見出し画像

たいふういっか

大阪文フリまで一ヶ月切りました。
今、宣伝活動せずにいつするのだ!
という話なんだけれども、今この台風の最中の大阪、それ以前から、私の家の中は台風であることをどうしてもお伝えしたい。
とりあえず、宣伝活動をつるちゃんに一任しております。

お伝えしたい大切な情報てんこ盛りであります!ぜひご一読を!


本来であれば8月11日、夫が茨城の実家に到着。
8月14日に、我が一族が大阪へ向かう予定になっていた。
その人数、私の家族3名、弟家族4名、そして両親の総勢9名。

しかし、台風7号が、チャリンコ速度で日本へ向かっている。
幼稚園児含む子供が3名、そして70をとっくに過ぎている両親がこのチャリンコ暴走族の暴走に巻き込まれ東京駅で立ち往生などになっては目も当てられない。

決断を急がねば、9名もの新幹線移動、大混雑に巻き込まれ座席の確保もままならないかもしれない。
どうする…!?
今なら、一族の席は離れるが、指定席の変更は可能…!!
全ては私の判断に委ねられていた。
一族が声を揃えて言う。
「任せる。文句は言わない」

デンッデンッデンッデンッデッデッ
(エヴァンゲリオン使徒襲来時効果音)

まず、夫!
あなた茨城来るのキャンセル!
8月14日移動はやめて12日に変更、特急および新幹線の座席指定完了!
一族は、12日〜17日まで、我が家に宿泊とする!
15日の水陸両用バスはキャンセル、13日に変更、ランチ予約も変更終了!
16日の弟夫婦のユニバは、予定通り行けるものとする!

「え、あんたんちそんなに泊まっていいの?」
と、ばぁば。
仕方あるまい、主婦が3人もいるならなんとかなるはずだ。

「お姉ちゃん、私たちは14日からビジネスホテル泊まる!15日から16日までユニバのホテル取ってるし、ごめんけど2泊だけさせて!」
いやむしろ2泊でええんか!?大丈夫なんか!?
まぁでも、義姉の家に9人で5泊はキツイかもな…!よしわかった!

そんなやりとりを済ませ、12日から大移動開始。
のっけから特急が踏切の緊急停止ボタンを押されたとかで遅れる。
東京駅では、両親が特急券と乗車券の2枚に混乱して改札に行く手を阻まれ、幼稚園児が、私の切符はないんかと怒っていた。
トラブルといえばそれぐらいで、あとはなんとかスムーズに新幹線に乗り込み完了。
新大阪でホッとして、地下鉄で気合を入れ直す。
幼稚園児が、私の切符はないんかと怒っていた。
「いや、君に切符が必要ないと言うことがどんなに素晴らしいことか、君はまだ知らない」
愛のままにわがままに、僕がどんなに君を好きか、君は知らない風に伝えたところ、納得してくださった。(B'z&郷ひろみ)

初日は一族全員で家の近くのお好み焼き屋で夜ご飯を済ませ、順番に風呂に入れと促していく。9人全員入り終わるのに3時間経過。
その間に洗濯機2回回して、洗濯竿がパンパン。

13日、6時半起床、大きめの鍋で味噌汁を作り、味噌の量が迷子。だって普段3人前しか作らないんですもの。
子供達の尻を叩き、じぃばぁの小言を受け流しながら、時間通り電車に乗り継ぐ試練2日目。
ばぁばがずっと乗りたいと言い続けていた水陸両用バスに乗りに行く。
コテコテの新喜劇みたいな喋り方のお姉さんがガイドしてくださって、一族が喜んでいた。
「日本三大祭りは、東京神田まつり、京都祇園祭、あと一つわかる人〜」の問いに我が弟が
「パン祭り〜!」と答え「それヤマザキやん!先に言われてしもたがな!!」という、ベタベタのやりとりをしていた。(正解 大阪天神祭)

そのあと、日本一長い商店街、天神橋筋商店街へ。
点呼に次ぐ点呼をするが、甥っ子小2が5分、じぃじ75歳が15分ほど一旦迷子。

その日の夜ご飯は、スーパーで各々好きなものを買ってもらい、そうめんを湯でて、好きに食え方式。惣菜をいちいち皿に盛りなおそうとするおもてなし命!の夫を制する。
順次風呂。

14日、弟家族とエキスポシティ。太陽の塔へ。
ばぁば、大阪の姉に会いに行く。
じぃじ、近所の散歩。
子供達、連日にわたって移動していたので、思う存分走り回る。
太陽の塔より、ミニ遊園地に歓喜。
いよいよ明日、台風が迫る中、弟夫婦、ビジネスホテルへ。
しかし、エキスポシティで忘れ物発覚、プチ騒動に一族なぜか大盛り上がり。
無事忘れ物回収完了。

15日(本日)
台風直撃。
弟夫婦、天王寺のカラオケボックスに避難のち、なんとかユニバーサルシティへ移動完了。
横殴りの雨に見舞われ、服がびしょ濡れだと、ホテルチェクイン後ライン電話あり。
なぜか、嫁以外全員裸。裸族。
弟の謎のポージングに、子供が喜びすぎてパンツ脱がす祭り開催、ヤメロ。LINEに映すな。

同日、じぃじばぁば、連日の疲れが出たか、ほぼ一日寝ている。
冷房の感覚が私たちと違いすぎてずっと寒いと言っている。
両親ともに寝る時に、タオルケットに美しく包まれる技術を獲得、ツタンカーメンと呼ばれる。
ちなみに設定温度はかなり譲って29度。
こちとら暴風雨を眺めながら汗ばんで過ごしている。

平均で洗濯は朝晩合計3回、乾いたものから順に畳んで行かねば干すスペースが足りない。
どんなに簡単に料理をしても台所に食器があふれて、どんなに急かしても、全員が風呂を終えるのに2時間から3時間。
しかし、9人中3人は主婦。さすがとしか言いようがない連係プレー。
義妹は、幼な子を抱えているのに、気遣いもしつつ私の動きをフォロー。
その間、子供達は子供達で、「いつお別れになっちゃうの?」と寂しがってくれたりするので、なんだお前ら可愛いが過ぎるぞこのやろ。
大変だったけど、ありがたくも楽しい怒涛の日々。

文フリまで一ヶ月を切っている。
実は、まだ入稿していない。
宣伝活動以前の問題なのだけど、まぁそれも想定に入れての帰省と大阪旅行だったので、なんとかなるとは思っている。

明日は、両親と共に義実家宅へ挨拶へ向かい、翌日神戸空港まで送って任務完了である。
この怒涛の日々が過ぎたあと、一旦、気持ちが切れたりしないことを祈るばかり。

これが本当の台風一過(一家)。


水陸両用バスで一族写真
陸から川へ、ドボーン!
ガイドさん曰くエメラルドグリーンの清流
コテコテの仕込みに喜ぶ一族
日本一長い商店街
点呼に次ぐ点呼
太陽の塔の顔の謎に迫る甥っ子
7号は俺がなんとかするから、お前らは先に行け!的な背中(義妹撮影)
台風の中、閉鎖したユニバーサルシティで、ショーシャンクごっこをするアホな弟と、それを案ずる姪っ子(無断掲載)



この記事が参加している募集

これからの家族のかたち

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?