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「読者の盛り上がりが伝わる」企業公式アカウントのTogetter活用事例【東京創元社さん編】

こんにちは。ツイートまとめサービスTogetter(トゥギャッター)編集部です。

誰でも自由にツイートをまとめられるツール「Togetter」は、企業公式アカウントのみなさんにもお使いいただいていますこのマガジンでは、実際にTogetterを活用されている企業のみなさまにインタビュー形式でお話をお伺いし、事例を紹介していきます。

今回お話を聞いたのは、ミステリやSFの老舗出版社として熱いファンを持つ東京創元社 編集部の宮澤さん。Togetterができたばかりの2010年から読者さんとのコミュニケーションをまとめるツールとして活用してくれています。まとめも企画に入れてSNSキャンペーンを実施してくれているということで詳しく聞いてみました!

東京創元社さんによるTogetterまとめ


ーTogetterを使い始めたきっかけを教えてください。

Togetterを使い始めたのは前任の担当者がいた2010年です。当時からfavologTwilogなど新しいツールは積極的に使っていました。SNSを使いだしてさまざまな読者の反応を知って、どんなことができるかなと考えていました。

初めてまとめを作ったのは「夏の100冊」という企画のときです。新潮社さんの「新潮文庫の100冊」など、他の出版社さんが夏におすすめの本を書店で紹介する企画を行なっているのを弊社でも真似して、一般の読者に100冊選んでもらう企画をやったら盛り上がるのかなと思い、Twitterで募集してまとめてみました。

初めて作成した「夏の100冊」まとめ

「夏の100冊」の企画の反応がよかったので、品切れ中の文庫作品を対象に復刊してほしい作品を募る「復刊フェア」でもTogetterを活用してみることにしました。「復刊フェア」は90年代から開催しており、ハガキやメールでいただくご意見、売上の記録をもとに毎回対象作品を選んでいましたが、せっかくTwitterを開設して読者のダイレクトな反応がわかるのであればと、Twitter上でアンケートを行いました。

作品名をツイートすると復刊されるかもしれないという夢の企画

Twitterを使った「復刊フェア」アンケートはその後恒例になり、まとめも毎回作っています。ほかにもTwitterで読者のクチコミで盛り上がっている本が一定数あるので、クチコミがまとまった形で見られるほうが本を購入する際の参考にもしてもらえると思ってまとめています。書店さんにも「読者からこういう反応があるんです」と伝える営業材料にもなっているんですよ。

ー印象的だったクチコミを教えてください!

ここ数年ですと、今村昌弘さんの『屍人荘の殺人』です。

この作品は弊社主催の新人賞「鮎川哲也賞」の受賞作を刊行したものですが、作中のあるギミックがすごいと話題になりました。読者の方がネタバレにならないよう、その点を自主的に伏せてクチコミを書き、それを見て読んだ人が「やっぱりこれは伏せたほうがいい」とさらに同様のクチコミが増えていったんです。その感想を中心にまとめたら興味を引くんじゃないかと思って、それをテーマにまとめを作りました。Togetterは、読者の盛り上がりをリアルタイムで形に残していくことができるので便利ですね。

内容を伏せた感想だらけで逆に気になる『屍人荘の殺人』まとめ

今年、特に盛り上がったのはジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの』ですね。

『星を継ぐもの』は弊社の大人気SF小説のロングセラーですが、5年前に累計100版を突破したとき、前任者が思いつきで「読者が持っている100版すべての奥付画像を集めてみる企画」をやってみたんです。5年前は惜しくもコンプリートできなかったんですが、今回、新版刊行記念企画として再度実施したところ、すごく盛り上がって最終的に見事なオチまでつきました。

『星を継ぐもの』104版コンプリート企画
  • 「あなたの『星を継ぐもの』は何版?みんなで104版コンプリートできるかな」企画ページ(ツイートを集めてTogetterでまとめていくことを告知)

  • 驚きのオチが待っていたキャンペーンの結果

ー104版分のツイートを並べるのは大変じゃなかったですか?

まとめる作業自体はドラッグ&ドロップでできますし、ツイートに添付されている奥付の画像を見て版数順に並べるだけなので、そこまで苦ではなかったです。ありがたかったのは「重複削除」機能です。ハッシュタグでツイートを拾って、最後に重複分を削除すればいいのは楽でしたね。キャンペーンを開始して最初のころはツイートが集まる勢いがすごかったので半日に1回まとめを更新しないと追いつかない日々で、そこはちょっと大変でした。

この企画はうっかり「時系列で並べる」ボタンを押さないように注意していました。感想まとめは時系列に並べたほうが面白くなる場合もあるので、この機能を使うこともあります。そこは臨機応変に対応しています。

ー今後やってみたいことはありますか?

今年は文庫のSF部門である<創元SF文庫>が60周年ということで前述の『星を継ぐもの』キャンペーンなどいくつか企画を行いましたが、実は来年2024年は会社自体の創立70周年なんです。70周年に向けていろいろな企画を用意しているので、Togetterを活用することになると思います。あとは弊社の刊行作品が映像化したときの盛り上がりなどもまとめてみたいですね。

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熱いファンをもつ東京創元社さんが読者さんとコミュニケーションを図っている様子が伝わってきました。創立70周年の企画も盛り上がりそうですね!今から楽しみです。

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