多様性に富んだ人的ネットワークを創ろう
いろんな人がいろんな本を紹介してくれるので、毎日のようにAmazonがやってきて困り果ている鵫巣です(笑)。
さて、私はkindle出版した「ストレスフリーな52歳からの働き方」のなかで、「付き合う人を変える」という小見出しで私見を書きました。
最初に誤解のないように言っておくと、これは決して今までの人たちとの交流を否定しているのではありません。
今までの人脈プラス新しい人たちとの交流を通じて、新しいネットワークを築いていく大切さを書いたつもりです。
私にとってバイブル的な存在となっている「LIFESHIFT」という本の中に、こういうフレーズがあります。少し長くなりますが、引用します。
『あなたのことを最もよく知っている人は、あなたの変身を助けるのではなく、妨げる可能性が最も高い人物なのである。その人たちは多くの場合、あなたがいままで通りで変わらないことに最も多くの投資をしている人間だからだ。その点、新しい人的ネットワークに接すれば、新しい価値観、規範、態度、期待に触れられる。それに、そうしたグループのメンバーは、あなたと同じような不安を味わっている可能性が高い。そのような人達と自分を比べることではじめて、あなたは変身への抵抗を乗り越える「臨界点」に到達できるのだ』
プロデューサーの長倉顕太氏は、その典型が「親」だとして、そのことを書いた『親は100%間違っている あなたの価値観を破壊する33のルール』という本を出版しています。
自分が抱えている将来への不安や、これからの生き方などを、同じ社内の人に話したところで何の役にも立たないと、私は考えます。
なぜなら、同じ環境下にいて同じような経験しかしていない人に相談しても意味はないからです。
そして、出来ればあなたにはそのままのあなたでいてほしいと願っていて、大きな変身を遂げて私の知らない遠い世界に行かないでほしいと思っているからです。
定年まであと何年と秒読みに入った方々とお話ししていて感じることは、会社関係と親族以外にネットワークを持っていない方が実に大勢いるということです。
意外なことに、高校時代、大学時代の友人ネットワークも、アクティブな形で持っていない方がたくさんいらっしゃいます。
会社生活はいずれ卒業します。
人生100年時代を楽しく生き抜いていくために、多様性に富んだネットワークを構築しておきたいものです。
そのためには、目を外に向け、他流試合を活発に行い、多様な価値観を身につけたいものです。
「LIFESHIFT」の別の箇所にはこう書いてありました。
『あなたが自らの未来のために描くシナリオは、あなた自身のニーズや希望や願望を軸に描かれるべきだ。』
あなたは、会社関係と親族以外にどんなネットワークを持っていますか?
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