総合事業のケアマネジメント「報酬への配慮を」-介事連・・・という記事の紹介です。
現場の声をこうしてしっかりと伝えてくれているのは嬉しいですね。
財務省は、現場の声とは全く違う見解で、ケアマネ報酬の見直しを要請していますのできちんと現場の現実を反映させた報酬にしてもらいたいものです。
こちらの記事は以前にも紹介した内容ですが、こんな感じで財務省はケアマネ報酬を引き下げようと考えている節があります。
個人的には、引き下げるどころか予防支援の報酬は直ちに引き上げるべきと思ってましたが、今回紹介の記事の中でも多くのケアマネが予防プランの報酬が実務に対して低すぎると感じている事が明らかになっています。
来年度の改正で、ケアマネ事業所が新たに指定を受けて予防プランも作成できるようになるのであれば、書式は統一されるべきだと思います。
実際、要介護のケアプランに慣れていると予防プランはわかりにくいです。
同時に、要望でもあるような書式の簡素化や手順の簡素化も必要だと思います。
総合事業は市町村によって独自の制度をある程度創出できる仕組みになっているので、ローカルルールについてはあるのが前提の制度だとは思いますが、合理性を欠く過度なローカルルールってどんなだろう、と逆に興味がわきました。
総合事業のローカルルールではないですけど、普通のサービス事業所でもこれだけのローカルルールによる書類業務があって、それが行政によって増えたり減ったりという状況です。
僕自身も、大阪の豊中市、北海道の室蘭市、登別市、白老町、苫小牧市、浦河町、歌志内市、上砂川町、芦別市、赤平市のサービス事業に関わってきましたが、同じ書類でもこっちの行政ではOKでも、別の行政では書類が足りなかったり、書式が違ったりというのは良くありました。
総合事業のローカルルールについては、こちらの記事が詳しいですので紹介して引用します。
実際、総合事業の基準緩和型のサービスを受けてくれる事業所がほとんどないというのが現状ではないでしょうか。
ただ、そうだと地域の利用者さんも困るので、それこそ地域ごとで利用者さんにも事業者側にも不利益になりにくいローカルルールが存在するのではないかとも思います。
そもそも民間で経営競争をさせる中で質を高めようとする介護保険制度なので、そこに公平性を求められたら本当に公正中立な立場で運営している事業所が淘汰されてしまうでしょうし、実際、そうなってきたと思います。
いずれにしても、介護報酬のこれ以上の引き下げは良い方法とは思えませんので、今回紹介した記事で紹介されているような現場の声をしっかりと制度を作る側の人に伝えていかないとダメだと思いますし、こういう取り組みを改定を控えたこの時期にどんどんしてほしいと思いました。