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こぐま座アルファ星

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カクヨムで連載中の長編小説『こぐま座アルファ星』のまとめ
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#部活

第四章 - こぐま座アルファ星

「森田、櫻林と合同練習する気ない?」
 合宿後すぐに行われた個人戦の大会が終わって数週間後、練習終わりに部室で携帯を弄っていた雅哉が優都に声をかけた。着替え終わった直後の優都を彼は自分の元に呼び、携帯の画面を見せる。優都はそれを覗き込みながら何度か瞬きをして、え、と短く声を上げた。
「そうか、おまえ、松原のチームメイトだったんだもんな」
「あいつは中学のときからずば抜けて上手かったわ」
 優都の口

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第三章 - こぐま座アルファ星

 合宿に向かうバスの中は中学三年間いつも憂鬱だった、と由岐は後ろに流れていく田んぼと畑の繰り返しを眺めながら思い返していた。もっとも、二十二人乗りのマイクロバスをひとりで二席占領できるこの部の人数は中学の頃の記憶にはそぐわない。後ろから二列目の窓際に座る由岐のちょうど反対側では拓斗が窓に寄りかかって眠り込んでいて、ひとつ前の列では潮と京がわざわざ隣同士に座って携帯のゲームに興じている。そのさらに前

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