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【映画感想】タイムパフォーマンス最強映画 映画『トゥルーマン・ショー』

「おはよう! そして会えない時のために、こんにちはとこんばんは!おやすみ!」
朝でも夜でも昼でも、いつ観ても元気をもらえる映画でした!
強いて言えばなかなかやる気が出ない時や行動を起こせない時に観ると、原動力になってくれるかもしれないです。

この記事は映画『トゥルーマン・ショー』のネタバレを含みます。ご注意下さい。

 

あらすじ

離島の町シーヘブンで生まれ育った男トゥルーマン。保険会社で働きながら、しっかり者の妻メリルと平穏な毎日を送る彼には、本人だけが知らない驚きの事実があった。実はトゥルーマンは生まれた時から毎日24時間すべてをテレビ番組「トゥルーマン・ショー」で生中継されており、彼が暮らす町は巨大なセット、住人も妻や親友に至るまで全員が俳優なのだ。自分が生きる世界に違和感を抱き始めた彼は、真実を突き止めようと奔走するが……。

https://eiga.com/movie/47169/

ジャンル分け不能

ルーティン化した日常

コメディドラマとはなっているんですが、その割にシリアスなシーンや心に訴えかけてくるシーンが多かったと思います。

テレビ番組の中だったとトゥルーマンが気付き始めてからは、彼がどうなってしまうのか少し心配でした…
ですが、そこはコメディ要素強めで深刻さを上手い具合に中和してくれていたので、観ていて温度差で疲れるといったことは全くなかったです。

国外の危険性や飛行機事故の可能性をやたらPRして、全く客を呼び込む気のない航空会社が個人的にツボでしたw

真実か嘘か

ドキュメンタリーを普段観ることはほとんどないんですが、自分の知らない世界や他人をありのままに観られるというのが魅力だと思います。

この番組『トゥルーマン・ショー』は、一見するとトゥルーマンの生活をありのままに映しているように観えますし、視聴者もそれを楽しんでいるように観えます。

しかし、実際は作られたストーリーであって到底ドキュメンタリーと呼べるものではないと思います。

隠しカメラや天候操作など、技術はSFのレベルかも?

視聴者が真に観たかったのは、作られていないトゥルーマンのありのままの姿だったはずです。
だからこそ、今まで楽しんできた偽ドキュメンタリーを捨てて、脱出に奮闘するトゥルーマンを皆が応援したんじゃないでしょうか。

偽の妻がいても本物の想いを諦めきれなかったところも合わせて、真実(自己)の重要さを考えさせられました。

何を受け取るべきなのか

2時間に満たないコメディドラマ映画でここまで多くの事を考えさせられるとは思いませんでした…

この番組に出演していたら、自分の人生に対する責任を回避できるんじゃないか、果たしてそれは健全なことなのか、楽しいのか、でも人によっては良いことなんじゃないか…

偽の世界に縛られたトゥルーマンでさえ自分に従って自由になれたのだから、視野を広くもって、自分に正直になって生きていきたい…

 

自分(の真実)は周りとの関係で少なからず作られる。関係が家族や友人ほど深いものだったとして、その関係が嘘と分かった時、私だったら耐えられるだろうか?そう考えるとプロデューサーの説得も少しは理解できる気がする…
などなど。

最後に

度が過ぎるやらせや不自然なCMなど、現実の番組に対する挑発的な部分もあったように思います。
1時間43分ですが、体感1時間、内容2時間30分といった印象です。ラストも清々しい気持ちで観終えられますし、満足感100点の映画でした^^

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

画像の出典
トゥルーマン・ショー : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
トゥルーマン・ショー|CINEMORE(シネモア)
トゥルーマン・ショー | ぴさん (ameblo.jp)

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