【詩】かさんどら
その人との間には
結局心の交流は生まれなかったな
交流できたように感じたことは
ほんの一瞬できたように思ったけど
その人の孤独感や、人とのつながらなさ
十分ひしひし伝わってきたけれど
私はやっぱり、自分の心身の健康のために
心の交流ができる人のそばにいたいんだと思った
カサンドラ症候群
心の交流がむずかしい発達障害の人と長い時間一緒にいることが、心の負担となり、鬱になったり、疲弊していく。共感しあいたいのに、笑い合いたいのに、協力し合いたいのに、相手はそれが難しいから、こちらがどんなに頑張ってもできないから。
誰も悪くない。その人はそういう人だから、と理解して、何も期待しない。何だか寒いし、寂しいけれど、それがその人とのちょうどいい関係性だった。
私は、たぶんカサンドラの素地があるもんで
そういう人に慣れてると思っていたし
理解ができると思っていたし
受け皿になれる、と思っていた。
だけど、本音を言えば
もうウンザリだったのだ。
本当は心の交流が、愛情のキャッチボールが
当たり前にちゃんとできる人と一緒にいたい。
そんなの当たり前じゃん。
愛の欠如で人とつながりたくはない。
愛の交流で人とつながりたい。
もう、そう思っていいよね?
そのことに気づいた。
気づかせてくれた人だった。
本当に、誰も悪くないのだけれど。
どうしてそんなに寂しい障害がこの世界にあるんだろう?
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