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ホワイトバランスを考える

デジカメは富士フイルムを使ってます。そのフィルムシミュレーションをカスタムして「フィルムっぽい」を目指したカスタム設定も幾つか作ってますが、デジタルしか知らなかった僕が「フィルムっぽい」を求めること自体がナンセンス!だと言う事に気が付きました。

最近、親父殿の30年前のフィルムカメラ、EOS5QDを譲り受け使ってみて思う事に、「フィルムっぽい」を目指すのであれば、まずISO感度は400とかに固定しちゃいなよ!って話です。そしてホワイトバランスは「晴れ」に固定。ISO400のデイライトフィルムって事ですな。

上の写真はクラシックネガカスタムのホワイトバランスオート。ISOは400で絞りF2.0、シャッタースピードは1/45です。ISO400固定なら開放でもシャッタースピードは稼げませんね。フィルム時代にゃ今以上に大口径レンズが重宝された事でしょうね。

こちらはそのホワイトバランスを「晴れ」に変えたもの。カスタム設定は以下の通り。

カスタム名:NC.C2 RBG
フィルムシミュレーション:
クラシックネガ
グレインエフェクト:WEAK/LARGE
カラークローム・エフェクト:弱
DR:オート
WB:晴れ
トーンカーブ:H-1 S-1
カラー:+2
シャープネス:-4

さすがクラシックネガ。どちらも実にフィルムっぽい!ですがホワイトバランス「晴れ」の青被り具合の方がよりフィルムっぽい気がします。

フィルムにはホワイトバランスなんてモノはありませんから、日向では赤く、日陰では青く写るはず、です。つまりデジカメの場合、ホワイトバランスを「晴れ」に固定する事で、フィルム同様のホワイトバランスとなり、よりフィルムライクに撮れるんじゃないの?と思った訳ですが、とうですかね?

まぁ「より綺麗な写真を」と思えばホワイトバランスオートは外せない機能ですけどね。デジタルを使ってんのにあえて時代に逆行した写りを求めるなんてナンセンス!としか言いようがありませんが、まぁ楽しけりゃいいんですよ。(ちなみに普段はもっと普通に写る設定で撮ってますよ)

カスタム名:CC.C1 R
フィルムシミュレーション:
クラシッククローム
カラークロームエフェクト:弱
DR:オート
WB:晴れ
トーンカーブ:H-1 S-1
カラー:+1
シャープネス:-2

カスタム名:ACROS.H2S3
フィルムシミュレーション:
アクロス
DR:オート
WB:晴れ
トーンカーブ:H+2 S+3
シャープネス:+4

同じように、クラシックロームとアクロスのカスタム設定にもホワイトバランス晴れを適用してみようと思います。しばらくはコレで遊んでみます。

遊び方:カメラはX100VかX-Pro3で。背面液晶は使いません。X100Vの場合はOFFに設定。ファインダーはOVF縛りで、上記フィルムシミュレーションを使用して、ISO400に固定。これでほぼほぼEOS5QDと変わらん使い心地になります。アクロスはISO100とかにしてグレインエフェクトも良いかも知んない笑。

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