由

はい、通信障害。詫びauPAYポイントの配布マダー(タチの悪いスマホゲーキッズ風に連呼)、auでんきも契約しているファミリーauユーザー長谷川誠です。いや、まぁ、普通に困ったんですけどね通信障害。

ちなみにスマホゲーユーザー界隈でよく聞く「詫び石」だの「運営」だの「ぶっ壊れ」だのの表現が苦手なおじさんです。

どこまでいっても、世間一般に広く認知されたタレントかプロゲーマーにでもならない限り、たかだかゲームのイチ素人プレイヤーですよ我々は。ゲームという作品をプレイさせて「いただいている」んですよね。

たとえyoutubeの再生数がいくらかあったとしてとも「運営よ!」などと「俺は発言権があるんだぜ」「制作サイドのこと言っちゃうぜ」的な発言をされている方を見たり、何かと言えば「ぶっ壊れ!ぶっ壊れ!(現ゲームバランスを壊しかねないほどのキャラやアイテム)」と叫んでいる方々を見ると…

間違ってクソゲーを買ってもらった場合、アレコレ考えて味がなくなるまで黙ってしゃぶり尽くすしか「ゲームを楽しむ方法」がなかったレトロファミコンキッズあがりのおじさんは微妙な表情になってしまいます(笑)

『返校‐Detention』

はい。そんな愚痴はさておきゲームプレイ感想ですよ。noteでフォローさせてもらっている、コケさんが台湾の制作会社制作のホラーゲーム『返校‐Detention』を激しくお勧めされており、前から気になっていたおじさんはswitchダウンロード版を購入しプレイしたわけです。

結論から先に言います。

夜中トイレに行くのを我慢せざるを得ない事態に!!(この後、滅茶苦茶我慢して薄明るくなってからトイレへ…)

トータルプレイ時間にすると数時間程度ではあるものの、3日間がかりでエンディング(トルゥー・バッドエンド両方達成)まで到達しました。

今、妻は里帰り出産中。夜は部屋に一人ぼっち。臨場感を演出しようと、テレビ以外は全部消した薄暗がりの中大音量でプレイ(今思えばやめておけばよかった…)

さすが『サイレントヒル』を目指して制作されただけあって、あの初代『サイレントヒル』で体感したような音による演出がゴリゴリに効いているホラーゲームです。音演出が入る度に体を強張らせながらプレイし始めた、そんな最初の夜でした…。

尿意を感じてボンヤリと目を覚ますも、ゆっくりと覚醒していく脳内にフラッシュバックしたのはゲームの映像や音などの恐怖演出…。

わかっている、これは現実だと十分理解しているが、どこからかうめき声が聞こえてきて悪霊と出会ってしまったら息を止めないといけないし、お供えご飯持ってないし、ウェイ君がぶら下がってたら困るし(ゲームと現実の区別つかないおじさん)…

…はい!布団の中で尿意我慢おじさんの完成です(笑)

クリア後の雑感雑記(ネタバレなし)

特に知らなくても十分に楽しく怖くプレイできますが、『返校‐Detention』。1960年代の香港における歴史的背景(もしくは歴史的背景を連想させるフィクションとの配慮あり)がベースになっております。

申し訳ないことに、ずいぶんと久方ぶりに耳にした「白色テロ」という単語。その辺の考察や香港~世界規模での盛り上がり、そして製作者インタビューはコチラ↓の記事がとても分かりやすくまとめてくれております。さすが。

社会的事象としての意味や側面は、記事にまとめてもらっておりますので置いておきますが、私が強く感じた面白さは「恐怖の質が変貌していくこと」でした。

尿意我慢おじさんだったのはプレイ初日だけ。ビクビクしながらもストーリーに没頭しつつ、歩を進めていくに従い「怖い」の質が変化していくんです。

始まりの1章は、とにかく主人公ファン女史が入り込んでしまった意味不明な「得体のしれない物」への恐怖。悪霊も怖いし、サイレントヒルでもお馴染みである「錆付き老朽化し荒廃した風景」への生理的嫌悪感も恐怖のスパイスとして効いています。

余談(その1)ですが、1章のウェイ君をアレしないと先に進めない恐怖の仕掛けは、ヒントがあっても通常は思いつかないですよ…ねぇ…。何て言うか、その、道義的にというか何と言うか。これが分からな過ぎて攻略サイトに頼ってしまう羽目になっちゃいました…(笑)

ところが、ストーリーを進めていくにつれて「あれ?これってひょっとして…?」的な伏線が絡み、その恐怖は徐々に質と形を変えていきます。

恐怖と言うよりは狂気を感じさせられたり
トゥルーエンドを見た後には、恐怖とは別の感情が芽生えるシーンがあったり

「恐怖」を出発点にしてプレイヤーの感情をガンガンと幅広く揺さぶる。この揺さぶりに酔いしれたまま最後まで一気にプレイしてしまいました。

ビクッとさせてなんぼの所謂バイオ系ホラーゲームとは異なり、心揺さぶられるホラーゲーム。面白かったです。コケさんありがとう!

余談(その2)ですが、本来怖いはずのヒントテキストですが…

この”人ならざるもの(鬼?)”さんなどのイラストタッチが…

どうしても…、これ、ニッチかつ個人的なことなんですが…

電気グルーヴPVのアニメタッチに見えてしまって、見えてしまってダメでした。その部分だけ恐怖が薄れてしまいました(笑)もうちょっと、水墨画風のイラストで良かったような気もしますが…。

さて、久しぶりにホラーゲームをプレイしたおじさん。ホラージャンルは次に何やりましょうかねぇ…。個人的には『夜廻』シリーズ、『死印』、『真流行り神3(1,2プレイ済)』も気になってるんだよなぁ…。

狩れ~♪狩れ~♪マツケンサンブレイク♪(モンハンサンブレイク)は、モンハンシリーズは「2ndG」で友達がおらずソロG級達成どまり、モンハンストーリーズ2という外伝にハマってしまった「アクション下手おじさん」には辛いし…。

とか言ってると、絶対にswitchで出ないだろうと思っていた『ペルソナ3~5』『NieR:Automata(ニーアオートマタ)』がswitchで発売とか発表されるし…。ニーアなんか、プレステ持つ予定ないから、絶対にプレイする機会ないだろうなぁとyoutubeでストーリーまとめ観ちゃったじゃんよ…先言ってよ、ホント…。

以上、こうやってやりたいゲームにまみれたまま、ポケモン新作やゼルダ新作の発売を迎えてしまいそうな長谷川誠でした。合掌。

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