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アンビルド建築

#建築家


-毎月第二土曜日はダンボールを捨てる日
月に一度やってくる廃品回収で大量のダンボールを捨てる。通販利用者として心の痛む瞬間。配送箱のゴミ。循環を生むような活動までは自信が無いが、なんとかならないものかと気になっていた。

-あきらめた夢
ここ数年様々な表現者と接するうちにもやもや・・・・した気持ちになる。無形で間接的なクリエイティブが多く、自分がそこに居ないと思える事が多い。それも創作と大人ぶることもできるがどこか物足りない。

-置いてきた想い
描く。綴る。奏でる。表現方法は無限にある。伝えることが三十年前より便利になった。何の発信もすることもなく、ただ大事にしまっていた写真を見て小さな火が灯る。

1994年頃の作品写真


-就職難
1社目を辞めてしまい。卒業校のコネで建築事務所を紹介してもらっても不採用通知が届く時分。バブルがはじけて、先行きも見えず定職も決まらない。明日の予定も無い時に、拾ってきたダンボールで無我夢中で創作していたのを思い出す。

-平凡が非凡を装うな
学生の頃、作品の評価会で先生に言われて強烈に残った言葉。今でも戒めとして刻まれている。でもそれは否定を目的とした発言ではなく「平凡ならそれを貫け。自分を偽るな。」というアンビルドの建築家だった中尾寛先生の教えだった。



-平凡を貫いた創作
変な自慢だが、わたしはカッター使いに自信がある。老いはじめ手先はぶれるかも知れないが、三十年前のダンボール作品は設計図無しに金物定規とカッターとボンドのみで仕上げている。現在はそこにデジタル進化と経験値がプラスされる。

捨てられるダンボールで
アンビルド建築の創作

平凡が創出するには充分ではないだろうか。テーマは決まっている。時代のトレンドも読んで取り組む。ただし、手法は貫く。

共生、共創する建築

これをダンボールとカッターとボンドだけで表現してみたいと思う。


どうかな?1994年の君よ。




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