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鬼滅の刃

どこもかしこも鬼滅、鬼滅の、金太郎飴だ。

ご存じの方も多いと思われるが、アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」公開3日間で歴代1位になり342万人りの歴史的大ヒットとなった。

内容に関しては、皆さんの方が詳しいと思うので割愛するが、ニュースもネットもラジオもスマホもメディアは鬼滅の刃に占拠されている。

揚げ句の果てに、コンビニ、学生の話題、職場にまで鬼滅の刃ブームがきているのだから大したものである。

ちなみに、私は福祉の仕事をしていて、施設での介護や送迎、書類整備を生業としている。利用者の平均年齢は80歳以上、人出不足あいまってスタッフの年齢だって平均50歳以上だ。

そんな人達ですら、みんなして鬼滅の刃を読んで雑談している。これは由々しき事態だ。

では、何故ここまで鬼滅ブームがきたのか?今回はヒットした理由に対して考察してみようと思う。

まずは、職場の鬼滅の刃ファンに直接インタビューしてみることとした。

利用者の感想。

「孫と話しができる」

「主人公の動機が分かりやすい」

「なんか懐かしい」

上記のような理由が主に上がる。

スタッフの感想。

「無惨様に殺される鬼に自分の社畜時代を思い出した」

「主人公が妹を助けるために頑張る姿が泣ける」

「アニメの絵が凄く綺麗で観やすい」

上記のような理由が主に上がる。

それ以外の理由はブームだからなんとなく観た。

という感想だったので省くが、要はこの作品は分かりやすく共感しやすい作品なのだ。

大正の時代、主人公の炭次朗君が妹のために鬼退治に疾走する話。

一言で要約すると鬼滅の刃は、これだけの話だ。

分かりやすすぎる。とある評論家が売れる作品は、一言で内容を説明できなければならない。と語ったそうだが、鬼滅の刃はその例に漏れない。

これだと、アレなので、もう少し、『なぜ『なんのために』という疑問を肉付けしてみる。以下の内容がそれだ。

大正時代、主人公の炭次郎君が鬼になった妹を治すために、鬼の親玉である無惨様を倒すため頑張るお話。無惨様倒すと妹が治る。

うーん。分かりやすい!!

ちなみにこの物語りの要約は80歳を超える認知症のおばあちゃんに鬼滅刃の内容を聞いたときの答えである。

当たらずとも遠からずなのではないだろうか?

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これだけ、分かりやすい話なら、日々のメディアを受け入れにくい、お年寄りや、夢や希望が眩しくて直視できない我々、中年層にも理解できるというもの。

記事が長くなってきたので、今回はここまでにしようと思う。

では、次回は、何故、共感を呼ぶのか?を考察していこうと思う。

またね。




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