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【読書記録】岸見一郎/幸せになる勇気

私はこういうタイトルに惹かれる本というのは
大体メンタルが落ちているときに読みたくなります。

これを読んだ時はちょうど人間関係が上手くいかない時で
今の生活に漠然とした不満があって
未来を想像しては落ち込むのだけれど
何も変えられない
そういう時って本当に
このまま生きていてもしょうがないと
思ってしまう事があるんです。

そこで幸せって何ですか?と思って
手に取ったのがこの本です。

アドラー心理学については前作の
”嫌われる勇気”で知っていたのですが
両作品に共通している”勇気”
という言葉を疑問に思っていたんです。

嫌われることに勇気が必要なのは
まあ納得できる。
でも幸せになるのに勇気は必要?
と思っていたので実際に読んで少し納得できました。

この本は”嫌われる勇気”をさらに深堀した
考え方と新しい見方を与えてくれる内容だった。
前作がアドラー心理学の発見、考え方を
知るのに最適な本だとしたら
それらをさらに深く理解して使って
どう幸せになるかの本だと思う。

幸せになるにはアドラー心理学を駆使して
人を愛する勇気を持ちなさいと言っている
んだと思います。

トラウマや過去に決別して今の自分に目を向ける
対人関係の中に苦悩と幸福が混在している事を理解して
対人関係の苦悩を取り除くために課題の分離をする
そして共同体感覚を経て
世界の中心が自分でないと知り
人を愛することで幸せになるという
一連のプロセス。

人が自分のためにする自己実現や自己成長は
自分を愛するための第一歩であって
そのためにもがくし頑張って仕事をするし
本を読んだり、なにか活動をする。

その一歩でさえ大変なのにそこから
さらに一歩も二歩も踏み出さなければいけない
だから幸せになるのって大変だし
その歩みを踏み出し続けるには
勇気が必要だという事でこのタイトルなのかなって思っている。

幸せというのは
個人差があるし時代、国、環境、価値観によって
変わるけれど、そんな中で普遍的な幸せは
どこにあるのかと問われた時に答えになりそうなのは
それは人と人とのつながりの中にあるのでは無いの?
ってこっそり教えてくれた。

私はまだまだ自分が好きではないし自己実現の
途中だけれどいずれは自信を持って
人を愛せるようになりたいな。

今の自分が生きずらい、幸せってなに?
ほんとの人間関係って?行動する勇気がない。
そんなことを思ったら読んでみるといいかも

教訓
”人を愛するのにどう思われるかは関係ない、まずは自分から愛してみよう!その勇気を持とう”

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