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自転車コーナー

今世の中、小さい自転車が流行ってるらしい。

図書館に自転車を置く。
偶然空いてた自転車のスペース・・・
左右小さい自転車。
多分横のお二人は、小学生。
あまりにも小さい自転車。
まぁそんな感じのスタート。

本を借り、自転車コーナーに行くと。
ハタチぐらいの男の子がそこにいた。
待って!!
あの小さい自転車って身長が高い人も乗れるの??
知らなかった・・・びっくり。

問題はココ

帰りたいけど、私の自転車の横に人がいる。
ちょっとややこしい空間。
世界は二人だけ。
早く帰りたいけど、その人はなかなか自転車をスタートさせない。
私が横に来たら、彼にプレッシャーを与えてしまう・・・
と思い、まるでその先に自転車があるかのように歩いた。
その間に彼はそこから、離れるだろう・・・
振り返ると、まったく進展なく自転車と彼はそこにいた。
ハイ、私戻りまーす。
私がお先に行かせていただきます。
その人も意味が分からないと思う。
さっき通り過ぎた人が、自分の横に来て自転車のカギを開けたこと。
私は完全に立ち去った。
ゆっくり自転車を漕いだ。
そして1分後、その人が私を追い抜かした。
同じコースかよ。
そして横断歩道、、また彼がいた。
ドラマで言うと、恋が生まれそうな瞬間。
行動力ある人間なら、こう言うだろう。
『また会いましたね』
☝知らない人だから、余計に怖いお言葉。
これが端正な顔のイケメンなら、とんでもなく最高なシュチュレーション。
私恋していいですか??
「あの・・・さっきの自転車の」と言ってしまいたい。
何の出会いも恋の予感もしない私は、こういう空中戦しかチャンスがない。
信号待ち・・・
また二人だけの世界。
能力がある人なら、おしゃべりの社交界が始まってる・・・はず。
でも私は合わないと悟った。。。
まず彼は、後ろにあるズボンのポケットに水を入れてた。
あら危ない。今にも落ちそうなお水。
やっぱり私のタイプじゃない。
たぶん彼と付き合ったら、この危うさに心臓が持たないだろう。
こぼれ落ちそうなペットボトル。
落ちたらすぐ拾ってあげる優しさが、私にはない。
君には君に合ってる人がいるよ。
私も私に合ってる人がいる。

私は祈ろう。
このペットボトルがどうか、家に帰るまで待ちませんように。

マイネームイズ:ミッケ。 今迷ってます。さまよってます。 なにか今おいしいものが食べたいです。