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第1期738万赤字~あなたならこれでも続けますか~

4人の個性的で魅力的な生徒たちの紹介が終わりました。生徒たちの魅力を話し始めるとわが子同様に自慢もたくさん入り、ここをこうすればもっと良くなるんだよねと話が長くなってしまうので一部のみのしょうかいだったけど、この4人の生徒がいてくれたからこそ今があると言っても過言ではない。子どもたちにも保護者の皆さんにも心から心から感謝してます。

本当に本当に有難うございました!

この4人と全力で毎日を過ごした。公園にもたくさん遊びに行ったし、お勉強だってたくさんした。いろんなところに行っていろんなことをやって、泣いて笑って喧嘩して仲直りしてたくさんたくさんいろんなことをやってみんなで一緒に成長していった。第1期で一番思い出があるのが公園戦争だったかな。近くの学童の子ども達が公園を占拠状態の中、近所の子どもたちもいて、どうやって自分の生徒のために遊び場を確保するか。公園で遊べないのは痛い。ちょっと歩けば公園はあるんだけどそこまで行くとかなり時間のロスになってしまうからどうしてもそこの公園で遊びたかったからさ。

あとは他の子ども達の中ではマナーがなっていない子がいて、その子たちとも戦うことになった。マナーがなっていないこどもたちを黙認すると子供たちには矛盾が生まれる。

「自分たちには注意するのに、じゃ~あの子たちはいいの?」

子どもたちはこの矛盾に結構鋭い。わたしもその矛盾を許せないタイプだから。その黙認はないなって思っていた。けど、学童を始めたばかり、いきなり怒ったりしたら噂が立って誰も入会に来なくなるかもとか。他の学童の先生のプライドもあるだろうからここは違う学童の分際で注意するのはいけないのかもとか。いろいろと考えた。いい加減大人だからそのくらいは考える!

しかし・・・


3歳くらいの小さい子が歩いている中、木をぶんぶんと振り回し、今にも当たりそうになっているのに止めない学童の先生。

「ちょっとどいて!」と近所の子どもたちが遊んでいるのに、さも自分の場所かのように良い場所をとっていく学童のこどもたち。

ベンチは座るところなのにずかずかと土足で当たり前かのようにのぼって遊ぶこどもたち。

小さい子用の滑り台を占拠してカードゲームをやる高学年。


最初の3日間は我慢した。言いたいことをAKY(あえて空気を読まない)で言ってしまう私が3日間我慢した。

しかし、4日目に我慢の限界で目に余る子どもたちの行動をかたっぱしから注意し、なぜいけないのかを話した。時には学童の先生がこっちに駆け寄ってきて「すみません。」と先生が謝ってくる。しかし、「先生が謝るところではなから。本人が謝り次からしないように反省するべきなのでこの子に話をするから先生は入ってこなくていいです。」といったこともある。きっと周りの子どもからしたら「カミナリババア」くらいのあだ名をつけられていたんじゃないかな。めっちゃ怒るし、めっちゃキレるから。けど、不思議と私は嫌われなかった。(本当か?!中には嫌っているのもいたのかもしれないけど私は気にしない)ちゃんとルールを守ったらめっちゃ褒めるし、挨拶返事したら頭なでるし、偉いねってめっちゃ褒めるし、大人の事情で一緒に遊べないとは言わずにどんな子でも自分自ら勇気を出して「仲間に入れて。」と言って来たら入れてあげて一緒に遊んでたからむしろ好かれていたと思う。怒ることも褒めることも、あとはあいさつや返事に関しても近所の子に繰り返し教えていった。そしたら、togetogeはわたし入れて5-6人しかいなかったけど20人近くで遊ぶことになり、おのずと場所が空くようになった。今までなんとか時間をずらしたりして遊び場を確保したりしていたのに、一番ピークの人が多い時間でも場所が空くようになったのだった。理由は近所の子も巻き込んでたくさんのこどもたちで遊ぶっていうこともあったけど、他の学童の子でも遊びたいという子は仲間に入れて遊んでいたので「一緒に遊んでもらっているし・・・」って気持ちも学童の先生にはあったのかもしれない。公園戦争で領地を獲得できたのはガキ大将の私としてはとても嬉しいことだった!

わからない中、手探り状態ではあったけど「これが一番の最善策と瞬時に考え結論付け実行していく」を繰り返し何とか第一期を終えた。

特に生徒が増えるわけでもなく終始4人の生徒のみ。まーちゃんとわたしで人件費が2人分、地代家賃、駐車場代、その他もろもろ、そして売上原価。だいぶ赤字が出るということはわかっていた。頭ではわかっていたけどここまでとは・・・


738万赤字


ぶっちゃけ現実味がなかった。通帳にあるお金がどんどんと無くなっていくのはわかっていたがそこまで現実味を感じない私。ママと公庫から借りたお金合わせて700万円がすべて第1期でなくなってしまったのだ。今ならわかる。この危機が。これでやっていくつもりなのか?大丈夫なのか?マジないだろうと思う。

どうですか?皆さんなら?これでもつづけますか?

けど、私にはやめる何って選択肢は全くなかった。お金を借りてる手前、ママには現状を伝えたところ。「やるだけやってみな。」って言われたけど。けど、やっぱり早々にやめたほうがいいと思っていたらしい。そりゃそうだよね。負債が増える前にやめろって思うよね。けど、私は自信があった。私の育み方に。絶対にこの子たちは学校を活性化させられる人財になると。実際、4人の生徒たちが学校で高評価でいろんな場面で活躍する姿を見たし、聞いた。その子たちの実績があったからこそ私は強い自信を持っているのだと思う。

ただこのままではだめだ。と、まーちゃんに頭を下げて週5で働いてくれていたところを週1にしてもらう決断をした。これだけはとずっとずっと会計士さんにも一人でできるなら一人で。削れるとしたらここだから。夏前から早いところ人件費の見直しをと言われていた。けど、仕事を辞めて、わたしの会社に力を貸してくれるといってくれたまーちゃんを切ることなんてできなかった。言えないまま1年経過し、このままでは本当にまずいと思い苦渋の決断をしたのである。

本当にごめん。まーちゃん。私がふがいないばかりに給料を払うことが出来ない。週1になってしまうが良かったら働いてもらえないかな。

そういってまーちゃんには働く日にちを少なくしてもらい、人件費を削ることになった。立ち上げ当初から力を貸してくれた人財だっただけに本当に本当に申し訳なかったし言いにくかった。今も尚、力を貸してくれているまーちゃんは本当に器が大きくてtogetogeにとっても大切なスタッフのひとりである。

あとなんとかこの第1期を乗り越えられたのはイベントの売上も十分貢献している。当時、小6だった長男。シャイなのにも関わらず頑張ってチラシを友達に配ってくれたおかげで、長男の友達がたくさん来てくれた。そのおかげでこの小学校でtogetogeを知る人が増え、今後の入会に繋がるこどももいたほどだった。長男もこのころからtogetogeにとって大切なスタッフであっただろうな。

あと近くの小学校の副校長先生には感謝している。この当時の副校長先生はとても良い方で出来たばかりのしかも株式会社の学童にも関わらず学校の来賓として運動会や卒業式、入学式に呼んでくれたのである。今考えるとこんなことって実はあんまりしてもらえないんじゃない?副校長先生の粋な計らいでやってもらえたのではないかと思う。副校長先生や他の学校に行ってしまったのを機に私は来賓として呼ばれなくなってしまったから。きっとそうなんだと思う。あの時、来賓として呼んでくれたおかげでtogetogeを知ってもらえる大きなきっかけとなったのでここから感謝しています。本当に有難うございます。

第1期は・・・

〇学校を活性化させられる人財を育むことには成功

〇公園戦争では一部の領地を獲得


しかし

✖経営としては赤字738万

✖人件費節減のためスタッフの労働時間を縮小は経営者としては失格


で幕を閉じました。そして、次の第2期入会者募集決戦に向けて準備をし始めます。今回はなるべく早く行おうと10月には募集をだし、12月に申込みの受付を行いました。そして、第2期はというと。。。

次回のお楽しみです。今日も読んでいただきありがとうございました。


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