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意識とは何か ―脳科学最大の謎に迫る―・・・という記事の紹介です。

最近、意識とはなんだろう、という事をよく考えます。
若いころも不思議に思っていろいろ考えていたのですが、結局わからんのですよね。

自分を自分として認識しているこの”意識”というヤツは、いったい何者なんだろうか・・・。たぶん、いろんな意味で永遠の課題なんだろうと思いますし、生きていく上では、そういう事を深堀りしない方が自由に生きていける、そんな気もしています。

そもそも意識というのは脳で生み出されているという事なんですけど、実際どうなんでしょうかね。

最近は、腸から脳への指令が出ている話など聞いたことがあるので、そういう事も含めて考えると、いままさにこんな事を考えてnoteに書いているこの意識そのものは、どこから発生しているものなんだろう・・・と思うわけです。

・・・で、それがこじれてしまってぐるぐる考えていた中学生の頃なんかは、じゃあ脳細胞を構成するタンパク質とかその他の物質も元々は原子が集まってできた物質なわけで、そういう原子が集まって意識が生まれるという事は、いったいどういう事なんだろう・・・なんて良く考えてました。

そんなわけで、たまにこんな風に答えが出そうにない事を考えて頭がぐるぐるして疲れるわけですが、ちょっと面白い記事を見つけたので紹介します。

最近、腸と脳が頻繁に情報を交換していることが注目されている。腸内細菌の働きも含めてそのバランスが崩れると、心身の健康を損ない、認知症やうつ、自閉症にもつながることが分かってきた。過敏性腸症候群の第一人者で東北大学心療内科教授の福土審さんにそのメカニズムを解説してもらった。

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やはり腸と脳の関係については注目されているようです。
こちらの記事は2022年の記事ですが、腸活についてはずっと以前から健康によいと言われてきていましたが、こういう効果もあるので腸を大事にすることは本当に良い事なんだろうと思います。

腸のバランスが崩れる事が認知症にもつながっているというのは初耳だったのでちょっとびっくりです。

「腹黒い」「腹の虫が治まらない」「腑に落ちる」「断腸の思い」……。日本語には、内臓にまつわる慣用句が多い。怒りを「むかつく」と消化器症状で表現することもある。英語でも「gut feeling(腸の気分→直感)」、「butterflies in your stomach(胃の中の蝶→そわそわする)」などと表現し、日本語だけではなさそうだ。

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そういや感情に関する言葉って腹とか内臓に関するワードが絡んでる事が多いですよね。
英語も同じような感じなのも興味深いですね。

脳と腸が情報を交換し合う現象を「脳腸相関」と呼ぶが、福土さんによると近年、腸は脳からの指令で動くだけではなく、自ら判断し、行動する臓器であることが明らかになってきた。腸の状態が脳に伝わり、伝達の過不足が、喜怒哀楽や好き嫌いといった心の状態にも変化を及ぼすという。だからこそ、福土さんは「消化管、腸、脳の関係を捉えなおす必要があります」と強調する。

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いろいろ常に新しい情報にアップデートしておかないといけませんね。

脳腸相関が損なわれると発症しやすく、単純な手段ではなかなか改善させられない病気の1つに過敏性腸症候群(IBS)がある。臨床検査では消化管の機能に異常は認められないのに、社会的なストレスが強く影響して発症・悪化する。緊張やストレスを感じるとおなかが痛くなったり、便秘や下痢、腹痛を繰り返したりして、生活の質を著しく低下させる病だ。

「IBSは腸の症状でありながら、代表的なストレス関連の疾患。先進国に多く、日本では約10人に1人(※2)が苦しんでいるのです」

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僕も結構お腹はゆるい方なので、ストレスが緩和すると良くなるのかなぁ・・・。
中学高校の頃は、ひどいときは毎週1回はお腹が痛すぎて顔面蒼白になって気を失いそうになる事がありましたが、そういえば最近はないなぁ・・・。
大学の頃でも月1回くらいはそういうキツイ腹痛があって、そのころは結構気を失ってました。
そういうもんだと思ってましたが、結構ストレス抱えてたんですかねぇ。

最近の研究によれば、腸はそこに宿る微生物との相互作用を通して、喜怒哀楽、痛みに対する反応、社会的な行動に影響を与える。「何を食べるか」「どんな人とつき合うか」を決める要因の一つであることも確認された。「脳・腸・腸内細菌相関」とも言われるゆえんだ。

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これ、腸内細菌によって意識が左右されている、という事なんでしょうか?
だとすると体内のそういう細菌とか細胞の影響が意識にも及んでいるという事ですよね。

意識というのは、まるっと一つの”僕の意識”という物ではなくて、水滴が集まって水たまりが出来ているような感じで出来ているのだろうか・・・。
よくわからんですが、人体を構成する細胞だって一定の期間を経て全て新しい細胞に入れ替わるわけですから、それまでの細胞で構成されていた自分と新しい細胞で構成されている自分とが、まったく同じ自分であると思っているのは、ある意味で意識だけがそう思っているだけなのかもしれませんね。知らんけど。

成人の体には、およそ100兆個を超える微生物が常に共生している(※3)。そのうち9割は腸の粘膜や細胞に生息し、腸内細菌と呼ばれる。胎児が産道を通る過程や母乳などを経由して母親から受け継いだ腸内細菌は成長と共に少しずつ増え、3歳ころまでにその種類がほぼ決まる。成人では約1000種類、100兆個以上になると言われている。

腸内細菌は、食事の栄養素を餌にして増殖し、それらを代謝してさまざまな物質を腸内で生成する。とりわけ、大切なものの一つに神経伝達物質セロトニンの生成がある。セロトニンの90%は腸内にあり、脳にあるのは2%。腸内でセロトニンの元となる必須アミノ酸(トリプトファン)が作られ、それが変換されて脳内セロトニンとなる。脳内セロトニンが不足すると、うつ病を進行させたり、長引かせたりする可能性がある。また、腸内に善玉菌を増やすと「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内のオキシトシンの量が増えることも判ってきた。

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腸内環境を整えるのは結構重大で最優先課題なのかもしれません。
これ、介護現場でのアプローチでも重要な視点になりそうですし、実際免疫機能の向上の関係で腸活を進めている事業所はあると聞いています。

「生物が誕生した40億年前、最初に現れたのは腸でした」。福土さんは、生物の原型にあたる腔腸(こうちょう)動物・ヒドラが口と肛門という構造で、主体は腸であることを例に挙げて説明する。進化の過程で、腸の周りを神経細胞が取り巻き、やがて脊髄ができ、その先端部が膨らんで脳ができた。米コロンビア大学のマイケル・ガーション教授は腸を「第2の脳(セカンドブレイン)」と呼んでいるが、福土さんは「進化の過程から考えると腸がファーストブレインです」と指摘。脳と腸が相関するメカニズムがもっと分かれば、腸を通じて新たな側面から脳を理解することにつながるかもしれないと考えている。

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ちょっとコレ、目からウロコでした。
進化の過程からみると、腸が先で脳が後ってのはびっくりでした。

腸と脳の関係はこれからどんどん解明されていくかもですね。

さて、話が横道にそれましたが、本題は意識の事だったので、こちらの記事から意識についてみていこうと思います。

「意識とは何か」

この問いは、誰でも一度は考えたことがあるかもしれない。意識は全ての人にありながらも、それでいて誰もその正体を知らない。意識に関して紹介するさまざまな書籍やサイト、論文などがあるが、それらを通じて「意識は何であるかを完全に理解した!」という人はいない。

ここでは、そんな誰もが気になりながらも、決して結論に到達していない「意識」について、脳科学の観点から迫る。

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意識とは何か・・・。

僕個人的には、意識はなんとなく頭の斜め上後方に存在しているような感覚です。ただ、心の状況が切迫するような状態の時は、すごく心臓に近い位置に感じるような気がします。

なので、なんとなくですけど僕は日常的に自分の身体と意識との間に少しのズレを感じているんですよね、普段はそういう事を意識しませんけど。

あと、これは意識なのか何なのか分かりませんけど、僕の意識がふわっと大きな塊であるとして、その中に複数の意識があるような気もしています。
どれも僕という個人を共有している感じなんですけど、ちょっとうまく説明できませんが、いろいろ考え事をしていると、そういう大枠の意識の中で複数の意識が話し合っている感じがします。
まぁでもちょっと良く分からないんですけどね、なんとなくそんな感じがする気がするだけなのかも・・・。

「意識」が何であるかの説明を求められると戸惑う人も多いが、「意識じゃないもの」を考えろと言われれば、それは決して難しくない。たとえば、石には意識がないというのは多くの人が直感的に理解できる。同様に、鉛筆や消しゴムにも意識がないことは容易に理解できる。これに対して、自身や友人・知人には意識がある。これも誰もが感覚的に理解していることである。

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実は僕は、石でも鉛筆でも水にでも何にでも意識があるかもしれない、なんて思っていて、たまに誰もいない所で身近にある物品に話かけたりしています。

まぁ、心のどこかでそんなわけない、という想いもあるので、話しかけてから聞こえてるわけないよな、なんて苦笑いしたりするわけですが、もしかしたら・・・という想いもあるわけで、物を雑に扱ったりしてしまうと申し訳ない気持ちになります。

次に、ミカヅキモやユーグレナはどうだろう。ミカヅキモは接合藻類、ユーグレナは鞭毛藻類であり、いずれも「単細胞生物」である。これらは草よりも人間やチンパンジーに近いが、意識があるといえるだろうか。もしも単細胞生物であるミカヅキモに意識がないのであれば、多細胞生物であるミジンコはどうだろう。ミジンコに意識がないなら、オキアミはどうだろう。ダンゴムシ、カブトムシ、エリマキトカゲ、ウーパールーパー、ハムスター、ウサギ、ネコ、イヌはどうだろう。

例をイヌまで進めると、多くの人が「意識はある」と答えるかもしれない。それと同時に、石、ミカヅキモからネコ、イヌまでを追って考えたことで、意識は「オンかオフか」の二択で語れるものではなく、「全くない~完全にある」という連続性の中で語られるものであることに気づく。すなわち、「石には意識が全くなく、ヒトには完全にある。そしてその間の動物には、大いにあったり少ししかなかったりだ」という認識に至る。

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意識の大小ってあるのかなぁ、きっとそうなんだろうとは思うのですが、犬や猫だって同じような意識があるかもしれませんし、実はもっと大きな意識を共有してたりするかもしれない、なんて思ったり。

詳しくは後述するが、脳の中で意識を生み出すのは大脳のみであり、小脳は意識を生み出さない。つまり、小脳は“丸ごと”切除されても、ヒトの意識はそれまでと変わらずに存在し続ける。(※小脳摘出手術を受けた患者は、意識レベルに変化がないことが報告されている)

一方で、大脳は少しでも傷がつけばすぐさま意識に影響が生じる。場合によっては意識不明になる。このことから、上述した「なぜ脳にだけ意識があるのか」という疑問は、大脳に関しては正解だが、小脳に関しては不正解といえる。ヒトの意識は、大脳のみが生み出すのである。

ちなみに、意識を生み出す大脳にある神経細胞は約200億個だが、意識を生み出さない小脳にある神経細胞は約800億個である。意識を生み出す大脳のほうが、神経細胞の数は少ない。言い換えれば、意識の有無(強さ)と脳内の神経細胞の数は、全く関係がない。

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大脳で意識が生み出されているそうですが、その神経細胞の数が意識の大きさとは関係なさそうな感じです。ちょっと面白いですよね。

記事では小脳の働きについて詳しく記載があるので是非読んでみてください。
同じ脳でも大脳と小脳では役割が違っているのも興味深いですが、意識を生まない小脳の方が神経細胞が多いっていうのは不思議ですね。

そういや夢を見ている時の意識って、あれっていつもの意識なんでしょうかね。なんとなく別物なような気もします。
何だろう、意識は別にあって夢という世界で見たり体験したりしている感じ。

今日は意識について考えたり思ってた事を記事を参照しながら書き出してみました。

みなさんも意識について考えたりしたりしますか?

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