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一期一会(いちごいちえ)とは、茶道に由来する日本のことわざ・四字熟語。茶会に臨む際には、その機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主・客ともに互いに誠意を尽くす心構えを意味する[1]。茶会に限らず、広く「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」という含意で用いられ、さらに「これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」と言う言葉。

一生に一度だけの機会そのものを指す語としても用いられる[2]。

Wikipedia 一期一会

好きな言葉の一つが「一期一会」です。

本当の意味を調べた事がなく、言葉の雰囲気や”いちごいちえ”というフレーズが好きで、出会いを大切にしよう、みたいなくらいにしか理解していませんでした。

退職するにあたって、人事発令も出ていよいよ僕が会社を辞める事が周知されました。
短い期間でしたが、ここでの出会いも大切な出会いだったな、としみじみと感じたので一期一会という言葉が思い浮かびましたので、この機会に調べてみました。

いやぁ、こんなに深いというか、こんなに介護にピッタリの言葉もないな、と思いました。茶道が由来というのも何だか良い感じです。

『一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主・客ともに互いに誠意を尽くす心構えを意味する』
ケアの現場で忘れてはならない心だと思います。

退職については、自分が管理する拠点の職員さんには事前に伝えましたが、さすがに皆さんショックがあったようで申し訳ない気持ちになりました。

しかし、着任したのが2023年5月でしたが、5月はほぼ一カ月丸ごとクラスター発生した他法人の施設に援助要員として法人を代表して入っていたので、実質6月からの着任のような感じでしたので8か月くらいの期間しかなかったので、そんなに影響はないだろう・・・とは思っていたのですが、職員さん、特に関わりが強かった管理者・リーダー層からは残念です、という話を沢山聞きました。

一部ではモチベーションが上がらない等の訴えもありましたが、さすがに誰かが居る居ないで仕事への向き合い方が変わるというのは良くないでしょ、という話をしています。

ただ、やはり良くも悪くもリーダー次第でチームは大きく変わるのだなぁ・・・と改めて実感しています。

だからこそ、リーダークラスの介護職の育成は本当に重要な課題だと思います。

これまでも異動でいろんな場所で働いてきましたが、残念だ、不安だ、これからどうしたらいいんですか・・・等々の言葉は聞いてきたのですが、それぞれ1~2年以上はしっかり腰を据えていた場所だったので、そういうものか・・・とは思っていたのですが、今回は1年も経ってないのに以下のような言葉が聞こえてきてちょっとびっくりしています。

今まで何も変わらないと思っていた。
大兎さんが来てくれていろいろと物事が動くようになって、これからいろいろと変わっていくのだろうと思っていたのに、これからまた昔に戻るのかと思うと不安です。

あるリーダー層の職員Aさん

また何も聞いてくれないようになると思う。
不安しかない。

あるリーダー層の職員Bさん

今まで何を聞いてものらりくらり、何を言っても聞いてるのか聞いてないのかわからなかったけど、大兎さんはちゃんと聞いてくれて動いてくれた。
また元にもどると思うと不安です。

あるリーダー層の職員Cさん

会議の資料も方向性や必要な事がちゃんと書かれているのを初めて見て分かりやすかったです。こんな会議の資料は初めて見ました。

あるリーダー層の職員Dさん

代表的な4人の言葉を紹介しました。
まったく同じ言葉ではありませんが、だいたいこんなような事を複数の職員さんからも聞いています。

まずは話を聞いて、そんな事はないでしょう、ちゃんと聞いてくれてた(動いてくれてた)と思うよ。とフォローはしてみたものの、返事の内容が具体的な事例を元に何をどんなにしてくれなかったのか、という話を聞かされたので、正直言葉に詰まりました・・・。

こういう切実な話を聞いていて改めて実感したのは、能力・スキル・視座が高い職員さんほど、現状を変えたい、という想いが強いという事です。
それに会議の資料も良く読んでます。

変えたいと思うという事は、そこに不満や不合理性があるという事で、そういう事を少しでも変えていきたい。
その状況が変わらない事に大きな不安を感じる。

これらの心情は本当によく理解できます。
僕自身がそういうのを我慢できない性分なので・・・。

だからそれが出来る役職に就くことで少しでも自分なりに良い様にしていく、というのを繰り返してきました。
当然、結果を出さないと承認もされないので、経営結果も出しながらの事でしたが、個人的にはそこの部分については、現状を変えられる・変わる事に期待してくれた職員がついてきてくれた結果だと思っています。

しかし、そうではない上司が多いという事実も彼ら彼女らの話から見えてきます。

特に、相談や質問に的確に答えてくれなかった・・・というのはちょっと本当に大丈夫か?と思いました。

そうはいっても僕も大した対応は出来てなかったと思っていますが、そんな対応ですら今までにない対応だったようで、ちゃんと教えてくれる、応えてくれる、という事だったようです。

別の機会で、関連会社で僕よりも職位が上の方が僕の退職の事を聞いて先日会いに来てくれました。

上述したように前任の方の対応があまり良いとは思えなかったので、ちょっと聞いてみましたが、こんな話がありました。

そりゃ大兎さん、何か言えば何でも反論してつぶすような上司だったんだから誰も意見を言う気にもならないし、可能性なんて感じれなかったと思うよ。

関連会社のEさん

関連会社ですが結構近い関係なので、しょっちゅうやり取りがある関係ですし、いくつかの会議は合同で開催されるので前任さんの事もよくご存じで、そういう会議の場でEさんも結構反論されたりダメ出しされたりしていたようです。

否定から入る上司ですね。
今時そんな人がいるのか・・・と思いましたけど、居たみたいですね・・・。

いろんな上司が居ていいとは思いますが、やはり上司であれば、部下の話や意見は一旦はまるごと受け止めないといけないかなぁと思います。
その上で助言なりする。

そしてその前提として、上司は誰よりも勉強なり学習なりをしておかないとダメなんじゃないかと思います。

なんとなくですけど、自分が勉強もしてないのに部下に努力しろ、頑張れ、というのはちょっと・・・ですし、適切な助言だって出来ないですよね・・・僕自身は、すごい不安ありますので常に新しい情報を仕入れてないと不安ですね。

それでも知らない事っていっぱいあるし、部下から学ぶ事も沢山あるので何でも小さな事でも吸収しようという意識は重要じゃないかなぁと思っています。


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