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ソファと鳥

こんばんは、こんにちは。toga.shiです。
今日は、いよいよ、新しいソファが部屋にやってくる、ということで、運ぶお手伝いとして、友人のTさんが朝から家にやってきました。このソファの配送は、集合住宅の場合、建物の入り口までしか運送屋さんは運ばないよ、そこから部屋までは自分で運んでね、という決まりがあったので、じゃあ、玄関から部屋までは、力持ちのTさんに手伝ってもらおうという計画でした。
ですが、幸運なことに、運送屋さんの男性2人が部屋まで運んでくれたのでした。というわけで、Tさんが着くころには、ソファは段ボールから開けるだけ、という状態になっていたわけです。で、ソファーは一瞬にして配置され、Tさんと私はソファに座って、「ああ、もう、ここから動けないね」とゴロゴロしはじめることになったのでした。「いったい、今日は何しにきたんだろう?」「いいんです、新しいソファでゴロゴロして行ってください」

Tさんは、引っ越しの時も手伝ってもらったのでした。赤帽のおじさんの倍くらい運んでくれたし、その後、洗濯機の排水溝がはずれて途方にくれたときも助けにきてくれた。この部屋の半分以上はTさんによって成り立っているようなもの。感謝しかない。だからゴロゴロしてもらってよい。
コーヒーとチョコレートをつまみながら、
「この部屋もだんだん整ってきたねぇ」とTさんが言う。
「そうですね、あとは、ここに生き物がいるといいんですけど」
「生き物?」
「はい、文鳥です」といって、私は図書館で借りて来た『文鳥のヒミツ』という本をTさんに差し出す。
「おまんじゅうみたいに膨らんでいるの、めっちゃかわいいんです」

Tさんは今日、夜勤の日であった。その場合、午後から仮眠をとることが通常である。でも、Tさんも動物好きの人なので、文鳥について調べ始めてしまった。この近辺の、鳥の店について調べ始めてしまったのであった。
「鳥のカフェがあるねぇ」
「何時からやってるんですか?」
「11:30からだって。車で30分くらい。雪道だからもっとかからるかなぁ」
「…行ってみますか。でもTさんの仮眠の時間が…」
「まぁ、なんとかなるでしょ。行ってみますか」

ということで、なんとなく、気まぐれに、鳥のカフェに向かうことになったのでした。
私とTさんが一緒に行動すると、だいたい気まぐれに物事が進んでいくのでした。

次回へつづく…

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