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鉄瓶と、ゆたかなくらし

こんにちは。

久我山の雑貨屋さん「Supermama mit tobuhi」で働く、スタッフの河野です。

先日、当店でもお取り扱いをしている鋳心ノ工房(ちゅうしんのこうぼう)さんで鉄瓶をお取り寄せして購入しました。2020年はまだ3ヶ月しか経っていないのですが、はやくも2020年買ってよかったものランキングTOP3入り確定の予感がしています。今回は、「鉄瓶がある暮らし」についてです。


兎に角美味しい

今回購入したのは、鋳心ノ工房さんの「いものケトル」。これまでそんなにお湯を沸かす習慣がなかったわたしですが、このいものケトルは毎日使うことができています。なぜかというと、兎に角美味しいお湯が沸かせるから。鉄瓶でお湯を沸かすと、水道水のカルキを消すことができます。(具体的には、水が沸騰すると鉄瓶の内側から溶け出した鉄イオンが塩素と反応して塩素を分解・除去してくれるんだそう。)

これまで、毎日お湯を沸かす習慣はなかったのですが、まろやかな美味しい白湯やお茶を楽しめると分かると、目覚めの白湯、寝る前の一杯なんかが習慣になってきました。良い気分のリセットになるものですね…!

これまで余らせてしまうことが多かった、戴き物のお茶などもほとんど使い切り、新しく買っちゃおうかしらなどと思う今日この頃です。


使いやすい、って大事

鉄瓶を買おう!と決めたとき、実は鉄瓶らしい鉄のハンドルのものを買おうか悩んでいました。でも実際いものケトルを購入して(わたしは)大正解でした。

鉄瓶は熱々のお湯を注ぐとき、鍋つかみが必要になるのが常識。ところがいものケトルは取っ手とつまみが木でつくられているので、鍋つかみも布巾も必要ありません。ガシガシと素手で扱うことができます。(しかも木のハンドルもつまみも単品で購入できて交換が可能なのです。使い続けられます。)IHにも対応。

平日はお仕事で、ゆっくりお茶を楽しむなんていうのも難しい生活。使うときの障壁が低いってすごく大事だなあなんて思ったりしました。


アクシデントにはおおらかな心で

鉄瓶を使い始めてから起こった一番のアクシデント。それは…

遊びに来た父が、鉄瓶でお茶を沸かしてしまったことでした。(気づいたらティーバッグが煮出されていました)

「鉄瓶でお茶は沸かしたらあかん気がする…」と思ったわたしは説明書を熟読。しかし記述はなし…。後日店主に相談してみたところ、いろいろと情報を集めてくださり、次のように教えてくれました。

この鉄瓶は、外側はメラミン樹脂、内側は伝統技法である漆の焼付仕上げが施されています。濡れたまま放置したり、何日も使わないとコーティングが劣化し赤錆が発生してしまいます。毎日お湯を沸かして、その熱で乾燥させることが一番のお手入れです。鉄瓶でお茶を煮出すと直接サビの原因にはなりませんが、お茶のミネラル分を鉄が吸収したり分解したりしてしまう可能性があるのでお茶が美味しくなくなってしまうかもしれません。

なるほど、サビにはならないにしろ良いという話では無いようだ。ということで父にはお茶はもう煮出さないようにお願いをしておきました。。


▽日々の活躍場所

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さて、なんだかんだと3ヶ月使って理解したのは、音で沸騰加減を判断できること。あ、この音になったらOKだななんて思いながら、今日もお湯を沸かします。

Supermama mit tobuhiでは、店主が直接知っている職人さんや、メーカーさんの商品を紹介するお店です。なので、取引をしている職人さん、メーカーさんであれば店頭でお取り扱いしていない商品のお取り寄せも承っております。

店頭にない商品についても、お気軽にお店に相談してみてくださいね!


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