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今 ここにある危機

ありふれたフレーズだと思っていたのに、私は、「今、そこにある危機」ではなくて「今、ここにある危機」という言葉に妙に惹きつけられる。

自分の目の前にあるって事に気づいた時、知識や経験から思い出してみた、
このべっとりとした手についた黄色。
水で洗い流してもなかなかとれない。

そう、今日は「百合の花粉」について。
百合の花粉は一度服や床につくととれにくいことで有名だ。
百合の花粉構造は(写真お借りしました)以下のようになっていて

主成分は脂質類、そのため、粘着力が強くベタベタしている。
と、わかると、まずは、濡らしてはいけない。
擦ってもいけない。
つまんで吸って、あとは乾燥させて、
除光液で拭き取る…
あゝわかったつもりでも、

朝早く、寝ぼけながら、水換えした、鬼百合の花粉は、知らぬ間に白い洗面所に黄色のピカソ画を描いていた。
「失念していたとはいえ、知らぬ間にやられた…」
という感じを拭えない。

乾くのを待ちながら、つい
「百合の花言葉って、清らかなものが多いけれど、生命存続への意欲は強いわ。。だから、古代エジプトから存続してきたのかもね。。」
などと、百合よ、天晴れとつぶやく。

不思議なものだが、百合が咲いて、
おしべの花粉を取り去ると、香りが少し弱くなるように私は感じる。
香りは生命存続のために放たれるものでもあるから、受粉しないとなるや否や、ボリュームを減らしてしまうのかもしれない、という自的見解を持っている。

さて、今回の「今ここにある危機」は、「乾かして除光液で拭きあげて始末をつける」ことで 平安が保たれる運びに。

愛し愛されるって命懸けね。とセンチメンタルにもなりながら。
ちなみに、百合の香りにもカサブランカから山百合まで様々。
お好みの百合に出会ったら、今日の記事が何かしらのお役に立てれば幸いでーす♪
安眠や精神安定に良いとされますから、夏の暑い夜には似合う香りかもしれにゃい。

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