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世界のことを知らなければ、世界を変えることはできない。シンプルにそれだけ

協力隊の活動でfacebookページやInstagramアカウントを運営するにあたって、これまでの人生で何か意図を持ってそういったメディアを運用したことがなかったぼくは、この一年ぼくなりに色々勉強した。

いまイケてるメディアをとりあえず眺めて、どんな表現が流行ってるのか、どこが人気の理由なのかを探ろうとした。だいたい読んでないけど、今年は結構な数のメルマガを登録した。だいたい読んでないけど。大事なことなので2回言いました。

いろんなスタイルのメディアがある中で、一番わかりやすくて力強く感じたのが、​​The Cramm。Olivia Seltzerという現在15歳の女の子が2年前に立ち上げたもの。

彼女は2016年の大統領選挙で、「自分たち10代の若い世代って後回しにされてないか?自分たちも社会の構成員なのに。未来を作るのは自分たちなのに。それに、私たち若い世代自身も世の中で何が起こってるか知らない」という疑問と気づきから、10代向けのメディア The Crammを立ち上げた。彼女は毎朝5時に起きて学校へ行く前にBBC,CBS, NYTなど多くのメディアに目を通し、その日同世代の10代がチェックすべき重要なニュースを配信している。そう、彼女のメルマガは毎朝届く。運営をサポートしてるチームも全員10代で、10代による10代のためのメディアになっている。

今日のタイトルはそのThe Crammのコンセプト、You can't change the world unless you know about it. It's that simple. から来ている。

彼女らのチャレンジはかなり刺激を受ける。10代の多感な時期にニュースを読ませて自分たちの未来についての議論を促すなんて、考えただけであれこれ課題が頭に浮かぶ。

ぼくの活動の課題でもある「興味ない人に興味持ってもらうにはどうするのか」ともかぶってくる。

似たようなコンセプトでぼくの好きな言葉に Let the world change you, and you can change the world (世界にあなたを変えさせよう、そうすればあなたは世界を変えることができる)というものがある。

これはとある青春トラベルムービーのキャッチコピー。

アルゼンチンの裕福な家庭の医学生の青年が年上の友達の卒業旅行に付き合って南米各国をバイクで旅するもので、その旅で道中で土地を追われた先住民や日雇い労働者など、自分がそれまで出会ったことのない貧しい人たちに出会い、時に自身の持病である喘息に苦しみ、ハンセン病患者に寄り添う…。その交流から自分が将来何をなすべきかを考え始めるという映画。

主人公の名はチェ・ゲバラ。革命家の若き日の日記を基にして製作されたノンフィクション系の作品だ。

彼はこの1度目の南米旅行で世界に対する違和感を覚え、2度目の中南米旅行で社会主義に目覚め革命家への道を歩むことを決意し、メキシコでカストロと出会いキューバ革命がなされることになる。

ぼくは社会主義者でも武力を用いる過激派でもないけれど、彼のことは好き。表現方法が異なるだけで、社会を良くしたいという根っこの部分は同じだと思っている。

社会をよくするためにどうするか、映画のキャッチコピーに沿うならば、多くの人に ” 良い社会 ” とはどんなものか知ってもらわないといけない、体験してもらわないといけない。

世界中のいろんな課題に取り組む人たちと同じように、次の一年も悩んで悩んで、愚痴りながらも諦めず、小さな変化に希望を見出し一喜一憂したいと思う。

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