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近況、協同、同感

こんばんは、佐光です。
ブログをいざ書くとなるといつも話題に困り、だいたい近況報告になりますね。
自分の近況報告を…と思ったのですが、今回はtodokeru,の近況報告を。

私たちtodokeru,は、ここのところ、たいへん劇団らしく活動しています。
(ちなみに、演劇団体todokeru,でも、劇団todokeru,でもなく、todokeru,が正式名称です。)
みんなで演劇や映画を観たり、台本を読んで検証しあうというインプットの時間を大事にしていましたが、公演を目の前に今は「創作」のフェーズに入っています。

12月5~6日開催の四国劇王Ⅷ(平たく言えば、劇作家さんのコンクール)に出演決定してからというもの、その稽古や打ち合わせはもちろんのこと、別作品の稽古も含め、普段は週2回ですが、今月は週4回ペースで稼働していますよ。

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そう、四国劇王Ⅷ。

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チケットを締め切った回もありますが、todokeru,が出るBチームのチケットはまだお求めいただけるので、ぜひご予約のうえお越し下さいね!
やっぱり、ひとりでも多くの人の前で上演したいという想いがありますし、一度に複数団体の作品を楽しめるのはお得だなとも思います。

さて、ここのところ、SNS経由で見学のお問い合わせもぼちぼちいただいたりもしています。来
具体的な稽古場所はご連絡いただき次第お知らせしますので、気になる方はいつでもご連絡ください♫

ほか、11月15日にはムナポケさん主催のオンライン7分間演劇祭に、todokeru,からは大木さんが演出、藤本くんが「チームすだちうどん」として出演!

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演じる作品「隠し事」は、オンライン超短編劇作ワークショップで優秀賞を受賞した作品。こちらも徳島の西浦真弓さんの脚本です。
こちらの稽古進捗は直接はわからないのですが、個人的にもどんな作品なのかとっても楽しみです♫なにを隠しているのかな?

そんな近況報告でした!またね!

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共感力、協同力ということについて最近よく考える。

多くの人は、自分が経験したことについて共感することはできても、およそ経験したことがないことについては、それができない。

骨折したことがない人は、骨折のつらさがわからない。
それによってどんな弊害が起こるのか、どんな手続きをしないといけないのか。日常にどれぐらい影響が出るのか。どのような声をかけてほしいのか。なんて、実際に経験していれば、すぐに気がつくようなこと。

ぎっくり腰、妊娠、手術、親友や家族の死、DV、親族の首吊り、離婚、うつ病、大地震…
知識としては知っているし大変そうなことたちについて、本当のつらさというのは経験した本人しかわからない。
私自身、自分が経験するまではそのつらさを軽視していたところがあった。想像が感情までしか至らないためだ。それ自体ではなく複合的に起こるつらさまで想像できない。
だからこそ、私だけでなく、普段自責の癖がある人ほど、どこかで人にもそれをどこかで強要してしまう…つまり「それくらい自分で対処できるだろう、セルフメンタルマネジメントは義務である」と思ってしまうことは少なくない、と思う。

つらさって、わかってほしいとおもうんですよ。
ただ、絶対にわかるわけない、とも思う。

だって、あなたはわたしではない。


だから、たぶんわからないだろうな、と諦観する。
それでも、わかってほしい。
わからないとわかっているけどわかってほしい。

「わかろうとする努力」をしてほしい。
いや、もっと傲慢にはっきりいうと、「わかろうとする努力をしている姿」を見せてほしい、と思う。

心の底では想っている、とか、態度には出さないけど想っている、とか、それがスマートだと思いがちだけれど、はっきりいってそんなものはほぼほぼ無意味だ、と。美学でもなんでもない、と、大人になってから確信するに至った。

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人はエスパーじゃないのだ。
文字列でみると笑っちゃいそうだけれど、これを知らない人は多いのだ。
せっかく、言語という便利なツールを持っているのだから、伝えることを怠けずに生きていたい。

「そもそも伝えるべきことを、わたしはもっていない」ということ、それ自体も悩みではあるのだけれどね。
それをつくるために悩んで、生きているのだなと。ぽっかり空いた時間ができるたび、考える。

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