もう何もがんばれない人のためのアボカドキムチ丼
まったく休みがないうちに気づいたらお盆も過ぎており、ぴえんと言わざるを得ない。
帰ってちゃんと料理する気にはなれないが、
冷蔵庫の中ではそろそろいろんな野菜がやばい。特にアボカドは瀕死。
食べ頃見計らってるうちに急に何日か忙しくなって、
気づいたら瀕死になってることあるよね。アボカド。
そんな今日は、もう何もがんばれない人のためのアボカドキムチ丼のご紹介である。
まず仕事帰りにコンビニに寄り、パックのキムチだけ買って帰宅。
手洗いうがいを済ませたら、冷凍ご飯をレンジにイン。
アボカドを半分に切り、種をとってスライス。
でも包丁とまな板がもうめんどくさいよね。わかるー。
そんなときはスプーンで適当にほじくり出してよい。
こういう料理はむしろ、雑なほうが美味かったりする。
残りの瀕死の野菜たちは、適当にちぎったりして鍋にぶち込み、水を入れ、火にかけておく。
煮加減はほったらかしの適当でよい。
大丈夫。くたくたになったらなったで美味いものである。
温まったご飯を丼に盛り、アボカド、キムチ、生卵をのっける。
そこにごま油としょうゆ、あったらごまと刻みのり。
そうこうしてるうちに野菜が煮えているので、火を止め、味噌をとき、
ちょっとだけ温めれば、あらもう完成!
もう何もがんばれない人のためのアボカドキムチ丼と、瀕死野菜のお味噌汁!!
味噌汁は出汁をとらなくても、野菜から味が出てぜんぜんうまいが、
不安ならほんだしなんかを少しだけサラサラしておくとよい。
そしてメインの丼は、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べるのが作法。
アボカド、キムチ、生卵、ごま油、しょうゆ。
だいたいいつもの、あの感じの味になる組み合わせ。
決して想像以上の味ではない。予想を裏切る美味さではない。
だがそいつは、決してきみの期待を裏切ることもない。
こういう時は、パッと適当に作ったものが、
「いつものあの感じの味」になるのが、
なんだか安心するのである。
ちなみに、もしパッと適当に作るのもがんばれない時は、
帰りに駅の近くの鳥貴族に吸い込まれてよい。
馴染みのお店ではなく、チェーン店の無表情なサービスが安心する時って、あるよね。
知り合いのお客さんもいないし、店員さんも呼ばないと来ないし。
ざわざわしてるのに完全にひとりでいられる空間、あります。鳥貴族。
て、そんなキャッチフレーズはいらんか。
ひとりでちょっとだけ飲んで、
好きなペースで好きなもの食べて、
ほどほどのところで帰路につく。
明日はちょっとがんばれそうかね。
無理なら無理でまた鳥貴族に吸い込まれればいいさ。
ただ、やりすぎて常連になり、
最寄りの鳥貴族の店員さんに声をかけられるようになったら、
もう引っ越しより他に術はないので気をつけられたし。
心のオアシスのご利用は計画的に。
ほんのちょっとだけ元気があるときは、
また瀕死のアボカドでもスプーンでほじくるとよいよ。
知らない食材を買ったり、知らない美味しいものを食べたりしております。ありがとうございます。