生徒先生の授業〜コマ〜

たまにはこんなこともあります。

いつもしっかりものの生徒ですがなんだか不安げ、長男と一緒に計画表を見直し、昨晩、コマが足りないと困っていたようだったのでチームを分けてやろう！など先生と一緒にやっていたのですが意外にもいつもしっかりしているだけに授業が思うように進まず、先生の顔を見ながら、授業中にも関わらず先生に相談したりしながらだったのでしーんとした時間が何度か。

そうです。
私はこういうのを待っていたのです。
なのに、うちの生徒たちはとても優秀でみんなあ先生として堂々と立派にやっちゃうものだから、教えることないじゃん！とか思っていたのでとても良い授業になったと思います。

今までやったことのないことに不安におもったり、いろんな準備をしていたっていざほんばんになるとできなかったりはよくあること。
私だってそうでしたから。
何度も入念に調べて、練習したのにいざ本番になると緊張しちゃって頭が真っ白になる。
いいたくても何も出てこなくって困ることだって多々ありました。
これは小学校時代の話で、中高は恥ずかしいし、嫌な思いはしたくないから授業は基本、ずっと手紙を書いていたりした。
ノ—トも書いたりしていたけどね。
手をあげて主張したり、まとめたりするリ—ダ—になることだって失敗したり、間違えたり、発表したりが嫌だから全部避けて通っていました。
だから、この生徒の気持ちはわかるんだよね。
焦るよね。
なんで自分は上手くできないんだろう。とか
わたしダメダメじゃんとか思っちゃうよね。

しかし、この生徒は最後までやり遂げました。
ただ、このままでは結構ネガティヴなので、自分には無理だ。次はやりたくないなぁって思っちゃいそうだったので授業が終わったあとにすぐ、考察を行いました。

授業をやってみてどうだった？と聞くと、
楽しそうじゃなかった。
というので誰が？と聞くと
みんながと答えてくれました。

なんで楽しそうじゃなかったんだろう？
どうしたらよかったんだろう？
とみんなで反省点を考えました。

先生はみんなよりコマを回すことができるし、授業の内容も良かったと思う。
何が違かったのかなぁ？

すると、自信がなさそうに見えた。と1人の生徒が答えてくれました。

なんでそう見えたの？

何回も長男に聞いて決めていたからかなぁ。
そうか。

じゃー自信を持って授業を進めるにはどうしたらよかったんだろう？

と聞くと、何回も練習をする、シュミレーションをお家でやってみる。
などやり方を教えてくれました。

先生自身が不安で楽しそうではないと生徒にもそれが伝わってしまうんだね。

けど、マキはね。
これを教えたかったんだよ。
今までの生徒は上手くできすぎていて、このことを教えたくても教えられなかったけど、普通は先生をやってみて！と言われたら基本こうなるんだよ。

だから、今日、この授業をやってくれてマキは感謝しかないし、100点満点なんだ。
今回のことでいろんなことを学び、どうしたらもっと良くなるかがわかったからきっと次回はもっとすごい授業ができると思うよ。
今回のことを忘れずに次回やる時があったら頑張ってね。
と伝えて、授業を終えました。

不安ならば不安がなくなるまでとことん下準備をすれば良い！
これは勉強でも発表会でも言えること。
どうしたら不安が取り除けるのかがわかり、きっとこの先生も今回を生かして、次回、頑張ればめっちゃ成長するでしょう。
けど、今回の授業で、何人かコマを回せなかったのに回せるようにしてくれたので感謝です！！

また来年も生徒先生はやろう！と決めました。

今日の授業もとても素晴らしい実りある時間を過ごせました。
生徒先生本当にお疲れさまでした！