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#詩
6/25 かいじゅうの冷凍庫
世界のどこかに今、ある、あるワン・シーンに向けて僕は祈る、発光するように眼をとじる、君の繕うあらゆる拒絶を凌駕するほどきみとの間をあらかじめ満たしておこう、どこを掬っても愛しかないさ。安心して。安心して。たったひとつだよ。僕は錯乱していない。何にも騙されていないさ。この世界を調べ尽くしたってそよ風にさえ傷つくほど冴え渡って君をほんとうにすきだと言える。愛には段階があるんだ。どこかの誰かがとっくの昔
もっとみる映画『永遠が通り過ぎていく』に寄せて
あらゆる再生への道のりは構造が似ている。
小さな破壊を繰り返し、プロセスなら幾度となく知っていた。たとえこれが命の質を変えてしまうような悲しみでも、目だけは見えている。空気を読まずにラメ入りの、この糸を正しく辿りさえすれば、たった一瞬、叶うことがある。
それは億千光年の片想いが一度だけ、届いたような朝だった。
君の目は黒く、君以外のすべては最悪で眩しい。あと何度傷付いたら神様の気持ちがわかるの