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『そうなのか』あとがき


ここでは短編小説『そうなのか』の制作小話をお伝えします!

※ネタバレ内容がございます。まだこれからお読みくださるっていう心お優しい方はぜひ1話目からお読みください。

でわでわ…

登場人物

なのか(なるか)について
なのかのモデルは二人います。ひとりは実在する「なるちゃん」すらっと長身で一緒にいると癒される子。娘ほど歳は離れてますが以前一緒に仕事をさせてもらってから仲良くさせてもらってます。後ほどインスタのリンクを貼りますが、イメージぴったり✨です。もうひとりは書き上げるまで頭から離れなかった小松菜奈ちゃん。実在のなるちゃんもなのですが、意表をつく声の低さが共通の特徴でなのかにも通ずるところでした。しっかりしてそうなのにどこか天然なところがあるキャラ設定でした。

なるちゃんのインスタ


あゆかについて
こちらは名前を借りた感じです。実在するなるちゃんと仲の良い仕事仲間です。わたしも「あゆか」と呼び捨てしています笑。そのくらい仲良くさせてもらっています。彼女とは94年会のメンバーとしてよく食べ歩き街歩きをします。あゆかは1994年生まれ。わたしは1994年入社。はい。同期です…汗。他にもなっちという子が94年会です。この二人もインスタリンクを貼っておきます。

この物語のあゆかは甘え上手で自由。天真爛漫そうでしっかり計算できる子です。そしてカップケーキちゃんの所以でもありますが、体型や声に仕草そして匂いのすべてが女子です。女の子からは少し嫌われそうなほど。ずぼらでクールそうに見えるなのかとは正反対です。背もちっちゃいし。二人の共通点は群れるのが嫌い。でしょうか。

あゆかのインスタ

なっちのインスタ



あの人について※ネタバレ
なのかの母の大事な人です。それはなのかにとってのあゆかの存在と近いです。あの人はなのかのピンチを偶然的に何度も救ってます。緊急で出産の時も付き添ったのはあの人でした。習字の展覧会も両親の仕事が忙しすぎてなのかは独りで来ていました。運動会も発表会も。その姿をあの人が記録して両親に渡していたのです。あの人は身体が弱く作家として定職には就いていませんでした。なのでなのかを見守る時間があったと思います。

青年の存在は実の子かはわかりません。あの人が養子縁組したんじゃないかなと想像してます。

最後に。なのかのお父さんではありません。


伝えたかったもの

いくつかありまして。ひとつは「見守るものの存在」誰にでもあります。こちらが意識していなくてもあなたをわたしを見てくれている。名乗らなくても顔を知らない人だとしても。幸せを願ってくれる人が存在します。人のために手を合わせることがすべてそうなように。

もうひとつは「多様な価値観」人類分の一で複雑な物語りが存在して考え方がある。バンド仲間のバツイチ独身のお姉さまと先日ご飯へ行った時に「将来どうするの?」という話になり「誰かとは一緒にいたい。さみしーじゃん。」とぽそり。それは性別は気にせず結婚でなくてもいいとのこと。それ、わかるなーと思って。

日本の少子化について。国力が弱くなるのってやっぱり子供の数(人口)だと思うんです。うちも一人っ子なので支える人数が倍になる。それだけでも大変なのに。ほんの昔の煩わしいしきたりに縛られる必要もないなと思ってます。愛があれば結婚と産むと育てるを一緒にしなくてもいいのにって。それは未来の価値観になるとも考えてます。所有から共有の変化は物だけではないはず。

これらがメッセージでした。

書き方

勢いではじめました。1話目は思いつきで。たいした構想も練らず結末も決めずに笑。決めてたのは「なのか」と「あゆか」だけ。2話目から最終話までは一気に書きました。間開けるとつじつまが合わなくなりそだったのでそうしました汗。


なぜなるかと呼ぶのか

特に両親ですね。あゆかはわざとです。あゆかのは独占欲に近いですね。なぜ「なるか」と呼ぶか。両親の愛情の深さゆえの呼び名でした。両親はなのかに親らしいことをほぼしてこれなかったと罪悪感でいます。名前もあの人に決めてもらいました。当然親なので「なるか」と変更も可能でしたが、あの人への感謝として戸籍はなのかのままにしておいたのだと思います。

それをなんとなく感じたなのか本人はそのまま、なのかを本名とします。



短く終わらせたのでもう少しお伝えさせていただきたいと思いあとがきにまとめました!次回は構想や相関図などをちゃんと用意して取り組みたいと思ってます☺︎



6話すべてお読みくださった方
1話でも興味を持ってくださった方

貴重なお時間をいただけて
本当にありがとうございます

ゆうなって






短編小説『そうなのか』


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