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「このプロジェクトが、ボートレースをもっと身近な存在に感じるきっかけになってくれれば嬉しい」(黒井達矢選手(ボートレーサー)の学校視察紹介レポート)

 このコーナーでは、昨年度多額の寄附をいただいた方を学校現場にお招きし、実際の活用状況をご覧いただいた様子を紹介します。
 第1回は、戸田市出身のボートレーサー(競艇選手)で、日本モーターボート選手会埼玉支部に所属する黒井達矢選手です。


黒井達矢選手の紹介

 黒井選手は、ボートレースの最高峰であるA1ランクで長く活躍されており、「ボートのまち戸田」を代表するボートレーサーです。
 また、「戸田生まれ、戸田育ちなので地元に貢献したい」という思いで継続的に戸田市への寄附をされており、昨年度は30万円を超える多額の寄附を「戸田市未来の学び応援プロジェクト」にいただきました。

 今回は母校である戸田第一小学校で、後輩たちの学びの様子をご覧いただきました。

戸田第一小学校での視察の様子

母校の変化にビックリ!

 卒業以来初めての来校ということで懐かしい思い出が蘇るかと思いきや、現在戸田第一小学校は校舎建て替えの真っ最中。
 そんななかでも、懐かしい先生や卒業アルバム、まだ残っていた旧体育館横の倉庫など、随所で母校の思い出に触れる時間となりました。

黒井選手の卒業アルバムを発見!

戸田第一小学校が推進するPBLについて

 今回、戸田第一小学校が「未来の学び応援プロジェクト」に提案したのは「プロジェクト型の学習で、子供たちの「やってみたい!解決したい!」の実現を支援する」という取組みでした。
 戸田市は、子供達が実生活や実社会の課題を自分事として捉え、具体的に解決する学びであるPBL(Project-Based Learning)を全市をあげて推進しています。

戸田第一小学校の大沼校長先生によるプロジェクト概要の説明
令和4年度 戸田第一小学校の提案資料
※画像をクリックすると提案資料をご覧いただけます。

現在子供たちが取組んでいること

 プロジェクト概要の説明に続いて、子どもたち自身から、現在取り組んでいるプロジェクトについて黒井選手に紹介をしてもらいました。

苦手な食材を克服するために、食べやすい料理のレシピ集を作成したグループ
レシピのQRコードを添付するなど、ICTを活用した学びの様子が見られました


花いっぱいの環境で笑顔溢れる学校づくりを目指すクループ
黒井選手には、ペットボトルを再利用した鉢植えにスイセンの球根を植えていただきました

寄附金の活用の様子

 上記のほかにも全学年の各グループで多様な課題に取り組んでおり、子供たちからは様々な「やってみたい!」が日々出てきます。
 それらを一つずつ実現しようとすると、一斉授業では必要のなかった材料などを個々に適時準備する必要があり、これまでは予算がないことで子供たちに諦めてもらう場面もありました。
 寄付金はこのような場面で活用し、子供たちの様々な学びの実現に役立てています。

 また、黒井選手のようにまとまった金額の御支援をいただいた際には、様々なプロジェクトで使用できる3Dプリンターや木工用レーザープリンターなどの大型機器を購入し、これまででは実現の難しかった課題にも取り組める環境整備を進めています。

3Dプリンターや木工用レーザープリンター
プロジェクト啓発のためのオリジナルキーホルダーなどを大量に作成できるようになりました
自転車の安全運転を日々意識してもらうために、児童が作成したキーホルダー

寄附活動を続ける黒井選手の想い

 黒井選手が戸田市への寄附をはじめたきっかけは、戸田市から一人でも多くのボートレーサーが出てほしい、という想いからでした。
 ボートレースは公営競技ではあるものの、ギャンブルとしての側面もあり、マイナスなイメージで語られることもあるとのこと。
 このような活動で、ボートレースに対する社会の印象が少しづつでも変化し皆さんにとって身近な存在になることそして一人でも多くの子供たちが未来の社会で活躍してくれれば嬉しい、との想いで寄附活動を続けられています。


 黒井選手、この度はとだっ子たちの学びの様子を御視察いただき、ありがとうございました!
 社会で活躍される大先輩を見つめる後輩(在校生)たちの目の輝きが、とても印象的でした。

 「未来の学び応援プロジェクト」では、「戸田市から日本の教育を変える」をコンセプトに、様々な機会で夢のある学校改革の様子を発信しています。
 わたしたちの思いに共感いただき、「面白そう」「応援したい!」という方がいらっしゃいましたら、SNS等での本取組の拡散や、ご寄附といった形でご支援をいただけますと幸いです。

寄附はこちらから(ふるさとチョイス)


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