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土曜日はゲロってからビリヤード

週末は待ち遠しいけれど、退屈なことが多い。なぜならおそらくキリスト教系がマジョリティの国はどこもそうだと思うんだけれどみんな休んでいるから。

みんな休んでいるということは、店も開いてなければ乗り合いバスもほとんど走っていないということだ。

正確にいうと、土曜日の午前中まで。金曜日の午後と土曜日の午前は、町が1週間で最も活気がある。

さて、そんな週末にぼくは何をしているかというと家でゆっくりしていることが多い。というかぼーっとしてたら気づけば昼過ぎになっている。

最近はルーティン化しつつあるパルクールクラスに土曜日は通っている。毎度生傷が絶えないハードなクラスだ。

あまりにもハードだからか今週はついに生徒はぼくとKの2人だけになってしまった。ほんとはファンが接待、サイモンという地元のナイスガイとその仲間たちはあいにく仕事ということなんだけれど、ほんとのところはどうかしらない。

過去2回は基礎が中心だったんだけれど、今回はそれまでの基礎を全部使って跳んで転がってドーンみたいな、かなりパルクールっぽくなってきた。

しかしハード。だって炎天下(気温32度)で太陽もガンガン。

それで気づいた。

ぼく今、髪の毛を伸ばしていて括っているんだけれど、そうすると黒髪だし、まとまってるしでそこに熱がこもってしまって、ぼくの頭がやられている。沸騰しそうになってる。今日も熱中症でノックアウトしかけたもの。水飲んでも楽にならなかったもの。

頭に水かけて症状改善したもの。

(髪の毛長い女の人って夏どうやって過ごしてんのこれ、ぼく死んじゃうって思ったもの。慣れるものなのか。)

それでも前後左右に身体をひねったり転がったりしてると、お腹の水がぐるぐるしたりバウンドしたりして酔った。というか水飲み過ぎた。

めっちゃ汗かいたしバテた。クラスが終わってから風通しの良い木陰の涼しいところで身体の熱を冷ましてたけど、普通にめちゃくちゃしんどくて、無理やり吐いて楽になった。

せっかくの週末を毎度こんなにわざわざ苦しんで何をやってるんだろうなと思った。

で、吐いて気分が良くなったので、久しぶりに海へシュノーケリングに。

この写真の黒いところは岩場。サンゴなんかがあったりして魚がけっこういる。上から景色として見る分には透き通った青の方が良いけれど、そこは潜っても砂しかなくて退屈なのだ。

いやぁ、良い。めちゃくちゃ気持ち良い。


1時間ほど波に揺られてリラックスしたあとはバーへ。

この鮮やかな見た目の料理は貝のスープ。ピリ辛だけれど貝の出汁がでていて良い。黄色い長いのはブレッドフルーツ。肌色っぽい長いのはバナナ。そしてその間の白いのはDumpling。ぼくは最初それを餃子のこととばかり思っていたんだけれど、実際はすいとんをもっとギュッとして固めたやつ。

味は悪くはないし、とてもお腹がふくれるけれど、この味でお腹いっぱいになりたくはないと思わされる。

見た目はアレだしちょっとディスってるけれど、貝のスープ全体としてはおいしい。

そしてそのバーでビリヤードを。

15年ぶりくらい。ぼくが中学生だった当時、若槻千夏か誰かが「JJ行こうジェイ!」っていうフレーズのCMで15分100円でゲーセン遊び放題!っていうサービスがあって、その中にビリヤードがあった。それで3~4回遊んだきり。

ルールも覚えてなけりゃ、どうやって玉はじいてたっけ?ってレベルだったけれど、思ったよりちゃんとプレイできた。楽しかった。

ハマりそう。

こうしてカリブの休日は過ぎてゆく。

DAY228

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