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地球へ途中下車夫婦のピースボート乗船記10/13 アイスランドで自然エネルギーを学ぶ

悪天候の大揺れのなか、船は2時間半遅れで、レイキャビーク港に到着。

しかし、ほんとうにひどい揺れでした。
(こけて、骨折した人が二人おられるらしい…)

今回の寄港地レイキャビークでは、オプショナルツアーを申し込んでいます。地熱発電所(ヘトリスヘイジ発電所)の見学を含むツアーです。ここには以前も一度きたことがあるのですが、今回は日本語通訳付きで聞けるので……

この雪は昨日、降ったらしい

アイスランドは、国土の11%が氷河に覆われているのに、活火山もたくさんある、「炎と氷の国」です。ユーラシアプレートと北米プレート、二つの大陸プレートの裂け目が国土を横断しており、その一部が地表に露出しているという地球上でも大変珍しい場所です。

大陸プレートの境界あたりは、マグマの活動がさかんでそれで火山があるのですね。

氷河、爆発する火山、そしてオーロラ。
ほんとうに地球ドラマチックな国ですね。

地下から温水を汲み上げる

アイスランドはこの火山の地熱を利用した地熱発電が国の全必要エネルギーの30%をまかない、あとの70%は水力発電が担っています。つまり100%、自然再生エネルギーの国なのです。

そしてこの地熱を活用した温泉施設もあります。発電所を見学したあとは、地熱を利用したフォンタナスパで露天風呂!
久しぶりに入るお風呂にみんなウキウキイキイキでした!

海に面した露天風呂!!

地熱サウナもあり、芯から温まりました!

地熱を使って(鍋ごと地面に埋める)調理する、できたてのライ麦パンもいただきました!

アイスランドバターとサーモンを乗せて

最後に訪れたのは、地球の裂け目(ギャオ)です。この両側の壁は1年に2センチずつ、東西に離れていっているのだそうです。

北米プレートとユーラシアプレート

そして、この二つのプレートが地球を半周して、何億年もかかって、ふたたびぶつかりあう場所が、なんと日本海溝なのですね!
同じく火山がたくさんある日本です。

…実はこのレイキャビクの発電所で、活躍している装置は日本製(東芝と三菱)なのだそうです。

日本でもクリーンなエネルギーに、すこしでも転換していけるといいですね。

地球は大きくて広いけど、
つながっている!

そんなことを実感した氷と炎の国、アイスランドでした!



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